想いを伝える部活
私が,放送部の顧問をしている事は何回か記事にしたと思いますがこの時期に研修合宿をやっています…うちの学校の単独でやったこともあったのですが,ここ数年は,複数の学校と合同合宿…地理的な条件もあって普段はなかなか他校と交流することのできないうちの生徒にしてみればいい機会ですわずか一泊の合宿ですがラジオやテレビの番組作りの研修を行うので中身の濃いものになっています番組作成以外の研修では他校の研究発表や特別講義もあるのですがその特別講義がコミュニティFMについてでした…一般にミニFMとも言われる地域に根ざしたメディアですが今回は東北の震災の中でFM放送局の活動を通して地域メディアの果たす役割を考えさせるものでした…市町村規模ぐらいエリアを対象にしたミニFM局についてたぶん高校生のほとんどは関心は高くありませんしかし,震災当日の放送の録音を聞かせてもらい涙が出そうになりました…効果音でもない本物の揺れの中で避難の指示の放送を続けるアナウンサー声は震えていますが,しっかりとした声で伝える…使命感とかプロ意識という言葉が陳腐に思えるほどの思いが伝わってきました参加した生徒たちも,たかが部活ではなく自分たちが携わっているものの一端について少しでも何かを感じてくれたら…いや感じてくれていると思いますそれだけの思いが十分に伝わる講座でしたまた,他校の放送部の取組についての研究発表もとかくコンテストや試合が目的視的になりがちな部活の意味をあらためて考えさせるものになりうちの生徒たちにとっても学ぶ事の大きいものでしたもちろん,私にとっても…←励みになりますのでクリックをお願いします