カテゴリ:政治・経済
日本の統治体制の改革につきGHQ宛ワシントン政府から文書
(SWCC-228)が送られてきたが(1946.1.11)、 これには日本の政治形態は日本人の意思によって決定されるべきとされ、 天皇制を維持する場合の条件が記されている。 それは 1)天皇は重要事項につき内閣の助言に基づき行動すること 2)天皇は軍事に関する権能を剥奪さるべきこと。 であった この文書で米政府が強い関心を持っていたのは天皇制の存非であって、 天皇制が残った場合の天皇と軍隊の分離を支持してはいたが、 軍隊そのものをなくすことは考えていなかった。 ----------------------------------------------------------------- 九条幣原発案説(そこだけの話ではないのですが)には 疑問があるということも、もちろん知っていますね。 押し付け論の否定の為につくられた話かもしれない。 その説も大いにありうること。 「マッカーサー・ノート」幣原自ら書いたとされる「外交五十年」 (中公文庫)もその為に書かれたのかもと疑えばいくらでも。 確かに昔は私も、GHQが作り押し付けたんだろうと思っていて そういう憲法を発案する米国が戦争をするのかが不思議でなら なかった。 当時は、まぁ日本が戦争を放棄したほうが都合が良かったんだろう。 と、思いましたが。 「日本がつくった素晴らしい憲法」と教科書には書いてなかった と思われる。(記憶的には不明) だた、「あたらしい憲法の話」という冊子が中学の頃に授業では そのあたりも話があった。 マッカーサー・ノートにも、第九条に関しては 「100年ぐらいは理解されないだろう」という風に書かれている。 今回「憲法九条」を改正したら誰が「良い状態」になるんだろう。 仮に、「GHQが全面的に作り押し付けた」という説を採用しても GHQはそのときに日本に戦争放棄させることでメリットがあり 今回は戦争に参加できることでメリットがあると考えても なんら、不自然ではないと私は思っている。 日本人が発案したかしないかはともかく、 改正されれば日本が軍備を整える場合は大量に、「大手を振って堂々」 と銃器・艦・戦闘機などを買い込むことが可能になる。 自雑記帳関連ページ 航空兵力 海上兵力 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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