カテゴリ:兵器・自衛隊・軍関係
【抜粋】常識としての軍事学(潮 匡人著)
各国が保有する艦船の「トン数」や隻数を比較しても、あまり意味がありません。 分かりやすい例が2002年、インド洋に派遣され話題を呼んだ「イージス艦」 でしょう。海上自衛隊の護衛艦に世界最新鋭のイージス・システムを搭載した 艦船がイージス艦。 イーグル戦闘機と同様、高価な兵器で、なんと一隻あたり1234億円! 米国政府が信頼する国の海軍にしか自家薬籠中の最新鋭の軍事システムを供給 してこなかった経緯もあって、現在、保有しているのはアメリカと日本だけ (スペインは建造中)。 日本はこのイージス艦をすでに四隻保有し、漸次、八隻体制に整備する計画です。 最新鋭のイージス艦や「世界最強」の戦闘機を保有する自衛隊が 世界有数の兵力ないし戦力を誇っていることは疑うべくもありません。 防衛白書の(恐らく意図的な)間違いは、様々な兵器を十把一絡げに計算し、 その総数で「兵力」を比較したことにあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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