テーマ:今夜のおつまみ(2144)
カテゴリ:普段着&季節の和食
人参やごぼう、ひじきなんかがちょこっとずつ残っている時、コレを作りたくなります↓
根菜の味をごま油と木綿豆腐、卵でまとめた、噛みしめるほどに美味しい「ぎせい豆腐」 。 いろんな色の具が使われていて、切り口もキレイですよね^^ 「ん??」と思う名前の由来は、一旦崩した豆腐を再び形にまとめることから。精進料理の一つだそうです(「擬製豆腐」と書くらしい)。精進料理のクセに、お酒にとても合います^^; ・・・が、私がこれを知ったのはそういう云われからではなく、この人の料理本がきっかけでした。 ←100歳目前まで元気に生きた、作家の宇野千代さん。 ↑前列左端の「私の作ったお惣菜」というのがそれです。 (集英社文庫、780円・・・私が買った当時は700円だった) 昔から文庫型の料理本が好きで、中学生の頃からいろんなのを買っていたのですが、中でもこの本は結婚してから段違いにお役立ちな一冊。「ご馳走」と言うよりも、ホントに日常的に食べたい、素朴な郷土料理やお惣菜がいっぱい詰まっています。語りかけるような文体も読んでいて心地よいし、お惣菜ひとつひとつに織り込まれるエピソードも楽しい。 そして何より、昔の人って手抜きをせずにちゃんとごはん作ってたんだなぁ、と思い知らされます。普段は手抜き料理をモットーとする私ですが、たまにはちゃんと作りたくなったりして^^; そんな千代さんの得意料理の中から、私が最もよく作っているのがぎせい豆腐。余計な調味料を一切使わず、砂糖ちょこっとと塩、ごま油だけで素材の味を引き出します。焼き立てを食べてももちろん美味しいですが、冷めてからでも味が落ちないので、お弁当のおかずや晩酌のお供にもピッタリ。この味は特に、焼酎か日本酒に合わせたくなります^^ 本にはレシピが細かく書かれていないため、下記は私が作る際の分量です。作り方も若干変えてあるので、(ごぼうのアク抜きと野菜の下茹でを省略。手抜きプラス、野菜の栄養を逃したくないのでこうしました^^)是非お試しくださいね!^^ ≪根菜が味わい深~い♪滋味満点、よく味わって噛みしめたいぎせい豆腐≫レシピ:1本分 <材料> ・木綿豆腐 1/2丁 ・人参 4~5cm ・きくらげ 少々 (ひじきでもよいです) ・絹さや 4~5個 ・ごぼう 4~5cm ・卵 1個 ・塩、砂糖 各少々 ・ごま油 適量 1) 木綿豆腐は重石をして水気を切っておく。人参・水で戻したきくらげ・絹さやは大きさを揃えた細切りに、ごぼうは細かめのささがきに。 2) 1)の野菜を、ごま油を敷いたフライパンで軽く炒め、砂糖・塩で軽く味付けする。豆腐はボウルに入れて崩し、卵を混ぜてすり混ぜ、粗熱を取った野菜も加えてむらなく混ぜる。 3) フライパンまたは卵焼き器にごま油を熱し、2)を流し入れて焼く。片面にこんがり焼き目がついてきたら三つ折りに。側面(厚みの部分)にもしっかり焼き目がつくように、じっくりこんがり焼いてください^^美味しいですよ~!!^0^ ★コツらしいコツは特にありません^^;薄味なので、お醤油をたらした大根おろしを添えても美味しく頂けます。この時は、絹さやがなかったのでほうれん草で代用しました。 ↑ ↑ 2種類のランキングに参加しています。 順位が上がると、より多くの方々にご覧頂くチャンスが広がります^0^ ポチッと応援、お願いいたします^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.20 10:41:07
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