世界のごはんとアリーナ＆スタジアムグルメ生活

昨年鴨池へ行くため久々に上陸した鹿児島。1年以内に再び来ようとは（しかも南端指宿まで！）思っていませんでした。――が、せっかく来たなら行っとくしかないでしょう！

　　　

黒豚しゃぶ(￣(oo)￣)ﾉ

　　　

黒豚しゃぶーヽ('(OO)'*)ﾉ:・*｡・+.ﾟ・｡

――という訳で、やって来たのは鹿児島市は天文館の「熊襲亭」さん。

　　　

黒豚のしゃぶしゃぶで有名なお店は他にもありますが、しゃぶしゃぶだけでなく、鹿児島の郷土料理を一通り食べさせてくれるお店を探してのセレクト。予約時の対応はすごく丁寧で、前日にも確認のお電話を頂きました。予約時に感じのいいお店は行くのがより楽しみになりますね。お昼を軽めにして空腹もピークの我々、お店が近づくにつれテンション上昇

土曜の19時半、席は9割方埋まっていましたが、2人卓を2つつけてゆったりセッティングしてくださいました。店員さんの対応が、旅館の仲居さんみたいでとても丁寧。オススメを聞きながら決めたオーダーはこんな感じです。

突き出しは牛のホルモン。コリコリした食感にごま油のきいたあっさりした味付け。おいしかった。

　　　

まずは外せない「名物黒豚とんこつ（８００円）」。

　　　

「おひとりでペロッと召し上がれるあっさりした味付けと柔らかさですよ」とのお言葉通り

箸を入れただけでこんなΣ(￣ロ￣*)

　　　

びっくりしました。そして味付けがホントに「あっさり」なことにも驚きました。黒砂糖とお味噌で煮込んでいるとのことですが、すごく薄味。まるごとごはんにぶっかけて食べたくなります。

「さつま揚げ（2個入り６００円）」。

　　　

やはりさつま揚げは揚げたてに限る！と、一度鹿児島で揚げたてを食べると思います。「熊襲亭」さんのは白身だけを使用したすごく上品なタイプ。これまたあっさりしています。

そして冒頭の写真が「おためししゃぶ（１，５００円）」。
いろんなお料理を食べつつ、しゃぶしゃぶも味見してみたい我が家のような食いしん坊ズにぴったりの量。黒豚肩ロース6枚にお豆腐、白菜、水菜、エノキがセットされていて、昆布だしの入ったお鍋でしゃぶしゃぶ。薬味は刻みにんにく、もみじおろし、アサツキの3種類。特ににんにくがお勧めだそうで、確かに合う！自家製ポン酢もとっても美味しくて、夢中で完食ヽ('(OO)'*)ﾉ:・*｡・+.ﾟ・｡いいなあこの量、すごくちょうどいいです。

季節のおすすめメニューから最も気になった「桜島大根の天ぷら（６００円）」。

　　　

あの桜島大根を天ぷらに？？どんな形状なんだろう、と思ってお店の方に尋ねると「四角く食べやすい大きさに切ってあります。桜島大根は大味って言われることも多いですけど、美味しいですよ」とのこと。

一見して薄く色がついていて、揚げる前に一度煮るか蒸すかしてありそう。ではではさっそく≠(￣～￣ )

　　　

むほーヽ( ﾟ∀ﾟ)ﾉ

これは予想外の美味しさ。やはり一度熱を入れてあるようで、噛んだ瞬間「クシュッ」と口の中で崩れ、ほんのり甘い味がしみだしてきます。これはウマイ！！ダンナさんもすごく気に入った模様。

「カツオの腹皮焼（７００円）」。

　　　

いわゆる「ハラミ」部分だけを焼いた鹿児島名物。好みは分かれそうですが、酒飲みにはたまりませんね(￣ｍ￣* )

あ、もちろんお酒は焼酎に移行しております（写真撮り忘れた）。

「さつま地鶏と黒さつま鶏盛合せ（１，５００円）」。

　　　

鹿児島は地鶏も有名ですよね。「黒さつま鶏」は初めて食べました。唐揚げや手羽先焼きもありますが、地鶏を2種食べ比べられるのはこれだけ。面白いもので、私はさつま地鶏、ダンナさんは黒さつま鶏とはっきり好みが分かれました。さつま地鶏はより旨味が深く歯ごたえもあって地鶏らしい味。黒さつま鶏は脂が乗って柔らかい肉質です。黒さつま鶏は焼いたり揚げたりした方が違いが分かるかも。唐揚げも食べてみればよかった（※無理）。

この日のお刺身ではいちばんのオススメ「ヒラマサの刺身（８００円）」。

　　　

見てくださいこの切り口！！

　　　

こんなに切り口の角がピンと立って新鮮なお刺身は久々に食べました。うんまい～ヾ(o´∀｀o)ノ切り方がすごく上手！さすが老舗！

「キビナゴの刺身（６００円）」。

　　　

ピッカピカのキビナゴ自体の美味しさもさることながら、酢味噌がすごく美味しかった。酸味がまろやかで甘みも味わい深い。何の調味料使ってるんだろう・・・。真似したいなあ～。

そして最後に、ためらいつつも頼んでみました「酒寿司（１，５００円）」。

　　　

酒寿司、むかし「クッキングパパ」で見たことがあります。うろ覚えですが、鹿児島の山海の食材で作ったお寿司にお酒を「じゃぶじゃぶ」かけたもの的なイメージで、当時まだお酒があまり飲めなかった私は「すごいなあ薩摩料理」と思ったものです。
「熊襲亭」さんでは9種類の食材と「１：１の地酒とごはん」で一昼夜発酵させた軽めのなれ寿司。酢を使わないので「お寿司」のイメージとはやや異なる味ですが

　　　

強烈です(*ﾟ∀ﾟ)=3
お酒くささと言うよりは酒粕的な甘み（少々苦手）が先に舌に来てしまい、普段ならおそらく問題なくパクパク行けたと思いますが、この日は比較的弱い焼酎を飲んでいたためかなり軽めでギブ。焼酎も日本酒も得意なダンナさんはパクパク行ってました。せっかく贅沢に具材をいろいろ使っているのでもっと食べたかったなあ～。

――とは言え十分飲んで食べたと思います。ごちそうさまでしたブヒー(￣(oo)￣)ﾉ
土曜日ということもあって、我々同様県外からの旅行者が多かったようですが、鹿児島名物をいろいろ食べてみたい方にはぴったりのお店。落ち着ける雰囲気もありがたく、美味しかったです。

熊襲亭 （郷土料理（その他） / 天文館通駅、いづろ通駅、高見馬場駅）

お店へ向かう時点では雨が降っていたので路面電車を使いましたが、帰りはてくてく鹿児島中央まで歩きました。駅前で昼間にご当地系のイベントをやっていたようで（ちょっと見たかった）、とあるお店にこんなのが・・・。

　　　　　

何これこわいよ「あくまきどん」ﾋｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨ(ﾟДﾟﾉ)ﾉ

「あくまき」は好きですが「あくまきどん」は初めて見ました。どうやら実物がいるようなので、いつか会ってみたいようなみたくないような。。。

という訳で、鹿児島グルメの話題はあと1回ぐらいどこかで続きまーす(￣▽￣)ﾉ