カテゴリ:北欧・東欧・中欧料理
みなさんクリスマスは楽しくお過ごしでしたか?今年は3連休だった方も多いと思います。ご家族・恋人・お友達と、あるいはひとりでも楽しければOK╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
というわけで、我が家の今年のクリスマス的ごちそうについて。 今年は24日に天皇杯準々決勝!!という一大イベントを控えていたこともあって事前準備にあまり気が回らず、当日になって帳尻を合わせた感がなくもないですが 主役はこれです。 いつの時代も男子の憧れ ザ・原始肉的豚のすねハム(約2.2キロ)╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ ! いやーすごいビジュアル&持った感じでした~。想像以上だった。男子でなくとも若干ワイルドな気分になりますこれだけ大きいと(笑) これを数か月前に注文していたので、いつ届くか&どう調理するかが焦点になったわけですが(注文だけしてノーアイディアだった)、これは実はまたとないチャンスだったのでした。 ◆フィンランドのクリスマスハム風、豚ハムのマスタードパン粉焼き 上の塊を切り取ったのでハムっぽい丸みを帯びた形状にならなかったのですが、ハムです。切ると切り口はこんな感じ。 北欧はフィンランドではクリスマスのご馳走と言えば七面鳥より豚のハムだそうで、本来は塊肉を買って来て塩でじっくり漬け込んでオーブンで低温調理的にきちんと作られるようです。 さすがに「ハムを作る」ところからは時間・労力共に厳しいので、美味しい&味がつきすぎていないシンプルなハムを買えた今年はいい機会!仕上げ部分だけそれっぽく作ってみたのでした。 フィンランドのクリスマスハムは「ハムの表面に甘いマスタードを塗り、細かなパン粉をまぶしてオーブンで焼く」のがお決まり。現地ではそれ用に予め甘みのあるマスタードが売られているそうで、代用するならディジョンマスタード(粒なしタイプのマスタード)にはちみつやメープルシロップで甘みをつけるとよいようですが、今回はこれを使いました。 カナダ産のメープルマスタード もらいものです。現在の上司の奥様(カナダ留学中)が「絶対オススメ!」とおみやげに選んでくださったそうで、確かに美味しい!シンプルに蒸したチキンやちょっと全粒粉が入ったようなタイプのパンによく合う味です。辛さはあまりなく、マスタードの酸味、メープルシロップ的なほのかな甘みが絶妙なバランスで配合され、人気があるのも納得。 ――というのをハムの表面にたっぷり塗り付け、これまた輸入品のヨーロッパのパン粉(日本のように粗めに砕いたのではなく、あくまで粉状に細かく砕かれたタイプ)をまぶして180度のオーブンで約20分、焼き色がついたらできあがり! 本来は薄く切って頂くものだと思いますが、塊で出すと厚切りしたくなるのが男子のロマン思う存分厚く切って口に運んだダンナさんはいたく幸せそうでした。でも今回はそれが正解。ハム自体美味しいものを買えたのと(厚切りで食べてもしょっぱくない程度の塩味)、メープルマスタードがしみこんだ美味しさを味わうには、ある程度の厚み(大きさ)があった方がよりよくわかります。とても美味しかった。ハムをそのまま食べるより、こうした方がより美味しいです。大満足╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ ! そして、これだけお肉を食べるならそれ相応の野菜も食べないと、とサイドメニューもフィンランド風の「野菜のキャセロール」を各種取り揃えました。 ◆じゃがいもとかぼちゃのキャセロール これは本来「じゃがいもとさつまいも」で作るもので、たまたまかぼちゃが家に余っていたのでかぼちゃで代用しました。ナツメグの香りがとてもいい感じで美味しい。 さらに、本来はじゃがいもと同量のさつまいもを茹でるか蒸すかしてマッシュした状態で「一晩寝かせて甘みを出す」作り方をするようですが、当日になってから作ったのでその工程も省略。