よろず屋の猫

あらすじは公式HPから。

美術部の写生会の日、春日野先生のノリノリな様子に危ういデジャブを感じる部員たち。
案の定到着した学校の裏山で、春日野先生はフテ寝する。
そんな中、一匹の雑種犬が迷い込む。
写生会のモデルができたと喜ぶ春日野先生とは対照的に犬嫌いの根岸はなつかれてしまい大弱り。
結局、根岸は犬に『犬男』と名づけて飼う羽目になってしまうのだった。

で、

次の日の美術部の部室、犬男が来てしまう。
そして探しに来た根岸の妹･みなももやってくる。
スケッチの空とカメラのみなも、今日はそれぞれを交換して秋を捉まえてみる。


今年は秋の微妙な時期がなかったなぁ、と『スケッチブック』見てたら思ってしまいましたわ。
季節は突然やってくるものではなく、少しずつ訪れてくるもの。
私は晩夏とか初秋とか、移り変わりの微妙な季節が好きなんですけど、今年は残暑が厳しかったと思ったら、いきなり寒くなっちゃって　in 横浜。

写生会の空たち、学校が集合場所とあってイヤーな予感に包まれる美術部員たち。
案の定、写生会は学校の裏山で行われることに。

綺麗事を述べたら、さっさと焼き鳥のクッション敷いて寝てしまう春野先生が素敵ですわ。

秋と夏では空の高さが違う、空気が違う。
色づく葉だけでなく、空はきっと気付いていることでしょう。

天気の良い秋の日に、お外で皆で食べるお弁当は美味しい。
やって来た野良犬に、から揚げで誘導、寝ている根岸の上においてしまう空閑。

すっかり懐かれてしまいましたね、根岸。
野良猫をみんなでスケッチすることに。
猫の尻尾で催眠術にかかってしまう空。

帰り道まで根岸についてくる野良犬、仕方なく根岸は引き取ることに。
「友達から始めよう。」には笑いましたわ。
女の子と付き合うんじゃないって。

次の日の美術部にも犬は来てしまう。

“犬男”とはすごいネーミングセンスだな、と。

犬男を追って来た少女は、いつか空が会った子。
根岸の妹のみなもだった。

二人は「友達。」
空もみなもも嬉しそう。

空と、みなも。
いつもの自分のツールを取り替えて、秋を捉えてみる。

カメラを手に外に出る空。
シャッターを切る、一瞬を永遠に捉える行為。
けれどなかなか思うようには撮れない。

一方、みなもの絵は大胆な色使い。
それで手に絵の具をつけて紙にペタペタ、紅葉を描く。

これ、うちの子が幼稚園の時にやりましたわ。

最後にみんなで記念撮影。
みなもは空の髪に秋を見つける。
落ちてきて止まった紅葉。

季節の移り変わり、いつもの場所で見つけるその季節だけの在り様。
それに敏感な空らしい回でした。

私も秋を感じる景色を見たくなりましたわ。
自然そのものも好きだけど、街の中で見つける季節も好き。

横浜球場近くの日本大通りの銀杏並木が私のお気に入り。
お近くにいらしたら、是非寄ってみて下さいね。



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