何事もマインドが重要
《企画心(プランニング・マインド) 阪本啓一著 2005年11月》企画を生み出すには「企画力」というものが必要。それは「企画書の書き方」だったり、「内容の新しさ、斬新さ」だったりする。しかし、どんなに良くできた企画でも作った人の「おもい」が伝わってこない企画は良い企画とは言えない。企画を作る際の絶対条件は「企画心」である。本書はこのようなコンセプトのもと構成されています。企画を作る流れは以下の3つがあります。1.準備(うむ)準備(うむ)とは企画をなぜ立てる必要があるのか?この企画を立て、実行すると誰がどのようにうれしいのか?というものを正確に把握し、その問題に対して、自分の「おもい」をこれでもかっというくらい詰める。2.実行(する)企画を実行するには「育てる」「まとめる」「売る」というステップがあり、それぞれにはポイントがあり、それをクリアにすることで適切に実行することができる。『「Do not リスト」を作る』というのが印象的でした。3.仕舞(のこす)企画は作ったら終わりではなく、残すことが大事。それはクライアントに対しては当然だが、「自分向け」というのが大事である。見直してこれが「代表作」といえるかどうか、とことん自問自答してみる。企画を作るときだけでなく、他のどのことをやる際にも大事だと思えることが沢山詰まった一冊でした。☆ マインド☆ 五感に訴えるお薦め度:★★★★★+「おもい」マインドマップつぶやき「マインドがあってスキルが活きる」という本書の最初の部分に書かれている内容がすごく印象的でした。「SEに必要なマインドとは何か?」ということを改めて考えました。私が考えるSEのマインドは・好奇心・バランス感覚の2つです。このマインドをベースに「ぶれないエンジニア」を目指して行きたいですね。