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カテゴリ:健康
今日は手術時の体位の一つである載石位について書いてみよう。
載石位と言うのは右上のイラストや中央の写真の様な体位で、両足を上げて会陰部が正面に来る体位。直腸切断術とか、婦人科の手術で経膣手術が行われる際に取る体位だ。分娩の際にも取られるね。 膀胱ガンで膀胱を全摘する際に、尿道の合併切除が行われる場合にも、この体位を取る。 上の図はイラストだが、右に載せた写真よりも両脚の挙上角度が大きい。 写真の様だと、下の様な肛門切除は出来ないだろう。 無論最初からイラストの様に両脚を大きく挙上するのではなく、最初は右の写真程度の挙上で手術が開始される。 両脚を大きく挙上するのは腹部の手術が一応終了し、会陰部の手術が開始されてから。 肛門が切除され、会陰部の縫合が終われば、又、右の写真程度に戻される。 でなきゃ挙上した両脚が邪魔になって、左下腹部に人工肛門が作れないだろ。 直腸切断術の手術は、腹部→会陰部→腹部(人工肛門造設)の順で行われるんだ。 参加中、ポチツと押してね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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