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カテゴリ:ウロストミー
今日は切断と離断の違いについて書いてみよう。
まず最初に意味を調べてみた。 【切断】 たちきること。(広辞苑第5版) きりはなす。たちきる。(最新式字典) たちきる。きりはなす。(解字漢和辞典) 離断についてはどの辞書にも載っていなかった。 そこで今度は検索をかけてみた。 国立がんセンターのサイトに、次の様に載っていた。 1.切断・離断とは 切断とは、足が骨の部分で切り離された状態をいいます。一方、関節の部分で切り離された状態を離断といいます。切断・離断は、主に皮膚科・整形外科領域の病気の場合に行われます。腫瘍が広範囲におよび、足に栄養を運ぶ血管を安全に残すことができない場合や、腫瘍の部分だけを手術しても再発の可能性が高い場合に行われます。 でも、何も皮膚科・整形外科領域の病気の場合に限らないよ。 乳ガンの際には「乳房切断術」が行われるし、直腸ガンの際には「直腸切断術」が行われる。 陰茎ガンだと「陰茎切断術」だ。あ、こりゃ皮膚科領域の病気に入るんだったな。 陰茎切断術にも「全陰茎切断術」と「陰茎部分切断術」が有る。 でも陰茎ガンが進行して、陰嚢をその内容と共に合併切除する場合は「全除勢(精)術」と、術式の名前が変わる。 今日載せた写真は、直腸ガンが進行した為に脊椎を腰椎下端で切離し、下半身を腰の部分で全骨盤内臓器、外性器、両下肢を一塊として離断した患者の術後写真だ。 生きようとする為に、ここまでするのかと思うと怖ろしくなる。 同じサイトに幻肢についても載っていた。 幻肢とは、手術でなくなっているはずの足が残っているような感覚です。この幻の足にしびれや痛みを感じる場合を幻肢痛といいます。 mixiの [医療器具ストーマ] のコミュに、カンちゃんさんが『お尻(肛門)を閉じられた方に』と言うトピックを立てておられるが、これも幻肢の一種なんだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月05日 17時48分12秒
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