パイレーツ3を少し前に鑑賞されたお友達と、いろいろ議論していたんですが。。
その中で「ジャックやバルボッサ、ウィル、エリザベス達は、ティア・ダルマが海の女神カリプソだって事にいつ気付いたのかな~?」って疑問があがりました。
バルボッサは、ティア・ダルマの力によって生き返らせてもらってるし、彼女がバルボッサを何のために蘇らせたのか。。
真の意図は十分に知っていたと思われますよね。
ティアはカリプソに戻る為に、復活アイテムの銀貨を持つ9人の海賊長を必要とした。
バルボッサはその海賊長のひとり。ジャックもそう。
ふたりとも後継者に銀貨を譲らずにこの世から消えちゃったからね。
ティアはバルボッサに「生き返らせてやったんだから、私の言う事を聞きな!
じゃないと、また死人に戻すよ!」
ってな事を言ったんでしょう。
難破船入江に入る前、バルボッサは「約束は守る。だが、同意したのは結末だけだ!やり方は俺が決める!」って、言ってましたよねぇ。
バルボッサが約束した結末というのは、「カリプソ解放」でしょう?
なら、ティア・ダルマがそのカリプソだというのは、容易に分かる事。
カリプソを解放する時に、閉じ込めた「人間の体」が必要なのもわかってますからね。
そして、解放した暁には、海賊が今後も海で生きて行けるように、助力するとその時は約束したんでしょう。あるいは、バルボッサに何らかの恩恵を与えると、、ね。
ジャックは。。
ティアとは昔、付き合っていたんだし、デイヴィ・ジョーンズがチェストに心臓を入れた理由も知っていましたよね(POTC2のティア・ダルマの小屋での話)
ティアの家にあるいろんなアイテムから(特にカニのオルゴールペンダント)ティアがデイヴィ・ジョーンズの恋の相手だったと知っていた可能性もある。
デイヴィ・ジョーンズは海のような女に恋したと言ってたし。。
それに、ジャックは難破船入江に入る前、バルボッサとティアのやり取り(ティアを牢屋に入れる指示を出した時)を見ていた。
それに、何故、死んだはずのバルボッサが生き返っているのか。。
『ベケットに対抗するため、9人の海賊長を必要とする。。』
ただそれだけの理由で、あのティア・ダルマがバルボッサと自分を助け出すのか?
ティア・ダルマが何らかの鍵を握っている事、バルボッサがそれに絡んでいる事、ジャックには何となく見えていたと思います。
そして、評議会でバルボッサが「カリプソ解放」の提案をした時に、ティア=カリプソの図式は確信へと変わったと思います。
そして、ウィルやエリザベスは。。
ブラック・パール号がウィルの裏切り行為からサオ・フェンに奪われ、すぐ東インド会社の支配下に置かれたあのシーン。
サオ・フェンがバルボッサに「フライング・ダッチマン号とブラック・パール号を持つ相手にどうやって対抗するというんだ!」と言った時。
バルボッサの答えは「カリプソ」でした。(字幕)
ここで注目したいのが、英語のセリフ。
「We have (少し間を開けて) Calypso」と言ってました。
この言葉から、カリプソはブラック・パールに乗ってる。と判断出来ますよね。
カリプソを解放するには、閉じ込めてある人間の体が必要なんだし、クルーの中にいると考えるのが妥当でしょう。
この会話で、ブラック・パールの面々には、ティアがカリプソだと分かったと思います。
カリプソは女というのは周知の通り。
今いるメンバーの中で女といえば。。ティア・ダルマとエリザベス。
エリザベスがカリプソであることは、長年の係わり合いから、ありえないのは分かってますよね。
でも、ここでサオ・フェンは、勘違いしたんですよね。
てっきり、エリザベスがカリプソだと思ってしまった。
シンガポールでのあの強烈なエリザベスの自分に対する批判。
只ならぬものを感じても仕方なかったかも。
良く見れば、バルボッサはカリプソの名前を出したあと、ちゃんとティア・ダルマの方を一瞥してるのに、エリザベスだと思ってしまった。
サオは結局、今際の際まで、エリザベスをカリプソだと信じてましたね。哀れな人。。
さて、問題なのがウィル。
ティア=カリプソだと分かったのが、今のシーンだというのは問題ないとして。。
ウィルは、デイヴィ・ジョーンズ・ロッカーに行く途中、滝壺に落ちる少し前にティア・ダルマが身につけているカニのペンダントを見つめているんですよね。
私も、友達も。。あそこで、ティアがデイヴィ・ジョーンズの想い人だってウィルが気付いたと思ってました。
ウィルは、前作の「デッドマンズ・チェスト」でデイヴィ・ジョーンズから鍵を奪う時、ピアノの傍に置いてあった同じ形のカニのオルゴールを見てますからね。
でもね。。
ウィルがジャックからコンパスを貰ってベケットの元に行った時、デイヴィ・ジョーンズから「第1回海賊評議会と共謀してカリプソを人間の体に閉じ込めた」と聞いた時に、「愛していたのはその女か?」と初めて気付いた感じでしたよね。
ペンダントでティアがジョーンズの好きだった相手と分かっていたなら、デイヴィ・ジョーンズの話の途中で、愛してたのはカリプソと気付くのは遅い。
言ってる意味わかるかな~。文字じゃ説明しにくいなぁ。
デイヴィ・ジョーンズがカリプソの話をしてた時、ウィルはもうティア=カリプソだと知っていた。
もし、ペンダントを見た時にジョーンズの恋人だと思ったのなら、ティア=カリプソと分かった時点で、カリプソが恋人だったって事にも気付きますね。
それなのに、デイヴィ・ジョーンズの話を聞いて、「愛していたのは、その女か?」なんてセリフは可笑しいわけで。。
だから、滝壺前に見たペンダントの時点では、「おや?これと同じものをどこかで見た覚えがあるな。。」か、「何故、ティア・ダルマがこのペンダントを?」ぐらいの印象だったのかも。。と、結論付けました!(勝手に!)
エンデヴァー号の船長室で、デイヴィ・ジョーンズとベケットとの会話で、ウィルの点が全部繋がって線になったという事かな~~。
と、こんな推察しましたけど、いかがでしょうか~~。
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