|
カテゴリ:木材について
今週は、箸を作りたいという方から、
箸を作る材料の見積もり依頼をいただきました。 箸って、見た目単純な棒で、簡単そうに見えるじゃないですか。 でも、その材料になる木材って凄い限定されてるんですよ。 その条件は、乾燥しても反りが出難い木目が一直線の柾目材で、 途中で木目が横に曲がって切れたりしていない物。 木目が一直線であるかどうかは木目がハッキリ見えている木材でないと判別出来ないので、 吉野の杉や桧は木目がハッキリしてて見分けが付きやすく、真っ直ぐな木目の材も多く、 材料の選別という点では最適な素材と言えます。 しかし、選別しやすいからと言って適材がいくらでもあるかと言うと そうではないんですね。 知り合いの箸屋さんに訊いた所では、 最近は昔より箸の材料を作れる背板の量が減ってきてるそうで、 昔は1膳数十円程度で売り買いされていた箸の材料が、 今や数百円でないと売れないそうです。 時代の移り変わりを感じますねえ。 今回お問い合わせいただいた箸の材料も、 出来上がった箸がすぐに折れて使えなかったり 制作中に上手く削れなくて材料が傷だらけになったりしてもいいなら 普通の15ミリ角程度の価格でも良かったんですが ちゃんと使い物になる箸が作れないと嫌だと言われるので、 いくらか割り増しした価格で見積もらせていただこうと思います。 現在当店では現在箸は売ってませんが箸箱や箸立ては売ってますので 欲しい方居られましたら是非どうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月11日 17時34分11秒
コメント(0) | コメントを書く
[木材について] カテゴリの最新記事
|
|