今日は仕事終わりの兄さんと、買い物ついでに上野で待ち合わせ。以前から気になっていたお店に入ってみました。
ecute上野の「森香るBAR 1973」さん(店頭写真なくてごめんなさい)。 上野はいつも人が多く、特に公園口に面した駅ナカのメイン通りや下の階の正面入口付近は、時には人の流れを縫って歩かなくてはならないほど混雑します。この時期は旅行者も多いので尚のことざわざわして落ち着かない雰囲気。 なので私はメインではなく端の通りをぶらぶらすることも多く、その際目に付いたのがこちらです。 端側の通りは、落ち着いた内装と抑えた照明で大人っぽい雰囲気が演出されています。その中でもひときわ印象的な、綺麗な緑色の淡い光が優しく目に入るお店。ガラス張りですが通路に背を向ける格好で座るので気にならないし、ecute上野の各種飲食店の中でもバーはここだけ。店頭のメニューを見るとサントリーの「白州」をメインにしている模様です。入ってみたいなぁと思いつつ、通るたびカウンターは満席でした。 が、今日は半分くらい空いている!ラッキー カウンターの端に座り、メニューを改めてチェック。私も兄さんも残念ながらウィスキーが飲める体調ではなかったので、唯一メニューにあるビールのカールスバーグ(ハーフパイントで480円)をオーダーし、小腹が空いていた私は更にメニューを超真剣にチェック。バーなのでフードは全て一~二口で食べられそうなおつまみですが、特に興味を引かれたこちらを頼んでみました。 「コンビーフ缶の塩せんべいカナッペ(480円)」。 他のメニューも基本的には手のかからなそうなものが多い中(「切るだけ」や「温めるだけ」が基本だと思います。店内に火はなさそう)、「缶」と思い切り銘打ってあるので、これを頼めばこのお店の手の掛け方がわかるかな?と思ったのと、仮にただコンビーフを切ってお煎餅に載せただけでもビールに合うから大丈夫と思ったのです。 でも予想外。コンビーフに何か手がかかっていそうな雰囲気です。黒コショウが全体に散らされていたり、ハーブが載せられていたりと盛り方もきれいこんな風に出されると嬉しくなりますね。 そしてひとくち食べてびっくり! すごく美味しかったのです コンビーフって塩が強くて脂が多く、お肉に移った缶の匂いも気になるので、学生の頃はよく使いましたが結婚してからは買うことが殆どなくなりました。 それが一切ない! しょっぱくないし、脂も缶の匂いも気にならないし、なめらかで舌触りも良くとても美味しい。マヨネーズと玉ねぎ、微量のハーブと白ワイン…とかでのばしたらこんな味になるのかなあ。普段使わないので想像しづらいですが、とにかくクセが全くなく、塩蔵のお肉ならではの旨味だけが残ってかつクリーミーな優しい味。ペーストだけ食べてもすごく美味しいものに仕上がっています。 ペーストはあらかじめ作ったものを容器に入れてあり、オーダー後にスプーンですくってお煎餅に載せる状態ですが(調理は奥の調理スペースとカウンターの中で分業)、美味しいなぁ。一口目ですごくテンションが上がってしまいました。兄さんが「すごくおいしそうな顔したねえ」とニヤニヤ。すみません食いしん坊で^^; でもこれでこの水準なら、きっとどのおつまみを頼んでも失望しないレベルだろうな。 嬉しくなったのでお酒をもう1杯オーダーしました。「ブラディメアリー(500円)」。皆さんきっとお馴染みの、ウォッカをトマトジュースで割ってレモンを絞り入れたカクテルです。 私は昔からウォッカのカクテルを好んで飲みますが(濃度の調整がしやすく、味がスッキリしているので)、中でもいちばん好きなのがこれです。トマトジュースが好きだからという理由も大きいですが、いろんなお店で飲んでみると味の差がすごく出るのです。トマトジュース自体の味の違いもあるし、調味料として加えるものでも違いが出ます。これまで飲んだ中でいちばん印象的だったのが、新横浜のバーで出してくれた「海鮮風味のトマトジュース」で作ったもの。あさりのだしと強めのスパイスが効いて、とても美味しいブラディメアリーでした。 さて、こちらのブラディメアリーはとてもスタンダード。トマトジュースにクセがないのでウォッカの味がちょっと目立ち過ぎかな、と一口目では感じました。 ですが、出される際にお店の方(若くてかわいらしい女性バーテンダーお2人)が「コショウとタバスコはお使いになりますか?」と気の効いた一言。そう、私はどちらかと言うとウスターソースを入れるのが好きですが、タバスコと黒コショウもいいですよね。タバスコは酸味が出るので控えめに、コショウはかなりの量を挽いて私好みの味になりました。 バーなのでパシャパシャ撮るのは控えましたが、良いお店でしたね~。 なんと言っても、バーなのにノーチャージ!価格帯もお手頃で、気軽に1~2杯飲んで席を立つのにちょうどいい。カウンターには仕事帰りに1杯だけ飲んで帰る男性一人客が多いです。でもスタッフが女性ということもあって、女性一人でも入りやすい。 だらだらと長居はせず(そのためのあのフードメニューですから)、サクッと飲んで酔う前に帰る、スマートな楽しみ方が似合うお店です。 次回はぜひ、白州の12年をハーフロックかハイボールで飲もう!と決意しつつ、ご機嫌でお店を後にしたのでした。 うん、今日も楽しく美味しかった!今日もごちそうさまでした 森香るBAR 1973 (バー / 上野駅、京成上野駅、稲荷町駅) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.21 12:15:54
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