よろず屋の猫

あらすじは公式HPから。

ビートカヤックで哨戒飛行をしいたナキアミが、北政府の空爆にあって間もない被災地で、一体のヒトガタ兵器を発見する。
その石化を止めようとして、自らも石に呑まれそうになるナキアミ。
アキユキは腕をザムド化させてヒトガタを倒そうとするが、それをナキアミは拒むのだった。

その頃、極東自治区の実験体ザムドが目覚め、暴走してしまう。
阻止を命じられたのはASPスーツの新人パイロットたちだった。


さすがに300 or 400円/一回を頂いて見てもらおうと言うだけのことはある、毎回の作画。
見惚れちゃいますわ。

でも全26話、7800 or 10400円かぁ。
ちょっと出す気にはなれないなぁ、私は。

TOKYO MXさんに感謝、感謝ですわ。


この所、アキユキサイドと、ハルサイドを平行して描いてます。
先ず、アキユキサイド。

ザンバニ号のコックピットから、煙の上がる被災地が見つかり、ナキアミが偵察に行くことにする。

アキユキも一緒に行くように伊舟に命令されるけど、ナキアミは「ジャマだからついてくるな。」と一人でビートカヤックで飛び出す。
伊舟にしてみれば、ジャマだからこそついて行け(ナキアミに無茶させないように)って事なので、この事態に「怒られるのは俺」とアクシバ。

で、ドンと突き落としてしまうのですよ、空高くから。

アキユキとアクシバが良いコンビになってきて、見てて楽しいです。

さて、アキユキとナキアミが被災地に行ってみると、ヒトガタ兵器の死体が。
その中の一体は石化の途中だが、まだ生きている。
これをナキアミは救おうとするが、興奮しているヒトガタ兵器に攻撃され、自らも石に呑まれそうになる。

助けに入ったアキユキの包帯が取れて、ザムド化。
ヒトガタ兵器を殺す。

しかしナキアミは、それを解体しようとしていたので怒る。
更にアキユキがザムド化に伴って我を忘れたことも指摘する。

ヒトガタ兵器は、生物にヒルコを入れて兵器化したもの。
それをただ殺してはいけないのだと、アキユキは教えられたわけですね。

解体って言うが良く分らないんですけど、それで元の生物もヒルコも救えるんでしょうか?。
でもアキユキからヒルコを引き離して、ザムド化を止めることは出来ないんですよね。
両者の間に違いはあるのかしら。


一方、ハルとフルイチは、ASPスーツのパイロットになる試験を受ける。

ハルが軍に入るのは、現在の尖端等では、外に出るのが叶わないので、軍人になることでアキユキの消息を尋ねようというため。
これを見ているフルイチが切ないったらありません。

アキユキの手紙、ハルに無事届いたのですね!!。
それをハルは、アキユキの両親にも見せに行く。

ハルが帰った後、アキユキの父は、母に、自分が軍医だった時の体験を話す。
少しでも生きながらえさせたいと治療した兵士を、軍はヒトガタ兵器にしていた。

勝つことが第一の軍ですから、とんでもない事をしますよねぇ。
しかも兵士は感謝をしていた、と。
人としての倫理観を完全に忘れてしまっている。

ハルはアキユキに手紙を束にして送る。

いつ届くか分らない手紙。
携帯でメールで即!!の現在、何だかとっても切ないけど、温かさも感じます。

とんでもない倫理観を持つ男が、極東自治区の軍にも一人。
ヒトガタ実験体に何かしたらしい汗馬、その実験体が動き出した。
しかも実験体が苦しむ様子を見ていたいとまで言う、とんでもないマッドサイエンティストです。

何とか捉まえたヒトガタ実験体。
元は親子のようで、お腹のところにしがみ付くように子供(赤ちゃん?)もいる。
その子がシャボン玉で遊ぶように、フワフワとした玉を作る。
それが爆発して、実験体は外に出てしまう。

この実験体が、こんな物を作り出そうとした人間を心底嫌悪したくなるようなデザインです。
グロイんですけど、子供のところは無邪気な可愛いさも感じる。
その可愛さが哀れ、なんですよ。

そこで実際にASPスーツのコックピットに乗って、テスト中だったハルとフルイチ。
残ったASPスーツで実験体と戦うことになる。
その一人がハル。

・・・ってことで、とんでもないところで次回・・・になってしまいました。


人間の動きがとても良いのですよね。

腰をぶつけて、手を当てるアキユキ。
階段を必死に登る垣巣。
どのキャラも、人間らしい動きを見せてます。

ヒトガタ兵器のデザインも良い。
今回の実験体は秀逸だと思う。

心情表現も細かく描いて、上質のアニメで、毎回見るのが本当に楽しみです。

音楽がまた良いんですよね。

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