カテゴリ:美術館・画廊メモ
はじめてのデザイン・フェスタ訪問。
何しろビッグサイトが会場。あまりに沢山のブースがあって、見るコツがわかりませんでしたが、午後1時20分から5時ごろまでさまよってみると、うん、次もまた来ようねと。 4階のJ・Kエリアで20作品くらいのライブペインティングが出来上がっていくのを、2時間おきに見るととても楽しめました。 ライブペインティングで、飛ぶ鯨の絵を早々完成させた 福岡の画工作家・仁美(ひとみ)さんに、似顔絵スタンプを作ってもらいました。 「東京は初めてなんですが、建物がおもしろいですね」 と。 美術は独学とのことですが、多くの人の心にすなおに入り込む色づかいと描線。 笑顔がすてきな浴衣姿でした。 二人組で女の子たちをポップに描いていた KOTA さんと mizuka さんは B5判 68頁の立派なイラスト集 “LOVE art mag.” を企画制作して無料配布していました。 52人のイラストレーターの作品をアート紙に色刷りしたもので、今回のデザインフェスタの配布物のなかでは抜きん出た豪華版。 名古屋市港区で LOVE ACTUALLY というプロダクションを作っての活動。志の高さに感服です。 KOTA さん、mizuka さんとも、日頃はコンピューターでイラストを描いているそうですが、フェスタでは絵具と筆で。 あと、Yasuhiko Ito さんは、ポートレート写真を和紙に模写して吸引力のある作品に仕上げる ひと。自分のブースに坐りこんで黙々と作業していました。 ブースには不在でしたが、幻想ペン画の緋月(ひづき)さんも、自我の強そうな美女を描いて、いいお仕事。淡い色付けも含め、ぼく好みです。 * イラスト系の絵が大半ななかで、本格絵画を展示している作家ふたりに注目しました。1階のGエリアで。 ひとりは内田佳那さん。宇都宮の美大で勉強したひと。色づかいに思い切りがあり、金魚にみられる描写線の腕は確か。 ケーキのゴチャゴチャといった今どきはやりのテーマに埋没せずに、新鮮なトピックスを見つければ、伸びますね。 内田さんは今年秋、Gallery 銀座フォレストで個展をやるそうで。 さすがフォレストのオーナー・森 弘彦さんの選眼力。 もうひとりは武蔵野美大油絵卒のイトウ・チエさん。 ガスマスクをつけたセミヌード画は、ぞくっとさせられました。 顕微鏡下のミジンコをコラージュしたのといい、モノクロに微妙に彩色したのといい、センス好し。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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