テーマ:懐かしい昔の話(539)
カテゴリ:一人旅
今日は、7月4日。 アメリカの独立記念日。 私には、少し苦い思い出があります。 13年前の1997年、 私は、カナダのシアトルから、西海岸を ロサンゼルスまで、一人でバックパッカーとして、 旅していました。 ↑ 写真は7月5日になっているけど・・ 7月4日。 ちょうど、この日 私はサンフランシスコに入り、 安いバックパックの宿に泊まりました。 やはり、独立記念日でしたので 街中が賑わっていました。 サンフランシスコの明るい時間は かなり長かった気がします。 明るい時間帯、一人でも街をフラフラしたり楽しみましたが、 この街の、いろんな人種のるつぼに驚いた記憶もありました。 夕暮れかけて、さすがに暗い時間の一人での行動は怖いと思い、 街は花火が上がって賑やかでしたが、 私は、さっさとバックパッカーの宿に戻り、 共同のシャワー室でシャワーを浴びて、 自分のベッドに横になりました。 部屋はドミトリティといって、 共同の2段ベッドが4台ある 8人部屋でした。 私はいつの間にか寝入っていたのですが、 無理やり誰かに起こされました。 目を覚まし、周りをみると 5人ほどの外国人の女の子が、 私のベッドの前にいました。 “チョット、あんたこの子のお金とったでしょ!?” “部屋にいたの、あんただけだったんだから!!” なまったような英語で 私を問いただしていました。 “・・・・?????・・” 私は、はじめ何を言われているか分かりませんでした。 しばらくして、私が疑われてていることを理解し、 “私は、何も知らない。” ということを伝えました。 それでも、女の子たちは一方的に私を責めました。 …まいったな・・ “知らない!! 本当に知らないんだから・・。” そう言い張っていたら、ドイツ人らしい女の子が、 “もう一度探してみな!” と、財布をなくした子に言ってくれました。 その子は、もう一度、自分のバックの中をあさりだして しばらくしたら、 “あった!!” というのです。 私を、寄ってかかって犯人扱いした子たちは “ごめん、あったみたい。” “疑ってごめん。” ・・・など、一言ずつ言って、 その場から立ち去りました。
私は、涙が出るというより どうしたら、疑いが晴れるだろう・・・、 そればかり、考えていたのですが、 彼女の言葉を聞いたとたん、緊張が解けた気がして 急に心臓がドキドキしてました。 彼女が言いだしてくれなかったら、 私は袋叩きにあっていたのでは・・・? と思うと、恐怖でした。 外でなっている花火の音が、 銃声の音に聞こえていたのも、 とても、記憶に残っているほど、 この7月4日の記憶は、 この日になると思いだします。
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Last updated
Jul 4, 2010 11:40:00 PM
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