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カテゴリ:アニメ
これが少年マンガ原作のアニメだろうかって位のたっぷりのエリアーデの独白。
見ごたえありました。 その独白を入れたので、あらすじが長くなっちゃいました。 「ボディーをコンバートしないんですか。」と問うアレン。 「私はこの姿が好きなの。アクマの姿なんて醜いから嫌い。」と答えるエリアーデ。 「もしあなたがこのまま帰ってくれるなら・・・。」 「残念です。」とアレン。 エリアーデはアクマの姿になる。 一方、ラビ vs クロウリー。 クロウリーに大槌をつかまれて振り回され、地面に叩きつけられたラビ、大ピンチ。 迫るクロウリーの牙。 しかし突然クロウリーが苦しみだす。 燃料切れ、もう少し血を吸っておけば、しかしエリアーデが死んでしまう・・・。 苦悩するクロウリー。 ラビはイノセンスを第二解放。 赤く光る“火”の印、龍と化した炎がクロウリーを襲う。 炎は館の壁を破壊し、クロウリーをアレンとエリアーデの元へ。 エリアーデは人間の女の姿に戻り、倒れたクロウリーに駆け寄る。 ラビの目に、エリアーデのそばにアクマの魂が見えている。 「帰ってきて、生き返って。」と女が言う。 つかまった、捕らえられた、逃げられない。 「この女を殺してかぶりなさい。」と千年伯爵が言う。 苦しい、逆らえない。 ・・・私の魂を呼び戻した女、私の皮になった女、その姿はとても美しかった。 ただ人を殺し続け、進化し、自我を持つことを許された。 関心事はショッピング、美容、ダンス、パーティー・・・。 私は可愛くて綺麗、男達は私を誉めた。 でも私はアクマだから気がつくと人間を殺しちゃう、みんな簡単に死んでいった。 人を殺すときの私は不細工、可愛くない、綺麗じゃない。 私は気付いた、人間の女の様にはなれない。 “あれ”をしてみたい、一つだけ、どうしてもしてみたい。 でもそれは無理、だって私はアクマだから。 アクマはメカ、人を殺すためにプログラムされた機械。 千年伯爵のところに報告に行く、人殺しを「えらい。」と誉められる。 アレイスター・クロウリー3世の仕事を命じられる、調査の結果に関係なく殺せ、と。 ロードが来る、甘えるロード、甘やかす千年伯爵。 クロウリーの館近くの森。 私は綺麗になりたい、可愛くなりたい、人間の女の様に。 いつか人間の女になりたい。 これからも私はたくさんの殺人をする、やってみたいことも出来ないまま。 そしてどんどん進化する。 でもその先は?。 私は人間の男が好き。 私を好きになってくれるから、私を誉めてくれるから。 私は人間の男が嫌い。 すぐに壊れてしまうから・・・。 その時、アレイスターが現れ、襲われる。 アクマの私が動けない、私は死ぬんだ、この男が私を壊す。 ・・・生きている。 アレイスターは途中で意識が戻ったと言う。 彼の牙はとてもイヤな感じがする、そのイヤな感じに私は魅かれた。 「見つけたわ。」 「今度は私の番よ。」とアレイスターにキスをする。 アレイスターはイノセンスに寄生されている人間、アクマの敵。 そのイノセンスのせいでアクマの血を欲する。 アレイスターは私の血を飲むことを自制していた、私を殺さないように。 衝動にかられると村に潜入していた私の部下のアクマの血を吸った。 私はただアレイスターと居たかった。 この城で、ずっと・・・。 今、クロウリーの目にはエリアーデの背後のアクマの魂が見える。 進化したアレンの左目のせいか、マナの呪いが強くなったのか。 「その人はアクマ。」、クロウリーに言うアレンとラビ。 「本当なのか?。」と問うクロウリーの手に落ちるエリアーデの血。 「あぁ!!。ぶち壊しよ。」 アクマにコンバートするエリアーデはクロウリーを柱に叩きつける。 「エクソシストを生かしておくわけにはいかない。殺してやる。」 クロウリーはラビとの戦いで疲れている、クロウリーを助けたいアレンたちだが、乱入してきた花たちに阻まれ近付けない。 「愛していたのに。お前に惚れていた私をどうして殺さなかった。いつでも機会はあっただろう。」 「やってみたいことがあったのよ。その為に殺すのを我慢していたの。」 クロウリーは血をなめる。 「エリアーデ、私もずっと殺したいと思っていた。」 「同じだったのね、私達。」 評価が分かれるかもですね、エリアーデの独白をこれほどたっぷり入れるのが良いか、どうかは。 私はこう言う心情をきちんと描くものが好きなので、良いと思いました。 エリアーデがとても綺麗なんですね、でも人を殺す自分を綺麗とは思えない。醜いのはアクマの姿だけではなくて、人を殺す機械である自分自身で、なのに見た目の姿はとても美しいという皮肉。 千年伯爵とロードのやりとりを入れたのが効いてます。 千年伯爵にとってノアのロードは特別、対して自分はただの機械であり、“物”にすぎない。 ロードと伯爵のやりとりを、エリアーデは去っていく背中で聞いているんです。 エリアーデの心情が伝わってきます。 だからこそ、自分が殺せない、自分を殺すことも可能な男、自分一人を求めてくれる男・アレイスターに魅かれていく。 「私はただアレイスターと居たかった。この城で、ずっと・・・。」と言うエリアーデの願いを導く、見ごたえのある独白シーンでした。 牙を“イヤな感じ”と思いつつも、そこに惹かれるのはアクマの魂が救済を求めているからでしょうか。 そして今、アレイスターとエリアーデは戦うことになります。 お互いに自分の心の一方は「ずっと一緒にいたい。」と望みながら、もう一方は、かたやエクソシストとして、かたやアクマとして「殺すと。」と告げる。 悲しい二人のお話です。 クロちゃんが今回も可愛かったです。 もう少し血を吸っておけば良かったと思いつつ、それはエリアーデを殺してしまうと悩むシーン。木をこぶしで叩いてます。 おぉぉ、青春?。 エリアーデにキスされるシーンでは目が。 さて、今回もシリアスな展開を クロウリーとの戦い、突然苦しみだしたクロウリーに「おーい、どうしたぁ。」 イノセンス第二解放で火の龍のシーン。 「安心せぇ。火加減しておいたさぁ。」 ・・・ってまるで刀を納めたお侍さんポーズ。 その余波で外に飛ばされたアレン君を助けるシーン。 「ラビも元気そうですね。」とアレン君。 「何とかなぁ。」とラビ。 クロウリーがエリアーデに吹き飛ばされた後。 「やべぇさー。クロちゃん、オレとバトっててヘロヘロだった。」とラビ。 「クロちゃんって誰ですかぁ?。」とアレン君。 もぅぅぅ、緊張感の欠片もないラビ(とアレン君)が大好きです!!!。 来週もなかなか悲しくて切なくて辛い展開になると思うけど、君のそのスコーンと抜けた明るさで救っておくれ。 出番がないからあえて貼る。(笑 神田のタンブラー 神田のミニタオル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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