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カテゴリ:不思議な世界
私が天柱石を訪れるのは、約6年ぶりで5回目か6回目です。あるいはもっと訪れたことがあるかもしれませんが、遠い富山支局時代のころ(1984~85年ごろ)の話なので覚えておりません。
とにかく最初に天柱石を見たとき、夕闇にそびえ立つ異様な巨石に驚いたことを今でも鮮明に思い出すことができます。巨大な宇宙船かと思ってしまいました。それほどインパクトの強い、船のような形をした巨石なんですね。 久しぶりだったので、途中で一度道に迷ってしまいましたが、車を走らせているうちに段々道を思い出してきます。普段なら天柱石のそばまで車で行けるのですが、落石の危険があるので道路は閉鎖されており、1キロほど手前から歩かなければなりませんでした。 その道中にも桐の花が咲いています。 このような奥深い、霧立ち込める山の中を歩いて行きます。 午後1時半ごろでしょうか。ようやく天柱石に到着します。まだ少し小雨がぱらつく、どんよりとした天気です。その天気を反映してか、天柱石も暗く落ち込んでいるように見えます。 天柱石の周りには重たい念が渦巻いているらしく、ひめのさんの足が止まってしまいます。クッキーを差し上げて元気付けた(?)話はひめのさんのブログに書かれていましたが、その通りです。私の力が足りないばかりに、ご苦労をおかけしてしまったようで、すみません。 喜楽さんやひめのさんによると、この天柱石を崇め奉り、自分の力を強める目的でこの巨石を利用しようとした人たちの念が天柱石に覆いかぶさっているのだそうです。本来は、どうやらもっと人間と近しい存在だったようですが、今では天柱石は幾重にも結界が張られ、まるで使い古されたぼろ雑巾のようになっているとのことでした。 本来の天柱石とは、位山の光岩と同様に宇宙の光を受発信する光通信装置のアンテナであったのだと喜楽さんは説明します。ところが今はそのアンテナも錆び付いて、機能を果たさない状態になっているそうです。 本来の姿を回復させるためのお祈りが、喜楽さんの主導で始まります。 喜楽さんは「天の窓」を開き、天柱石に「宇宙の光」を下ろしているようでした。そのときの写真はこれです。 天柱石の洞窟付近から撮った風景です。 まだまだ霧が立ち込めていて、視界はよくありませんね。 下の写真は天柱石の後ろにある岩です。 少し明るくなってきましたね。 天の窓は開いたけれど、まだ大地に宇宙のエネルギーが下りていないなあ、あともうちょっとなんだけど、と喜楽さんは言います。ひめのさんは「忘れ去られた悲しみ」を感じながら、天柱石に「愛のエネルギー」を注ぎます。 ひめのさんは非常に細やかで、優しいエネルギーを持っていらっしゃいますね。 そのときです。ほら、どんよりとした雲間から薄日が差してきましたよ。 あともう少しのようですね。天と地が開いても、肝心の人間(地球上の生物)の心が開かれないと、天柱石が完全に開かれたことにならないそうです。 そこで最後の仕上げとして、天柱石の全体が見渡せる「天の真名井」からお祈りすることになりました。 これが「天の真名井」です。 この場所からは天柱石の全体が見渡せます。 木でちょっと隠れていますが、ひめのさんの向こうに見えるのが天柱石です。 天の真名井からひめのさんと天柱石を撮るとこうなります。 さて、天と地が開いたからには、あとは人(私?)の心を開かなければなりませんね。 そこで喜楽さんがヒントをくれます。 「一人の力では天柱石を開くことはできないんですよね。布施さんは普段から自然のエネルギーと親しんでいるようですから、すべての動物、植物、鉱物のエネルギーで天柱石を祝福するように祈るといいですよ」 えっ、それって「ドラゴンボール」に出てくる「元気玉」? 「元気玉」は相手を傷つけるために使ってはいけません。祝福するために使うのが、本来の「元気玉」ですね。 それならイメージしやすそうです。私はこの惑星に存在するすべての動物、植物、鉱物に語りかけ、天柱石を祝福するように祈りました。 絵にすると、明るい草原の中で天柱石の周りの水辺に鹿などの動物が集まり、蝶々が楽しそうに戯れ、鳥がいたるところでさえずっているような強烈なイメージです。ひめのさんが昨日紹介された絵(鬼ちゃんという方がひめのさんの夢のイメージを絵にされたそうです)に似ています。 しばらくすると、天の計らいか、天柱石に日が当たり始めます。 ひめのさんの右斜め上の部分が少しだけ明るくなっていますが、これは天柱石に日の光が当たって紫色に光っているんですね。 天の真名井から撮った別角度の写真です。 日が当たり始めているのがわかりますね。 ひめのさんや喜楽さんは日の光が差している部分を指して、虹色が見えると驚いています。 私には虹色には見えませんでしたが、何が見えていたかと言うと、桐の花が見えていたんですね。だから、紫色に光る部分を見て、なんで桐の花が見えるんだろうと不思議がっていました。 上の写真で言うと、中央やや右上の紫色に輝いている部分ですね。驚いたことに、その光のそばを蝶々が飛んでいます。自然界の動植物は敏感ですから、気が変わったのがわかるんですね。 そして、その光に誘われるように、ひめのさんも天柱石に向かって急ぎます。 私たちもその後を追い、天柱石に光が当たっているところに近づきます。 これがその光が当たっていた部分ですね。 近くで見ると、紫の岩肌に緑のコケが生えているのがわかりますね。 そしてその岩肌を伝って、今しがたまで降っていた雨のしずくが滴り落ちています。 ちょっとこの写真ではわかりづらいと思いますが、光の線のように写っているのがしずくです。そのポタポタと落ちるしずくとひめのさんが戯れています。ひめのさんも天柱石も本当にうれしそうです。それを見ていると、私まで楽しくなってしまいます。ひめのさんがブログに書いていた「大昔に置き去りにしなければならなかったわが子」と再会できたのでしょうか。 これからは私も、自然を愛でるたびに天柱石を祝福いたしましょう。光と愛に満ちたイメージを天柱石を通して、皆様にお届けいたしましょう。これでもう、天柱石さんともお友達です。みなさんも、天柱石を訪れる際は、恐れではなく、楽しいイメージで祝福してあげてくださいね。 私たちはこれで、光と水、そして動植物や鉱物に祝福された天柱石を後にしました。 おや、まだ続くようですね。エピローグ「白鳥町」が残っていました。 ちなみに喜楽さんが紹介された本日のテーマ曲「雪の華」はこちらで聴くことができます。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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