ナタヨ―ガでは呼吸法の中で内蔵引き上げ(ウッディーヤナ・バンダ)をやっています。ヨガ行者でお腹がベコッとへこんでる写真や映像がたまにありますが、あれです。息を吸ったところから、吐ききって止めて内蔵を胸の奥に押し上げていく。真空パックみたいにお腹がキュ―ッとへこんで、おヘソが自分で見えなくなるぐらいにお腹が背中にひっついたようになります。
これが見るのは簡単だけど、やるのはなかなか難しい。上がらないな、どうやるんだろう?と思いつつ、数年過ぎてしまいました。力でお腹を押し上げようと頑張っていました。外からお腹をギュッと押すように、引き上げようとしていました。だけど、それではいつまでやってても上がらないんですね。
ところがある時、あまりに出来ないので諦めて、もう引き上げようとはせずに、違うことを考えながら内蔵引き上げをやったら、クククッといつもとは違う感覚でシュルシュルとお腹があがっていったのです!それは「えっ?」って思うくらい楽で、力の抜けたものでした

力では内蔵引き上げはできない。その時始めて知りました。上に上がっていくという方向性だけ意識して、力を抜くと驚くぐらい内蔵があがっていくんだ、方向性が大事なんだ、と。
何かがすんなり行かないとき、つい力技でなんとかしようとしてしまうけれども、むしろ逆で、力を抜く工夫をしたほうがいいのだと実感したのでした。
Last updated
2006.09.20 15:36:25