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世界のごはんとアリーナ&スタジアムグルメ生活

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2008.02.13
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これもまた、長いこと作りたくて作れずにいた激ウマ中華(B級グルメ)のひとつ。
土鍋で炊いた味付けごはんです。「焚(←正しくは「保」+「火」で1文字)仔飯」といって広東~香港あたりでメジャーな食べ物のようですが、私は上海で食べました。香港では「ポウチャイファン」(広東語)と読むようです(普通語(北京語)で読むと「バオズファン」なんですけどね^^;)。「ポウ」は鍋とか煮込むとかいう意味で「仔」は小さい。だから「ポウチャイファン」は、「小さな土鍋で炊くごはん」という意味です。

            中国の土鍋飯(鴨・栗・椎茸)

ごはんに色がついているのがわかりますか?これ、調味料を入れて炊き込んだのではなく、炊き上がりに醤油ダレをかけてジャッ!とおこげを作りながらかき混ぜ、しばらく蒸らすんです。このタレの染みたごはんが美味しいんですよね~。たまりません!!

            中国土鍋ごはんアップ

このツヤ、美味しそうでしょう?鴨の脂とタレのおかげです^^v
現地でポピュラーな具には「鶏+栗」「鶏+椎茸」「蝋腸」「蝋腸+青梗菜」「牛肉+卵」などいろんな組み合わせがありますが(私が上海で食べたのは「蝋腸+青梗菜」にゆで卵が添えられたものでした)、今回はたまたま家にあった「鴨+栗+椎茸」で作ってみました。鴨から出る油がごはんに染みこんで「ウマー!!」です。ダンナさんに食べさせるのは初めてでしたが、「感動的にウマイ!」と喜んでました。

今回は鴨を使っているため、作り方が若干独特です。鶏を使うのがより一般的なので、鶏で作る場合の作り方も併記しておきますね。基本的には醤油ダレがポイントなので、具はお好みのものでOKです。お好きな具を入れて試してみてください^^

それと、これは鍋にできたおこげも残さず食べてください。そのまま食べても美味しいですが、現地では最後にスープを入れてお茶漬け感覚で食べるのも人気があります。この日はこんなメニューだったので、最後にスープ(春雨と野菜・きのこ・豚肉の具だくさんスープ。ベースは鶏がらスープの素と塩コショウ、紹興酒、オイスターソースです)を土鍋に注いでいただきました^^

            080210夕食

土鍋でごはんを炊くのは、慣れないと最初はちょっと難しいですが、炊飯器より早く炊けるので、急いでいる時にも便利です。中華街などではこれ用の小さな土鍋が売られていますが、私は日本のごく普通のを使いました(中国・香港のは、底が薄めにできてます)。香港では大人気の冬の味、是非ご家庭でどうぞ~!^^


≪香港名物・醤油ダレとおこげがポイントのポウチャイ飯(鴨・栗・椎茸バージョン)≫レシピ:2人分(小さめの土鍋1つ分)

   <材料>
       ・米                        1.25~1.5合
       ・鴨または鶏肉(お好きな部位、今回は鴨ロース) 80g
       ・椎茸(生でも干し椎茸でもOK)       2~3枚
       ・甘栗(お好みで)               7~8個
      (醤油ダレ)
       ・中国のたまり醤油(油膏)          大さじ1
        (なければ、オイスターソースに砂糖少々を混ぜてもそれっぽくなります。
         或いは甜面醤でも近い感じかも。)
       ・醤油                      大さじ1
       ・砂糖                      大さじ1/2
       ・酒(紹興酒だと尚よし)            大さじ1
        
1) 米は研いで、1時間程度水につけてからざるにあけ、土鍋に入れる。椎茸は食べやすい大きさに切り、栗は渋皮までむいておく。醤油ダレの材料は全て混ぜ、大さじ1~2の水で薄めておく。

2) フライパンを強火で熱し、鴨肉を塊のまま入れて、皮目をフライパンの面に押し付けてフライ返しでギューギュー押す。すると皮がカリッと焼けて鴨の油が出てくるので、皮の面はそうして十分に焼き、残りの面は軽く色が変わる程度に焼く(中は生のままでOK)。出た油のうち半分を水気を切った米に振って混ぜ、残りの半分は醤油ダレに混ぜる(→鶏肉を使う場合、面倒な場合は生のままでも良いですが、予め皮を焼き付けた方が香ばしくできます。脂は鴨ほど出ないので、後の部分は無視してください)。肉は粗熱が取れたら一口大に切り、醤油ダレにつけて下味をつけておく。

3) 土鍋に米の1.1~1.2倍の分量の水を注ぎ、栗も入れて蓋をし、沸騰するまでは強火で、その後はごく弱火で米を炊く。焦げ付かないよう、特に煮立った後は注意してください。

4) 弱火にして3分ほど経った辺りで一旦蓋を開けて中を確認。米の表面にぼこぼこと穴が開いていたら(まだなら再度蓋をして様子を見てください)、醤油ダレから取り出した鴨と1)の椎茸をのせて再び蓋をし、3~5分程度弱火のまま加熱(これで肉に火を通します)。

5) 炊き上がりの直前に火を強めておこげを作り、炊き上がったら蓋を取って醤油ダレを注いで手早く混ぜ(手早くやらないと土鍋に醤油のこげつきがついてしまいます)、蓋をして数分蒸らせばできあがり!

炊いている途中で具をのせたところと、炊き上がりにタレをかけて混ぜ終えたところ↓

  土鍋飯1  土鍋飯2


★土鍋でごはんを炊く際には、鍋の厚さやコンロの火力で大分時間に差が出るので、沸騰した後はなるべくそばから離れず、匂いを嗅ぎながら状態をみてください。うちのコンロは鍋に対して火力が強めなので、水の分量はやや多めにしています。

醤油ダレは現地はこの倍ぐらいの量を使っています。これだけで食事にする場合はそれでもよいのですが、今回はほかにおかずがあったのでタレを控え、若干薄味に仕上げました。お好みで加減してください。また、今回は鴨の脂を加えてコッテリ感を出していますが、他の具を使う場合は、たまり醤油の量を増やすか、ごま油少々を加えても美味しくできます。お好みで五香粉を加えても、かなり現地の香りに近くなります。

★たまり醤油(油膏)は、日本で手軽に入手できるものの中では、すきやきのタレや甘めのステーキソースに比較的味が近いです。もしご家庭にあれば、これらで代用してもよいと思います。(要は、砂糖醤油を若干煮詰めたような感じです。醤油+みりんを煮詰めてもよいと思います)


  ↓とは言え、あると便利なんです、トロッと美味しい「油膏」。
   私は目玉焼きをごはんにのせて、これを小さじ2杯ほどたらして食べるのが大好き!!^0^

   
  ☆【金蘭醤油膏 】590ml 横浜中華街・ようせいごう


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Last updated  2008.02.13 10:52:04


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