カテゴリ:おすすめ!ギリシア料理
そんな訳で、旅行記の続きも忘れないうちに書きたいのですが、週末に作った分も書かないと忘れてしまいそうなので続きです。予告どおり、蛸マカロニです。
本来は、ギリシャではマカロニを短く切ったような種類のパスタ(本当に短いです。乾燥の状態で1~1.5cmぐらい)を使うのですが、今回は残念ながらスーツケースに空きがなく、買って帰ることができませんでした。なので手持ちの中で最も近い雰囲気と思われるコンキリエとシェルを、食感と味の染み方の両面を楽しむ意味から大小織り交ぜて使ってみました。 赤い色は、蛸から染み出した色でもありますが、トマトと赤ワインから出た色でもあります。昨日ご紹介したギガンテスのトマトオーブン焼きもトマトベースですが、蛸から出る出汁に加えて赤ワイン、ローリエ、それに好き好きですがシナモンまたはオールスパイスをほんの少量加えることで、驚くほど違った味に仕上がりました。本当にびっくりです。そして何よりおいしい!!!ホントに美味しい。日本のギリシャ料理店でなかなかメニューにないのが残念。でも、作り方はとても簡単ですので、蛸がお好きな方は是非お試しになってみてください。 味は・・・これも蛸好きな方なら想像に難くないと思いますが、蛸の良いところが、生の歯ごたえ以外は余すところなく凝縮された感じ、と言えば良いでしょうか。パスタにもソースにも蛸の旨味が浸透しているのに、蛸自体にも美味しさは残ったままなんです。 ギリシャでは、この後ご紹介するタベルナで蛸のマリネを食べました。ギリシャの蛸はすごく大きくて立派。茹でても焼いてもプリっとした弾力が十分に残っています。美味しかったなー。日本であれだけの蛸を買うとかなり高価になってしまいますが、この蛸マカロニならスーパーで売っている普通のお刺身用、或いは茹でダコで十分。現地で仕入れてきたレシピ本では4人分で蛸1キロ、なんて書かれていますがそんなに入れなくて大丈夫です。 とにかく、蛸がお好きな方には超オススメ!是非お試しください! ≪蛸の旨味が倍増、いやそれ以上に味わえるギリシャ風蛸とマカロニ≫レシピ:約2人分 <材料> ・蛸(刺身用) 150~250g(お好みで) ・玉ねぎ 小1/2個(大きいものなら1/4個) ・にんにく 1かけ ・完熟トマトまたは缶詰 2個または1/2缶 ・ショートマカロニまたはお好みのショートパスタ 100g ・赤ワイン 50~60cc ・ローリエ 1枚 ・塩、コショウ 各適量 ・オリーブオイル 大さじ2 ・(お好みで)シナモンまたはオールスパイス 少々 1) にんにくは包丁を横にして叩き、香りを出してからみじん切り。玉ねぎは粗みじん、トマトは適当に角切りに(皮をむくと舌触りは滑らかになりますが、私はむかずに使っています。皮と身の間がいちばん美味しいと思うので)する。蛸は食べやすい大きさにカット。 2) 煮込み用の鍋にオリーブオイル大さじ1を弱火で熱し、にんにくを炒めて良い香りがしてきたら玉ねぎ・ローリエ・オールスパイスまたはシナモンも加え、玉ねぎが半透明になるまで炒める。 3) 2)にトマトと赤ワインも加えて混ぜ、蛸を加え、塩・コショウで軽く味付けして、蛸が隠れる程度に水を注いで弱火~中火で30~40分ほど、水気があらかたなくなって蛸が柔らかくなるまで、蓋をしてそっと煮る(途中で煮詰まりすぎたら水を足してください)。 4) 煮上がる15分ほど前に、パスタと水100cc程度を加える(パスタの袋の表示+5分程度かかると思います。水は足りなければ途中で足してください)。 5) 蛸とパスタが食べ頃になったら味を見て塩などで調整したらできあがり!お好みで、パセリを振っても美味しいです。 ◆シナモンまたはオールスパイスは、入れるレシピと入れないレシピがありましたが、個人的には入れた方がぐっと美味しくなる気がします。好き好きですが、シナモンの香りが嫌いでない方は是非入れてみてください。長時間煮込むので、出来上がりの香りはかなり仄かです。 ◆パスタは手持ちのもので良いですが、あまり肉厚でない種類のショートパスタが最適だと思います(ロングパスタだとのびてしまって美味しくないので)。ペンネ・リガーテでは厚過ぎるので、コンキリエ、シェル、ファルファッレ、フィジリなどが良いのでは?と思いますが、お好みでどうぞ。ブカティーニやマカロニを予め硬めに茹でて、短く切って仕上げに加えるのも一手かと思います。 ↑ ↑ ↑ 3種類のランキングに参加しています。 順位が上がると、より多くの方々にご覧頂くチャンスが広がります^0^ 本日もポチッと応援、お願いいたします^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.06 22:34:53
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