|
カテゴリ:アニメ
“李”の世界は“ヘイ”の為の隠れ蓑。
都会の裏道の古びたアパート。 気のいい管理人のおばあさん、陽気な隣人達。 けれど深く係らずに過ごしてきた。 ただ毎日をやり過ごして。 ケンジから届いた郷土料理。 おばあさんは自分で隣人に渡せ、と言う。 「普通のことじゃないか、そんなの。」 隣人の部屋のドアをノックする。 これがケンジの置き土産。 一橋は夢を見る。 まだバイクに乗っていた頃の自分、そばで微笑む少女。 電話で起こされた、その内容は彼の計画がいよいよ実行された知らせ。 部屋に戻った李を待ったいたのはケンジとドール。 ドールを連れて逃げるとケンジは言う。 そんな事は出来るわけないと言う李に、ケンジは「惚れちまったんすよ。」 香那美と一緒にデパートでお買い物中の霧原は、下着売り場にいる男に、アンバーの件の時に共に居たBK201を見る。 しかし振り向くとそれは李。 女の子用の着替え一式の買い物を霧原に手伝ってもらう李。 李が部屋に戻ると銀までが待っている。 黄に言われて監視していたのではない、ヘイの様子がおかしかったから。 銀がドールを着替えさせている間、外で待つ李とケンジ。 李がドールと暮らすことの大変さを言い募るが、ケンジは「守りたいものがあるでしょう。」と逆に李に問いかける。 新宿駅までと、ケンジとドールを送ることにする李と銀。 しかしそこには既に一橋の手が回っていた。 ケンジとドールを逃がして、李と銀は一橋の手下を相手する。 ケンジとドールが必死で逃げ込んだ駐車場、そこには一橋が、車をぶつけられるケンジ。 そのままドールと共に連れ去られる。 既にケンジたちの居ない駐車場に李と銀が行くと猫がいる。 これ以上は組織への反抗と取られかねない、手を引くように言う猫。 そこにドールの観測霊、「ケンジが殺される、助けて。」と告げている。 銀に位置を特定させて、その場に向かう李。 一橋の手下から制裁を受けるケンジに一橋は言う、「人形じゃねぇか。」 「何言ってるんすか、女の子っすよ。」と訴えるケンジ。 乗り込んで来た李は能力を使って次々と一橋の手下達を倒す。 こぼれた一橋の拳銃、それを拾って一橋にむけるケンジは、一橋に車を運転させ新宿駅へと向かう。 ケンジと一橋、昔の思い出。 一橋はケンジをバイクに乗せてくれた。 「命を賭けて守りたいものがあるなら怖いものはない。」、かつて一橋はそう言った。 ケンジとドールは旅立ち、ガードレールに持たれかかる一橋の元に李が来る。 「何故逃がした。」、拳銃に弾は残っていなかった、知っていたはずだ。 守りたいものがあるかと一橋は李に問う。 昔の自分にはあった、今はない、と一橋。 去っていく李、一橋に近付く男、一橋の胸に開いた赤い穴。 報復。 車中のケンジとドール。 ケンジの手に添えられるドールの手、向けられる綺麗な微笑。 一橋が殺されたことによりドール密売ルートはなくなり、組織の仕事はキャンセルされた。 アパートに戻った李の元に届いていたのは、ケンジから、秋田のきりたんぽ。 人形じゃない、「女の子っすよ。」と言うのなら、先ず名前をつけてやれと、記事書きながら激しく思った私です。 どうもケンジの声を聞いていると、 よし!!、君の気持ちは分かった!! だから今度は自分の力で実行して見せろ!! ・・・って突っ込みたくなっちゃうんですよね。 でも一橋の部下にボコボコにされながらも、ドールを“女の子”と言ったシーンにはちょっとグッと来たわ。 ヘイは“李の世界”を割と隔絶させて生きているのですが、今回は完全にごっちゃになってしまいました。 李のままで能力使っちゃってるしね。 組織の仕事ではないし、相手が能力者ではないので、この方が良いと言う判断もあったのでしょうか。 なるべく隣人たちと係らないように生きて来た李が、ケンジからの荷物のおすそ分けにドアをノックするラストは余韻が残る。 だけど、これはヘイにとって返って辛い事。 李の生活は、組織から抜けられないヘイにとってはかりそめの世界。 人とふれ合って心開いたとしても、その先には、隣人達とは相容れない世界がある。 いつかは捨てなくてはならないだろう世界でもある。 心のある契約者・ヘイが哀れに感じたりもしました。 ケンジの言葉は一橋に残っていた“昔”に揺さぶりをかけた。 けれど一橋が生きているのは“今”、それは容赦のない世界。 甘さが彼の命取りになりました。 ヘイが二つの世界をあやふやにし、甘さを見せれば、ヘイ自身にも起こりうることです。 女性下着売り場で照れるでもなく、困るでもなく、平然と品物を探すヘイ!!。 霧原さん、疑問を持つならまずそこでしょう!?。 骨の髄まで警察の人なんだなぁ。 でも「自分で着るの?。」とはかなりの天然さん。 霧原は李の後姿をBK201と思った訳です。 今回は上手くやりすごせましたが、“ヘイ”と“李”の境界線がここでもあやしくなってきている。 猫が良かったです。 黄に報告するのかとヘイに問い詰められ、そんなことはしない、と。 ヘイを見てると退屈しない。 その面白がっている表情が魅力的。 ケンジに向けられたドールの微笑が綺麗でした。 心がないはずのドール。 けれど揺さぶる何かがあれば、変わっていくのだと思わせたシーンでした。 ケンジの声を聞いてると思うところは色々ありますが、お幸せにねと思わせる微笑でした。 次回は黄の話ですか。 ものすごく、こう・・・演歌話・・・になりそな予感。 楽天ブックさんが一番安いと思うのですが、“初回版”の確約が明記してなくて・・・。 お求めの方はご確認を。 DARKER THAN BLACKー黒の契約者ー 2 DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 3 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アニメ] カテゴリの最新記事
|