この試合については、書こうという気持ちになるまで少々時間がかかりました。
初めての「アリーナ立川立飛」。代々木第二体育館の耐震工事に伴い、今季アルバルクがホームとしているアリーナです。 当初から「B2規模(約3,000人収容)」「50年もつ『仮設』型アリーナ」というコンセプトで建設されたということで、アルバルクのホームになる以前から、一度は行ってみたいと思っていました。 立地は、多摩モノレール「立飛」駅目の前。 JR立川駅から多摩モノレール「立川北」駅まで徒歩数分+2駅、最寄駅からは近いものの、横浜市民的にはだいぶ遠い…。立川駅から歩ければまだよいのですが、「立川からさらにモノレールに乗る」ことが心理的遠さ+交通費に拍車をかけます。 とは言え新しいアリーナ(2017年10月開場)だけあって場内はとてもきれい特に一階席は視界もかなり良好です、「仮設」感はかなりありますが。飲食売店は場外に屋台2店舗、場内に2~3店舗といった感じかな?ラインナップ的には特筆事項はなく、その辺りは代々木と一緒ぐらい。 まずは初アリーナ恒例、アリーナ内の観察から。 二階端に立って全体を眺めるとこんな。会場のコンパクトさがわかります。 四面スクリーンも大きめで液晶もとてもきれい。照明も明るいLEDで、長岡同様選手たちが美しく見える&撮れる美白効果が 今回は1階の「アリーナ指定席ベンチ反対側(=ベンチ向かい側)」。初めて来る会場の様子見や、チケット代をやや抑えたい時に選ぶ席です。段差があると書かれていましたが同席は前後二列しかなく、その前にはコートサイド席が三列。段差ってどれぐらいかなと思っていたところ、私の予想よりも観やすい程度でした。 アリーナ指定席の前後。奥側に座っている方の体勢からおわかりかと思いますが、後列は前列に人がいても気にならない十分な段差。ただし奥行きがかなり狭く、椅子も「仮設」タイプで背もたれがかなり薄いので、後列の方の膝やつま先が背もたれに当たると前列全体に振動が伝わるのが気になります。 「アリーナ指定席」とコートサイド席との段差はこれぐらい。コートサイド2列め・3列めの方は前に人がいるとかなり視界が限られるのでは。アリーナ指定前列は、それに比べればまだ段差がある感じ。 コートエンド席もやはり段差は僅少。二列めに座ると座高の低い方はストレスがあるかも。 といった中、「アリーナ自由席(=コートエンド席の後ろの階段状の席)」に座ってみました。 ん??ここ観やすくない??と思い、さらにちょっと上段に座ってみました。 おお!ここ観やすいじゃないかヽ( ゚∀゚)ノ 高額席のコートサイド・エンド最前列が最も臨場感たっぷりの最上席なことは確かですが、そのクラス以外で立飛で最も観やすいのはここだと思います。しかもこの日はアリーナ自由が「ガラガラ」と言っていいレベルで空いており、後半席を移ってみたらすごくよく見えた…。私は以後立飛で試合を観る際、最前列が取れなければここを選びます。 ちなみに二階は、残念ですがほとんどの列から柵が邪魔になります。前列はもちろん、かなり上まで上がっても邪魔です。 前列。1列目は視界が限られる「見切席」とされています。 やや後ろの列。やっぱり邪魔…。せっかくの会場のコンパクトさが非常にもったいない。 というわけで、オススメは1階アリーナ自由席。ここも椅子は「仮設」なので、誰かが動いたり枠や椅子をハリセンで叩いて応援されたりすると全体に大きく振動が伝わって気になりますが、これはもう設備上どうしようもないな…。 ――と、会場をぐるぐるしている間にこんな光景が各地で。 バスケットの選手たちってほんとに仲いいですよね。試合前にこうして交流しているのは観ていていいなと思います。…そう、ここまでは良かったんだよ… 試合がここまでにならなければね… (ヽ´ω`)げっそり えー、数日を経てオブラートに包んで書こうかとも思いましたが、こうした感想も後々見返すと何かの参考になるかと思い、敢えて率直な思いのまま書くことにします。口当たりの良い内容を読まれたい方は、以下スルーいただけましたら幸いです。 私はどの競技もスポーツは原則「現地で観た以外の試合は(自分は)語れない」と思っています。 自身に競技経験が全くなく、戦術にも詳しくないため、私は現地に行くと試合の経緯や選手の動きだけでなく、顔つきや態度、会場やチームに流れる雰囲気からさまざまなことを読み取ろうとします。それができないネット・TV観戦ではわからないことが多いので語れない、というスタンス。 なので現地で観ていないGAME2に関しては言及を避けますが、この日自分で現地へ行って見たGAME1に関しては、試合を終えて帰宅し、何時間か経った深夜になっても尚、気持ちがおさまらずなかなか寝付けなかった、そういう試合でした。私がこれまで現地観戦してきた中で、間違いなく最も、「選手たちに」がっかりさせられた試合。こういう試合をしていたらブースターいなくなるよ、と思ってしまったほど。誰一人よくなかったし、誰一人としてそのひどさを打破するほどの、チームの空気を一変させるような、周りを動かす強い気概を十分には見せてくれなかった。大敗したという結果や点差以上に、そのことが、ものすごく残念な試合でした。 【三遠】前節終了時23勝30敗中地区3位、オンザコート1-2-1-2 #5川嶋,#8太田,#32ホワイト,#45鹿野,#73田渡 #2ドジャーが負傷のため非帯同。今季は彼の怪我にも相当振り回されました。スポーツ選手の怪我はある程度は仕方がないものとはいえ、今季のドジャーは稼働が少なすぎ。その分他の選手にも確実に負担がかかっているはずで、来季はシーズン通してプレーできる選手を獲得して欲しいな…。 