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テーマ:たわごと(26760)
カテゴリ:ひとりごと
今でも忘れられない、苦しい話。嫌な話。10年前の一瞬の出来事が忘れられない。その時の怒りを今でも、覚えている。悪いことをしていない子が、なぜ怒鳴りつけられるのか。 ここは、約10年前、朝のコンビニエンスストア。 高校生だった私は、昼食のパンを買いに1人でコンビニに入った。 そこには、幼児を連れた中年の母がいた。その母がレジにいる間に、幼児がてくてく。その瞬間、母が子どもに向かって「どこ行ってるの、頭悪い!」と大声で怒鳴りつけた。 どう思われるだろうか。当時は学校においても、先生が生徒を叩くことは見受けられたが、この例は思い出しただけで怒り心頭である。自分の子に向かって頭悪いとは何だ。この幼児は何か悪いことをしたのだろうか。立派な心理的虐待である。 このような心理的虐待は、子に対してだけではない。同時に、家庭においてのみ見られるものでもない。学校においても然りである。職場においても然りである。何も悪いことをしていないのに怒鳴りつけられる光景。また、身体的虐待は見つけやすいが、心理的虐待は見つけにくいため、問題にされにくい。 最近の子は、我慢が足りないといわれる。本当にそうか。もし、そうだったとしても、暴力や虐待に対して、我慢する必要はない。告発することも可能である。放置すれば、傷となり、病気となることもある。インターネットで検索すれば、幼児虐待、子どもの虐待、高齢者虐待防止センター等々、電話やメールで相談に応じてくれるところも多い。何も虐待だけではなく、あらゆる困りごとに、無料で応じてくれる施設やボランティアは数多く存在しているようだ。その意味でインターネットやメールは便利なツールだ。 この世の中は「友情、人情、愛情、何かがたりねぇ(長渕「泣いてチンピラ」)」。 長渕剛「いつかの少年」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月05日 22時30分23秒
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