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あおがえるのひとりごと

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2007.04.21
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カテゴリ:お遍路

17日目。27番神峰寺(こうのみねじ)の麓から28番大日寺(だいにちじ)まで34km。

地図を見ると、今回の行程はほぼ海岸の堤防沿いを歩くことになりそうだ。

いつものように、7時半に宿を出発。

早い人は6時半~7時に出発するので、出発するのは大体最後のほうになる。

出発前、浜吉屋のおばあちゃんが納札(おさめふだ)が欲しいとおっしゃるので、お渡しする。

他の宿泊客はバタバタと用意して行くので貰えなかったと笑いながら、有難そうに受け取

られる。体中をそれで拭うようにして「力を貰うんよ。」

 

昨日と打って変わって天気は良い。空気も澄んで今日も一日頑張ろうという気になる。

P1000643_edited-1.jpg

しばらく行くと安芸市に入る。安芸市は阪神タイガースのキャンプ地で有名。

トラキチの僕としては名前にはなじみのあるところ。

市街地までは遠いが、こんな所まで歩いてきたのかと今更ながら実感する。

 

P1000649_edited-1.jpg

P1000656_edited-1.jpg

安芸市に入るとほぼ海岸沿いなので堤防から海岸へと降りてみる。

海岸沿いを歩いていこうかと思うが、足をとられ思うように進めないので断念。

しかし、海の色が碧々として、海岸が遠く足摺岬まで障害物なく望め、なんという開放感

か!と晴れ晴れとした気持ちになる。この海をみながら今日は進むのだ。

 

海岸沿いから途中安芸市街に入る。ローソンで飲み物を確保し、駐車場でマメの治療。

左足の小指。マメがどんどん広がってきているのはどういうこと?

水がぬけきれていないのだろうか。何回やってももう出てこないのだが。。

小指の痛みは歩くたびに響く。当然ペースも遅くなる。

 

なんとか市街地を抜け、また海岸沿いのサイクリングコースを歩くことになる。

あと距離は半分。

P1000670_edited-1.jpg

 

道端にたんぽぽの種が、風を待っている。

P1000678_edited-1.jpg

 

P1000669_edited-1.jpg

 

もうひたすら海岸沿いのサイクリングロード。。。歩けど歩けど景色はあまり変化しない。

これはこれで少し飽きてくるなぁ。。。と思って、屋根のあるベンチに座り、足の手入れ。

そこに、年配のご夫婦が通りかかられたので、挨拶をするとこちらに来られる。

「歩き遍路か?どこから来たが?」

「和歌山です。」

と、会話をするうちに、NHKでお遍路の特集をやっているらしく、そこでの情報を詳しく教

えてくださる。ちょうど退屈しかけていたところだったので、こういう出会いはちょうど良いタ

イミング^^有難い。

ご夫婦が行かれたので、そろそろ出発。

足のむくみは過去最高。普段のサイズより大き目のサイズなのだが、結構パンパン。

一日30kmずつ歩くとだんだんこうなってくるのかなぁ。。。

 

3分の2を過ぎたあたりから、足が進まなくなってくる。。いつもより早い段階。

そこに通りがかったおじさんが、「どこまで行くが?」と声をかけてくださる。

「高知黒潮ホテルです。」

「ほなあと3時間くらいやな!がんばって!!」

しゃべり方が焼山寺の遍路ころがしでお世話になった金山さんと似てるなぁとなんとなく

思う。

 

やっとの思いで、道の駅 夜須までたどり着く。。。足の状態はピークを越えている。。。。

無意識にかばっているのもあるのだろう。

ホテルまであと6キロ、今のペースだと2時間はかかりそう。と思うとげんなり。

夜須にはごめん・なはり線の駅があるので、それで行こうかと時刻表を見に行くと、

あと30分待ち。待ってられないので、トボトボと進みかけると。

 

「お~!まだこんなところに居たがか?」と聞いたことのある声。

さっきすれ違ったおじさんがニコニコしながら近づいてくる。。。

「はい。足が痛くて。。。」

としばらくおじさんが一緒に歩いてくださる。少し気がまぎれて進むことができる。

おじさんは地元の方で石丸さん(65歳)、毎日サイクリングコースを10km歩いているん

だとか。

石丸さん「通し(一気に一周)で歩くが?」

いーぴん「いえ、実は明日一旦もどるんです(笑)夕方の飛行機なので、それまでにどこか

観光できるところはありますか?」

石丸さん「ほうか!そんならわしが案内しちゃる」

いーぴん「!?いいんですか??」

石丸さん「ええ、ええ。明日は暇やき、連れてっちゃる!!」

石丸さん「ところで、もうあとちょっとやき、車乗ってかんか?」

いーぴん「。。。ありがとうございます。よろしくお願いします。」

 

車でホテルまで送っていただく。

車中、「お接待は基本的には断ったらいかん。”こだわらんこと”が本当や。」と。

お遍路さんの歴史についてもいろいろと教えてくださる。

石丸さんが小さなころのお遍路さんは、事情で家に帰れない人や、大病を患った人が白

衣を着てお四国を廻っていたら、お接待で暮らしていけた事。

金剛杖はお四国廻りの途中で亡くなった方の卒塔婆になるということ。

子供のときに悪さをしたら「お遍路さんに連れて行ってもらうよ!」といって怒られたことな

ど。

 

宿まで送っていただき、明日また連絡をくださるとの事で別れる。

高知黒潮ホテルは基本的にビジネスホテルだが、一泊5250円~で天然温泉にも入れる。

部屋もきれいで広い。ユニットバスも普通より広く快適です!

 

疲れのピークも明日帰ることを思うと少し寂しいような。。。

引越しを済ませできるだけ早く続きを歩きたいなと思うのでした。

 

 

 






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Last updated  2007.04.21 13:05:02
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