「おかーだしんご」中 【A東京】前節終了時38勝15敗東地区2位、オンザコート1-2-1-2 #3安藤,#13菊地,#15竹内,#24田中,#53アレックス・カーク 今季アルバルクを生で観るのは初めてで(代々木なら時々行きたいですが立飛は遠すぎて…)外国人選手を見分けるのに時間が…。それでもはっきり感じたことは「昨季よりも日本人選手のレベルが上がっている」ということ。一つ一つのプレーの質、特に確実なパスの渡し方やディフェンスの詰め方の技術には、三遠側とはっきりと差がありました。 昨季秋田ではもっとツンツンしている印象だった誓哉。練習中の笑顔なんてハピネッツで見たことなかった、アルバルク楽しいんだろうな…。 グッズ売り場。ルークグッズがたくさんあります。欲しくなります。ポシェットかわいい(○´∀`)ノ ルークはティップオフ直前に陣太鼓ならぬ大太鼓を叩くのが恒例の模様。間近で観れました╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ ! こちらも恒例の儀式。ブースタークラブ限定コラムによるとヒサシ君やっぱりこれ嫌なのね(笑) まあ笑顔がどう見ても「付き合いだから仕方ない的つくり苦笑い」だもんなあ というわけでTip Off! 序盤から「うわあやっぱり厳しく来るなあ」と思ったのですが とは言え序盤はリードできたんですよね。マッチアップがそこそこ当たっていてウェンデルやじゅんきで得点を重ねることができました。――が、 当然ですがここで取られたタイムアウト。きっちり修正されたなという感じがします。インテンシティがぐぐっと上がった感じ。 馬場選手、昨季より絞ってる?という印象ですが、腕も脚も筋肉の付き方がバネみたい!しなやかです。 そんな馬場選手からカークさんへのパスを、今節怪我から復帰のたっちゃんがスティール! …しても手を放しませんカークさん あいだに勇人が入ってもまだ放しません これでたっちゃん相当ボルテージが上がったようです でも、私は「少し怒ったたっちゃん」ってけっこう好きです。だいたい怒らされた直後にとてもいいプレーをするので。この日も直後にスリーを決め、ディフェンスもこの迫力 ヒルキングもいい仕事したんですよ ただ…Q2は自分たちで流れを悪くした感じは否めません。確かに微妙な判定は多かった、触れたら即ファウルとか、アリウープ狙い気味のパスをカットしてファウル取られるとか、レフェリー陣内の基準自体はブレてなかったけどそもそもその基準が…という感じではあった、でもなあ… これとか私すごい好き でもこれでファウル取られたのは意味が分からなかった しんごたんに代わって確認に行くたっちゃん ウェンデルが行くのこのQで2回目 まあでも写真見返すとまだ前半はぜんぜんいいです、雰囲気も悪くなかった ハーフタイム。明大の男子チアくんたちは試合前からフル稼働でした元気だなあ なに話してたのかな 前半スタッツ。 後半は…せっかく試合がよく見える場所に移動したのですが、載せたくなる写真があまり撮れていません。 もちろん、各所に良いプレーはいくつも見られました。 しかし、それ以上に安易なボールロストやパスミスが目につき、それに対して「悔しい」という顔の選手よりも「あーあ」と苦笑いしている感じの選手が多かった。それも、普段なら率先して悔しがるようなベテランたちが…なので、何人かが「どうにかして打破しなければ」という働きかけをしても、全体でまとまらなかったんです。 3Qで大差をつけられた後の4Qが15-20と三遠がリードしたのは、4Qの途中から明らかに相手が(翌日に備えて)攻守の強度を弱めたからで、三遠がよくなったわけではありません。むしろ悪かった、というのが私の個人的な印象でした。 うーん。残念。 GAME2の公式レポートでたっちゃんが「なるほど」と思うことを何点か言ってくれています。 ・ケガ明けでとは言え、まだケガを抱えている状態。シーズン終盤、全員どこかしら痛みを抱えていて万全のコンディションではない ・相手のボールムーブもすごく良かったので、相手の嫌がることをしないといけない、少しでも歯車を狂わせたいという自分の意思で思いっきりプレッシャーをかけました。誰が出てもスタートからやるべきだったのかなと。 ・僕たちはプロなので、見てくれているお客さん、応援してくれている皆さんがいるからこそ、もっと頑張らなくてはいけません。最後までいいバスケットをして、応援してくれる皆さんにバスケットの楽しさを伝えられるようにしたいです。 これを読むと、GAME1で私が感じた歯がゆさや怒りに似た感情を、彼も持っていたのかなという印象を受けてしまいます。――というくらい、気概が足りない試合に見えてしまいました。それが残念。 個の能力よりもチームで勝とうとしているフェニックスで、試合中に集中を欠き諦める選手が複数出てきてしまったら、個の能力に差があるアルバルクのような相手に勝てるはずがないのにそうなっていた、というのがGAME1を観た感想です。 とは言え、そうなってしまうくらいに選手たちが抱える蓄積疲労が大きいのだとしたら、そこは来季に向けて修正しなくてはならない(タイムシェアや獲得する選手の質、練習や回復の仕方など)点だと思います。 残り5試合、とにかく今回のようながっかり感を抱かせないでもらいたい。三遠らしいチームプレーで輝くところが観たい!! 以上。みなさまおつかれさまでした(〃・д・) -д-))ペコリン 次は5/2(水)、ホーム豊橋でお会いしましょう(○´∀`)ノ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2018.04.26 09:54:48
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