よろず屋の猫

魅力的なキャラが出てきたものです。
微笑みのテレサ。
妖魔が何匹居ようと、全然動じず、妖力を解放することなく倒してしまう最強のクレイモア。

悲壮感が表に出てなくて、どこかスコーンと開き直ってるところが主人公・クレアより私には魅力的に思えてしまう。
ベッドで眠ることが出来ず、大剣に背を預けて眠る状況からも、クレイモアとして生きることの何がしかの辛さは持っていると思うんですけどね。

あらすじは公式ページでどぞ。


圧倒的な力を見せて妖魔を狩るクレイモア・テレサ。
連絡係に言われてテオの街へ訪れる。

この街の絵がすばらしい!!。
建物とか、市場の様子とか、見事に描き込んであります。
私は物語にすんなりと引き込まれるかどうかって、この背景の絵の出来にものすごく左右されちゃうのですよ。
やっぱり物語の世界観を見せるのに、背景をきちっと描くのってとっても大事だと思うの。
『クレイモア』は毎回、その辺りは素晴らしい出来です。

あっという間に妖魔6匹を狩るテレサ。
依頼にはなかったが、もう一匹、少女の背後にいた妖魔も退治。

少女は妖魔に連れまわされ、虐待されていた。
言葉も失っている。
その少女がテレサにまとわり付く。
何度も手酷く払うテレサだが、少女はそれでも付いてくる。

二人は森の中で盗賊に襲われる。
盗賊の頭はクレイモアの禁忌“いかなる理由があろうとも人を殺してはいけない”を持ち出し、美しいテレサを思いのままにしようとする。
しかし「そんなことか。」と言ってのけ、服の前を開くテレサ。

このシーン、テレサの“酷い姿”は見せないで、後姿だけなんです。
で、盗賊たちの「萎える。」と言うセリフを入れる。
上手いなぁ。
実際に見るよりも返って“酷さ”が浮き彫りにされる。

少女はジャマ、付いてくるなとテレサは言うけれど、それでも少女は必死についてくる。
これ以上は無理だろうとテレサは崖を下りるが、少女は真似をするように付いていこうとする。
しかし落ちて気を失う少女。
テレサは少女を川に投げ入れる、脱水症状を起こしていたらしい。
酷い匂いがするからついでに身体も洗わせるテレサ、少女の身体には妖魔による虐待の跡が。

これで少女に死なれたら、自分が殺したことになるのだろうかと、少女を次の街までつれていくことにし、テレサは少女に名前を付ける。
「クレア。」
美しく清らかで愛に満ち溢れた双子の女神、テレサとクレアから付けられた名は、実は少女が親に付けられた名と同じだった。


テレサがカッコ良い!!、綺麗!!。

特に妖魔を顔色一つ変えずに狩るシーンなんて惚れ惚れします。

私、こう言うカッコ良い女性のキャラにはほんとうに弱いのです。
一目惚れです!!。　←いや、変な意味ではなく・・・。

それでまた「ジャマだ、ジャマだ。」と邪険に追い払いながら、結局少女を放っておけなくて面倒見ちゃう所も良いなぁ。


一方の少女。
もういたいけで、涙が出そうになりましたわ。

妖魔の血しぶき(?)を浴びて立っている姿、テレサのマントをそっと掴む手、険しい道を必死にテレサの後を追う姿。
水の中で裸になった身体は細く、虐待の後がある。
ほんの少しテレサに受け入れられてから見せた笑顔。
更に嬉しそうな名付けてもらってからの表情。

この少女が後のクレアなのですね。

私はこの作品は原作を読んでないので、公式HPを読んでみたのですが、なかなかこの後は悲しいお話になりそうで・・・。

頂いたTBの感想記事を読むのを楽しみにしているアニメの一本なのですが、何でも原作を高速ですっ飛ばしているそうで。
・・・読んでなくて良かった・・・。
読んでいたら今頃怒り爆発だったかも。

読んでないおかげで、原作でより深く描写されているところが見られないのは甚だ残念ですが、欠けている部分を気にせずにすんで、物語を堪能してます。
毎回楽しみにするアニメになりそうです。

原作はアニメを見終わってから読もう。(笑


CLAYMORE Limited Edition Seq1＜限定盤＞、たぶん楽天さんが一番安いんじゃないかなぁ。