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2009年11月24日 XML このブログを購読する

青い文学 第7回 『こゝろ 前編・後編 』 感想 アニメ!!(33992)」
[ アニメ ]    

このアニメスタッフって女性に対して思うところでもあるのか?・・・などと勘ぐりたくなったりもして。

前編を先生の視点で描いた『夏』、後編をKの視点で描いた『冬』の二部構成でした。

あらすじは公式HPから。

前編

お嬢さんは桔梗の花のような人でした。
下宿に住まわせてもらっている学生…彼はその家のお嬢さんに「先生」と呼ばれていた。

ある日、彼は道を求め続ける男、Kを下宿に連れていく。
最初は無愛想だったKだが、少しずつ馴染んでいく。それはだが、彼とお嬢さんとの間に、強い紐帯が生まれるということでもあった。先生は激昂する。「覚悟もない奴に!」。
だが、Kは笑って呟くのだ。「俺には何もない、あるのは覚悟だけだ」。


で、

後編。

お嬢さんはひまわりの花のような人だった・・・。
先生に誘われるまま、Kは下宿に住まわせてもらうことになる。
最初は道に励もうと家人も気にしないKだったが、お嬢さんの行動に、少しずつ心惹かれていく。そして、ある時、Kはお嬢さんと手をつないでいるところを先生に見られてしまう。
悩むKはついに先生に相談を持ちかけるも、突き放される。
そこで彼は笑って呟いた。「覚悟…覚悟なら、無いことも無い」。



原作は三部構成になってて、“私”が“先生”と出会い、交流があり、そして“私”の元に“先生”の遺書が届く・・・と言う二つの部分がアニメでは全く描かれてませんでした。
アニメで描かれたのは最後の部で、先生の遺書であり、先生の過去の部分です。

なので、色々な背後の状況、時代の空気なんかを全部はしょって、Kの自殺の動機を失恋の一本に絞って描いたらこうなりました、って感じ。

これが『こゝろ』原作と言われると、えっと・・・と思うのですが、全然別物だと思えば、私は結構楽しめました。
一つの事象を二人の視点から別々に描くって言うのは面白かったです。


前編は先生の視点。
Kが身体も態度も大きい人間として描かれてますが、先生から見ればこんな感じだったと言うことなのでしょう。

個人的には、後編を生かすための前編って気がしました。

後半はKの視点。
こちらは先生の眼鏡がいつも光を反射してるのかスマイル、目が見えなくて、Kから見ると、何を考えてるか分からない・・・と言うところだと思います。

Kは何で横恋慕していた“お嬢さん”に失恋したくらいで死んだんだ?って言うのは、確かに30分では描けないし、分かり辛いところではあるのですが、アニメでは誘ったのはお嬢さんの方と言う荒業を取ることに。

これはちょーっと勘弁して欲しかったです。
お嬢さんをこう言うキャラにしちゃったら、『こゝろ』とは別問題にしても、Kの持つ純粋さも、物語の雰囲気も台無しですよ。

無邪気で無意識の誘いって言うのは、可能性としては考えられるから、その程度にしておいて欲しかったです。

恋に狂うと人間は恐ろしい。
Kは先生を殺そうと思う。
しかし踏み出した足に感じた湯たんぽのぬくもり。
それで彼は自分を取り戻す。

・・・と言うのは良かったです。
このシーンの為にも、お嬢さんは原作通りの方が良かったと思うんだけどな。
駆け落ちも余計って気がする。



次回は『テニスの王子様』の許斐剛先生キャラデザインの『走れメロス』。
これはもうはじけて欲しいとか思う私はずるい?。






最終更新日  2009年11月24日 22時03分17秒
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