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今週は、杉板に浮造り加工をした後塗装をして欲しいと
お問い合わせをいただきました。 浮造りというのは、杉板の柔らかい部分のみを削って木目を浮き立たせる加工で、 当店では木目出しという名で販売している加工です。 この木目出しは通常、ワイヤーで出来たブラシで木材を削って終わりにするんですが、 塗装するとなるとワイヤーで削っただけでは終わりに出来ない。 ワイヤーで削った時に木材の表面に出来た細かい傷を綺麗に削って消しておかないと 塗装後に傷が目立って色ムラになったりしてしまうので、 ワイヤーで削った結果凸凹になった木材の表面を、凸凹を消さないように削らないといけない。 通常の平らな木材であれば紙やすり、サンダーで出来るんですが、 木目出し後の凸凹な木材をサンダーで削るとせっかく作った凸凹が無くなってしまう。 そういう理由で、普通には出来ないんですよね、浮造り後の板への塗装。 知り合いの塗装屋さんに相談した所、凸凹を作った木材を研磨する為の柔らかいブラシがあると言われて それを購入してワイヤーのブラシの代わりに取り付けたら、大分綺麗に磨けて、 塗装も上手くできました。 出来る加工が増えて良かったです。 浮造り後の塗装については当然通常の板材への塗装より高額な加工費用が必要ですが 希望の方はお問い合わせください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月13日 18時10分10秒
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