今回の作り方は 1)じゃがいも1個(約150g)と同量のかぼちゃをレンジで柔らかくして皮をむき、ぬるめに温めた牛乳を少しずつ加えながら(50ccぐらいかな、じゃがいも・かぼちゃの水分によります。様子を見ながら加えてください)なめらかにマッシュする。 ※本来の作り方だと固さを整えるため小麦粉を少し加えるのと、牛乳とさらに生クリームも入れたりするようです。この辺りも素材の水分次第だと思います。 2)塩・こしょう・ナツメグで味を調えてバターを塗った耐熱皿に入れ、180度のオーブンで40分ほど焼いてできあがり! ◆にんじんのキャセロール 調理したにんじんを耐熱容器に入れてオーブンで焼いたキャセロールは、普段は簡単にできて味もわかりやすい(クラッカーとチーズを多用)アメリカ風のをよく作っています。フィンランド風のこのタイプ(ミルク粥がベースになっている)は初めてつくりましたが素朴な味で美味しい。このテの食べ物があまり好きではなさそうなダンナさんが、意外と喜んでたくさん食べました。 1)米25cc強はざっと洗い、バター少々を温めたフライパンで透き通るまで炒める。 2)水100ccを加えてくっつかないよう混ぜながら中火で煮て水気を吸わせた後、牛乳200ccを何度かに分けて加え、蓋をして弱火で煮詰めて(焦げ付かないよう時々混ぜる)ミルク粥をつくる。完成形は水気がほとんどなく、しゃもじですくえる状態。 3)にんじん150gは皮をむいてすりおろし、粗熱がとれた2)のミルク粥と混ぜ、はちみつ適量、溶き卵1/2個分、塩・こしょう、ナツメグ、生クリーム25ccも加えてよく混ぜ、バターを塗った耐熱容器に入れる。 4)180度に予熱したオーブンで40分焼いてできあがり! ◆ほうれん草の皮なしキッシュ これだけ非フィンランド料理です。アメリカでよくあるタイプのほうれん草キッシュほど重たくなく、緑の野菜をたっぷり食べたかったので追加。これ同様の理由で昨年も似たようなのを作ってますが、今年の方が美味しくできました。ダンナさんが殊に喜びました。 1)ほうれん草1/2束は洗ってラップにくるみ、レンジで柔らかくして水気をある程度絞って(絞りすぎないこと)5mmぐらいに刻む。玉ねぎ1/4個は粗みじん切り。 2) 1)の野菜をバター適量で、出てくる水気がなくなるまでじっくり炒める。水気が飛んだら刻んだ薄切りロースハム1枚と小麦粉大さじ1を混ぜ、塩・こしょうして火を止める。 3)粗熱がとれたら溶き卵1/2個分、牛乳50cc、家にあるチーズ適量(たくさんあった方がよいです。今回は冷凍庫で眠っていたコンテチーズ30g程度を砕いて入れました)を混ぜ、バターを塗った耐熱容器に入れて180度~200度のオーブンで20分程度焼いてできあがり! これは「牛乳<生クリーム」「ハム<ベーコン」「チーズ少々<多め」的にわかりやすく美味しく作れますが、その分カロリー&脂肪分もどんどん上がっていくので、自分好みのバランスで作るのがよいです。私は上のレシピぐらいが好み。 野菜のキャセロールがあると「安心してたっぷり食べられる&ワインが飲める」になるのでよいです。簡単だし、食卓も彩がパッとしますね。 パンは市販の美味しいのを買いましたが、添えものもそれっぽく用意しました。 ◆北欧風セルフディップおつまみ 裏ごしされたタイプのカッテージチーズとサワークリーム(黒コショウ少々)、玉ねぎのみじん切り、スモークサーモンとイクラの盛り合わせ+レモンです。こんな風にして食べます。 ・・・自分でディップしてもらうので楽しい&楽でよいですが、やはり味はつけた方が美味しいなと翌々日はバージョンアップしました(笑)その模様はまた別途。 私は今日で仕事納めですが、28日が最終日という方が一般的かと思います。今日はぐっと冷え込んで空気が乾いていますね。のどやお肌のケアに気を付けて、今日もみなさんお気をつけて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.12.26 09:20:09
[北欧・東欧・中欧料理] カテゴリの最新記事
|
|