大ちゃんのお気に入りの場所について、もうちょっと深く探ってみたいと思います。

　　　そこは、田んぼの真ん中にあって、

　　　毎年稲刈りが終わると決まって行きたがる場所。

　　　田植えをする際、邪魔じゃないのかな？

　　　もしこの盛り土部分もきれいに耕せば、あと３０束くらいは稲を植えられるんじゃないかな？

　　　なんて、素人の目には映ってしまいます。

　　　それをわざわざ残しているということは、もしかしたら 「祠（ほこら）」 なるものが

　　　存在するのか？

　　　何もありません。

　　　でも、大ちゃんは鼻息荒く何かを探しているように思えます。

　　　ここまで興味を抱くということはもぐらさんの巣があるとか？

　　　風が強い日も（）頑張りました。

　　　足を何度も踏み外しながらも続けます。

　　　緑の草の上からさらに垂直に伸びる枯れ枝が作業の邪魔をするようで

　　　イラつきながらがじがじする日もありました。

　　　なので

　　　私も協力して、枝をポキポキ折り緑の面積を増やしてやりました。

　　　その後は、何かを探すという行為はほどほどに、

　　　ゆっくりと腰をおろし、

　　　くつろぐ空間へと変わっていきました。

　　　それは、

　　　まるでベッド。

　　　我が家にある大ちゃんのベッドと同じくらいのサイズかな？

　　　農家の方の作業が始まったら田んぼには入れないから、

　　　それまでの期間限定だよ。