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2014.09.12
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カテゴリ:絵日記

   父が亡くなり、無事に葬儀を終えたものの、

   その後の仕事がいっぱいで、忙しい毎日を過ごしています。

   でも、残された家族が今後のことを真剣に話し合ういい機会になったし、

   協力しながら1つ1つ仕事をこなしていく・・・その団結力みたいなものを肌で感じ、

   家族っていいなぁと改めて思うようになりました。

   もちろん、その輪の中に夫もいます。

   なぜこの「大ちゃんブログ」 に父のことを書くのか?

   そもそも大ちゃんが家族になったのは、父のおかげだから。

   おおげさに言うと、父なしで大ちゃんの事を語れないわけです。

 

   最初は、大ちゃん(・・・というより犬)を飼う案に反対していた私たち。

   前に飼っていた柴犬を亡くしてから10年以上経っていたにもかかわらず、

   私はあんな悲しい思いを二度としたくない!と強く思っていました。

   誰の賛成も得ぬまま勝手にブリーダーさんの元を何度か訪ね、

   一番おとなしい子を選んで連れて帰ったのが大ちゃんでした。   

絵日記0907.jpg

   枕もとで父に話しかけながら、涙する夜が続きました。

   目を開けなくなっても、言葉を発しなくなっても、

   耳は最後まで残るから、ちゃんと聞こえているから、

   いっぱい話しかけて感謝の気持ちを伝えてあげてね。

   ある方からそう聞いていたので、毎晩必ず声をかけて寝ていたのですが、

   私が父の寝室からなかなか戻らないので、大ちゃんはよく覗きに来ていました。

   亡くなる1週間程前、大ちゃんを父のベッドの上に乗せて話しかけました。

      「父さん、大ちゃんココにおるよ。」

   大きな目的は2つ。

   触ることで気持ちが安らぐかもしれない。

   そして、大ちゃんから感謝の気持ちを伝えておきたい。

   父は右手を伸ばして、いっぱい撫でてくれました。

   特に印象に残っているのが、

   頬から耳のトン先まで大ちゃんの形をなぞるようにしていたこと。

   心から大ちゃんを愛しく思っていることがよく分かりました。

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*  

   まだしっかり意識があり、話が出来ていた頃、

   父は私に相続の話をし始めました。

      「大ちゃんに賞金円。」

   ええ----?

   はぁ----?

   思わず大きな声を出して驚いてしまいました。

   決して冗談ではなく父は本気でした。

   想像をはるかに超える愛情を大ちゃんに注いでくれていたことを知ったあの日の夜のことを

   今でもはっきり覚えています。






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最終更新日  2014.09.12 23:07:02
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