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お天気研究室

さしすせそ

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気象や天気のキーワードや用語を「あいうえお」順でまとめました。
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■さくらの開花予想
さくらの開花は、気温との関係が知られているので、予想日は、昨年秋からの気温データや過去の開花実績を考慮して予想式を作り、求めています。さくらの開花予想は、毎週水曜日に気象庁から発表されています。最新の開花予想をご覧になり、お花見の予定を立ててみては、いかがでしょうか?ちなみに、開花とは、花が5~6輪咲いたことをいい、満開とは、80%くらい咲いたときのことをいいます。開花から満開までは、およそ1週間です。

■五月晴れ
五月晴れ(さつきばれ)には、2つの意味があります。現在、よく使われている意味は、5月のよく晴れた天気のことです。もう1つの意味は、陰暦(旧暦)5月の梅雨の晴れ間のこと。従来、梅雨の時期の晴れ間の意味でしたが、昭和になって誤って使われたのが定着したようです。俳句の季語としては、もともとの使い方をするようです。ちなみに「五月雨(さみだれ)」は、陰暦5月に降る雨(梅雨)のことです。

■紫外線
紫外線とは、波長が1nm(ナノメートル)~380nmの電磁波のことです。波長は、可視光線より短く、エックス線より長い範囲です。紫外線は、波長によって、UVA、UVB、UVCの3つに分類されています。このうちUVCは大気中のオゾンなどに非常によく吸収されるため、地上に届く紫外線は、UVAとUVBの2種類です。UVAは肌の深い部分に長い時間をかけて作用し、しわやたるみ等の原因になり、UVBは肌の表面に作用してヒリヒリ赤くなる炎症を起こします。また、UVAとUVBには肌を黒くする作用があります。晴れた日は、十分な紫外線対策が必要ですが、曇りの日でも油断は禁物です。紫外線の量は晴天の日より少なくても、 UVAの何割かは雲を通り抜けて地上に届きます。曇りの日でも、日焼け止めクリームを塗るなどして、紫外線から肌を守りましょう。

■集中豪雨(しゅうちゅうごうう)
狭い地域に集中的に降る豪雨のことです。雨量や時間の定義はありませんが、空間スケールは一般に10~100km程度です。日本付近の場合、前線や台風により次々に発生する積乱雲群によることが多く、特に梅雨期の西日本では梅雨前線に向かって南西の湿った風(湿舌)が吹き込み、しばしば集中豪雨に襲われます。地形の影響を受けて上昇流が活発になり、降雨が強くなることもありますので、地形と下層の風向・風速、湿潤域との関係に着目することが重要です。

■湿舌(しつぜつ)
太平洋高気圧の西側の縁で、南から暖かく湿った空気が舌状に流入していることをいいます。梅雨期の大雨時には、東シナ海方面から日本列島上に大規模な湿舌が存在することが多くなっています。湿舌は、暖かく湿った空気を供給源です。天気図で湿舌がみられたら、大雨や集中豪雨に警戒が必要です。気象予報士試験の実技試験でも重要なポイントの一つです。

■秋分(しゅうぶん)
9月23日ごろ。彼岸の中日ですね。昼と夜の長さがほぼ同じ日です。

■春分(しゅんぶん)
二十四節気のひとつ。3月20日ごろ。昼と夜の長さがほぼ同じ日です。

■小寒(しょうかん)
1月5日頃。寒さがしだいに厳しくなってくる頃という意味です。

■小暑(しょうしょ)
7月7日ごろ。梅雨明けが近く、日ざしが強くなり、本格的な暑さが始まるころです。はすの花が咲き始め、鷹の子が巣立ちの準備を始めるころとも言われています。また、この時期は集中豪雨のシーズンでもあります。

■小満(しょうまん)
5月21日ごろ。陽気がよくなって、草木などの生物がしだいに成長して生い茂る頃という意味です。

■処暑(しょしょ)
8月23日頃です。暑さがおさまる頃という意味です。綿の花が咲き、収穫の季節が目前ですが、冷たい雨の季節に入る時期でもあります。

■清明(せいめい)
4月5日ごろ。明るく清らかな季節の頃という意味です。

■世界気象デー(せかいきしょうでー)
3月23日は『世界気象デー』です。世界気象機関(WMO)は、1950年(昭和25年)3月23日に世界気象機関条約が発効したことを記念して、この日を「世界気象デー」に設定し、毎年キャンペーンを行っています。2005年のテーマは「気象・気候・水と持続可能な開発」です。近年、環境保全と開発を両立させた「持続可能な開発」を目標に多くの環境条約や議定書が採択されています。しかし、世界各地では、毎年のように大雨や干ばつなどの異常気象による自然災害が発生し、大きな被害がでています。今後の社会の発展には、自然災害による被害をどうやって軽減していくかが、課題となります。WMOでは、各国の気象機関の連携や気象観測の強化などを通じて、このような問題に取り組んでいます。WHOホームページhttp://www.wmo.int

■積乱雲(せきらんうん)
垂直方向に発達した夏を代表する雲です。入道雲のことで、降水セルともいいます。発達すると雲頂の一部は平らになり、筋目や毛状の部分を持つものもあります。「かなとこ」や「あさがお」の形と表現することもあります。雲底は地上付近から2000m程度で、雲頂高度は10000m以上に達します。雲は雲底から上昇気流によってモクモクと発達します。積雲→雄大積雲→積乱雲 の順に成長していきます。雲頂で水平方向に広がるのは、成層圏に上昇を阻まれるためです。雲の大部分は水滴ですが、雲頂付近は氷晶となっています。また、雷や雨、あられ、雹(ひょう)、強風を伴うこともあります。一つの積乱雲の寿命は10分から1時間程度で、範囲は水平スケールで10~20km程度です。しかし、積乱雲が連続的に発生する条件(継続的な暖かく湿った空気の流入)があれば、活動時間が長くなり、範囲も広くなります。

■前線(ぜんせん)
天気図に描かれる前線。赤や青の線、曲線に半円や三角が並んだ線で表現されます。前線は、冷たい空気(寒気)と暖かい空気(暖気)の境界線を示しています。その境界の状態によって、温暖前線、寒冷前線、停滞前線、閉塞前線に区別されます。天気図を見るときに、前線の種類に注目すると、 雨域、雨の強さや降り続く時間、気温や風向きの変化などが、だいだいわかります。冬に注目する前線には、温帯低気圧に伴う前線があります。温帯低気圧の中心からは、温暖前線と寒冷前線が伸びています。

■霜降(そうこう)
10月23日ごろ。二十四節のひとつ。霜が降りる頃という意味です。



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