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2005年10月31日
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エンスカイ もののけ姫 二人の想い 1000ピース【税込】アート1000-238 フタリノオモイ [アト100...

このブログで書き忘れていることがないかと自己に問うてみるとき、思いつくことがあった。天才、宮崎駿の作品について何も書いていない。それは私が現在の生活に目をとらわれすぎて、過去を振り返るのを忘れているせいだろう。こんなに感動を与えてくれた作品があったではないか。

宮崎作品を数々見てきた中で、私が一番印象に残っているのは「もののけ姫」である。私が見た作品の中でも、最高傑作のひとつ。この映画が上映されたのは私が高校生の時だった。高校の映画鑑賞会(「ロストワールド」)が当時の私にとっておもしろさを理解できない作品で少し物足りなかった。そのため、帰りに上映中で人気だった「もののけ姫」を見にいった。この日は2つの映画館に2つの作品を見に行ったことになる(今現在でも、1日2館は行ったことがないので印象に残る)。

あまりにも有名な作品なので内容を紹介するまでもないが、一言で作品を説明すると、「人間は自然環境を大事にしなくては」ということ。ラスト付近でのサンの言葉が強烈すぎて忘れられない。「人間なんて大嫌いだ」。アシタカとサンが、シシ神に首を戻してきれいな世界がよみがえる。すなわち、人間が自然と共存すれば素晴らしい世界を構築できる。しかし、アシタカとサンは一緒に住めないのだ。「お前は人間だから一緒に住めない」。なんで一緒に住めないのだ、おいおい、なんでそこで別れてしまうのだと観客に感じさせるのは、人間を自然にひきつけようとする監督の隠れた意図も含まれているのだろう。まさしく、天才。はぁ、高校生の時よりも、今この作品を見れば、より作品のメッセージを汲み取ることができそうだ。米良さんの高音「ものの~~け~たちだけー」もなつかしい。

今考えると「ロスト・ワールド」よりも「もののけ姫」を高校の映画鑑賞会にすべきではなかったか。全く摩訶不思議。内容という点でも、恐竜が暴れまわって雄叫びをあげる映画よりも、自然環境の大切さを訴える「もののけ姫」の方が教育という点でもふさわしい作品ではなかろうか。おそらく、先生の中の誰かが恐竜好きで「ロスト・ワールド」を見たかったに違いない。にしても、宮崎駿は世界に誇る日本人。世界も彼に注目するのは当然だ。子供たちがテレビの前に何時間も座っていては、健全な子どもに育つわけはないと彼は考えていているので、「私の作品は年に1回でよい」と子どもたちに言っているそうだ。この人間性の良さが作品にも表れて、さらに多くの人々を釘付けしてしまうようだ。





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最終更新日  2005年11月01日 13時00分20秒
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