今日は少し電子レンジを使って実験をしてみました。
以前から電子レンジを使った豆の加熱には興味があったのですが、
先日テレビで村上祥子さんを拝見して刺激を受けました。
この方、電子レンジを駆使して何でも料理しちゃう。
ビーフシチューやケーキスポンジなど常識に囚われない料理作り。
しかし理論にしっかりと裏付けられているんです。すばらしいっ!
そこで僕が教わったこと
・電子レンジは水分の多いものから加熱する
→加熱する容器の下の方に水分の多いものを入れておく
・電子レンジは角張ったものに加熱を集中させる
→根菜類は角ばったカットの方が熱が入る
実は、以前からコーヒー生豆を電子レンジで加熱したことはあったのですが、
ムラだらけでどうにもならない、というのが結論でした。
しかし、村上さんのことを見てから、電子レンジの特徴を知って使えばよいのだと思い、
焙煎の下煎り(水抜き)工程について、ムラ無く加熱処理を行うのに効果的ではないか。
こう考えました。
<実験>
電子レンジを使って豆の加熱実験。
使用した豆はハワイコナです。
右は電子レンジで200ワット/7分間加熱した状態をカットしました。
予想通り内部から変色が始まっています。
左はその後500ワットでさらに加熱したもの。
良い感じの色ですが、やはり表面より内部の色が濃いのが分かります。
こちらはいつもの方法で焙煎したものです。
右は下煎り工程後。(ちょっとやりすぎテヘヘッ(*゚ー゚)>)
豆の実に沿って焼けているのが分かります。
左は続けて本煎りしたもの。
上の電子レンジのものと比較すると違いが分かると思います。
電子レンジで200ワット7分後の豆。
電子レンジでの加熱はムラになりやすいことが分かっているため、大皿に豆が重ならないように並べ、さらになるべく出力を落として加熱したのですが、
この時点ですでに若干ムラが出ています。
豆は熱々の状態です。
さらに出力を500ワットに上げて加熱。結果このようにムラは大きくなりました。
ここまでの経緯を踏まえ、生豆50gを大皿に均等に並べ、200ワット5分の加熱
そこから焙煎器に切り替えて、中火で焙煎
焙煎器に移し替えてから5分くらいで爆ぜ開始。約7分、2爆ぜが始まったところでストップしました。
結果、見た目はこのようにきれいに焙煎が出来ました。
内部もうまく加熱されているように見えます。
<結論>
・電子レンジは下煎りに利用できる。
・焙煎時間短縮と安定した下煎り工程が期待できる。
・加熱時はムラにならないよう大皿に並べる。
後は味が問題ですね(⌒-⌒)
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