|
カテゴリ:カテゴリ未分類
こんにちは吉村です。
現在変形性頚椎症のため、入院加療中です。 今週の19日の月曜に手術をしてもらいました。 術式としては、首の前方に切れ目を入れ、気管と食道を横にずらし、神経を圧迫している頚椎を二つ除去してそこに腸骨という骨盤辺りの骨を移植してチタンのネジでそれを止めるという、聞いているとちょっと怖くなる術式で、当たり前ですが脊髄をいじる手術なので、痛みもかなりありました。 また、首が腫れて呼吸ができなくなるため、今まで味わったことのない苦しみを味わいました。 痛みを我慢できなくなった場合、横にあるボタンを押すとフェンタニルという強い鎮痛剤が体の中に入ってくるようなシステムにしてくれたのですが、先日プリンスというミュージシャンがこの薬の大量摂取で亡くなったのと、ただでさえ苦しいのに呼吸困難になる副作用があるため、怖くてボタンを押せませんでした。(あと、いつも患者さんに痛みを与えているので、その罪滅ぼしも少しあったかな…) 首が固定されて動けなく、かつ呼吸ができなく状態が三日ぐらい続くと言われ、手術直後こんなに辛いなら手術を受けなければ良かったと思いましたし、この苦しみを乗り越える自信もありませんでした。(辛さを紛らわすため、マットレスを一生懸命叩いていました。周りの人はうるさかっただろうな…) しかし、執刀医の先生の腕が良かったおかげで、二日目から少しずつ痛みが減って来て、呼吸も少しずつ楽になって来ました。 看護師さんからも驚異的な回復ですねと褒められました。(同部屋の私より数日早く手術を受けた患者さんは今でも苦しんでいます。) 体が少し楽になってくると人間わがままなもので、今度は食事ができないため空腹で苦しみます。 首が腫れているため、ものを飲み込むことがでいないので、最初は点滴のみの栄養補給です。 その後少ししたら流動食です。 初めて食べた流動食の味はまずかったのですが、口の中にものを入れることができた喜びは大きかったです。 そんな中、昨日ようやく刻み食までバージョンアップしました。 今年色々美味しいものを食べたのですが、これが一番美味しく感じたかもしれません。 この料理を食べ、美味しいと感じることができる人は、あまりいないのではないかと思います。 ただこの数日間味わった苦しみの後だからこそ、感じることができるのだと思います。 苦しみの後にはちゃんと楽しみが待っているんだなって思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 24, 2016 11:36:44 AM
コメント(0) | コメントを書く |