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カテゴリ:見たい!行きたい!跡地めぐり
~天寧寺~近藤勇墓所
道路から入ったところに案内図があったんだけど愛宕神社まで「階段が200段」とあるよ~! 気をしっかり持って、てくてく行くと… 鳥居はいくつもあるんだけど、なかなか辿りつかないよ~? ふぅふぅ。 昔ながらの石の階段を登りに登り、口数も少なった頃、ようやく容保候の胸像にたどり着く。 愛宕神社は新選組の屯所にもなってたって話も聞いたことがある。 でも、こんな山の上に?これじゃ、出陣するまでに疲れちゃう~(爆) 広場になったスペースに愛宕神社の由来とともに近藤さんのお墓の説明が。 新選組隊長近藤勇は戊辰の役で奮戦中、千葉で力つき遂に薩長の手に捕えられ首をはねられた。遺体は東京三鷹市の龍源寺に埋葬されたが、首は京都の三条大橋下流にさらされた。しかし何者かが持ち去りこの地に埋めたといわれる。 と、書いてあった。 もっと書いてあったんだけど所々かすれてしまって読めないところもありました。 さらにそこから山道をいくと。 周りは木々に囲まれ、会津藩の方々のお墓とともにひっそりと静かにありました。 城下を見下ろせる、確かに鶴ヶ城を望む場所に。 隣には土方さんの碑が建てられています。 こんな山の上に。 怪我でままにならない足を引きずって、毎日通っていたんだって。 お墓が出来るまで。 戒名は容保候からいただきました。 ここは唯一土方さんが近藤さんを弔ってあげられた場所。 ~御霊廟~ さてその粛々とした雰囲気のまま、山道を辿ります。 近藤さんの墓所と容保候の墓所はつながっているのでそのまま容保候の墓所へ向かいます。 このあたりは一体が墓所らしく、立派なお墓が沢山ありました。 その中には会津藩家老萱野権兵衛さんのお墓も。 鶴ヶ城開城後、容保候父子の助命と引き換えにすべての責任を負って切腹した萱野権兵衛さんは東京にもお墓があります。 こちらのお墓はさらに山の上で、今回はいけませんでした(T_T) 東京のお墓は後日必ずお参りに行きますぅ~。 その、歴代の会津藩主の霊廟。 さすがに藩主です 。 入口の柵をくぐってからひたすら山道を登ります。 近藤さんの墓所に着くまでにいい加減体力を消耗している身にはかなりつらいことになってます。 しかも道は狭く、クモの巣に引っかかりそうです。 そして これは神式の墓所の形でそれぞれの藩主のことが書かれています。 ナゼ亀に乗っているのかはナゾですが、亀は墓所の方を向いてます。 つまり、正面から見ると亀はオシリです。 亀のいるところから一段高くなってます。 こんな風にりっぱです 歴代の藩主が並ぶ中、一番奥に容保候の墓石はありました。 「正三位松平容保之墓」 と、あります 容保候の戒名に当たるものは「忠誠霊神」(まさねれいしん) まったく容保候のことをよくあらわしている御名前だと思いました。 四面にびっしり書かれた碑文。なんてかいてあるんだよぅ と思っていたら翌日寄った「御薬園」に和文の訳がありました! とても全文は載せられませんが、やはり容保候の一生をすばらしく上手に書いてありました。 さすがだ… いやいや、すんごい御山でしたよ。 あわよくば全部の墓所を回ってお参りを。と思ったけど、あっという間にくじけましたな。 すごい山道な上にひとつひとつが広いのでこの案内板は簡単すぎますな。 容保候のみで勘弁していただきましたm(__)m この後、もう一箇所会津武家屋敷へ行きますがなんだかひざが笑っちゃってるよぅ ご霊廟から来たので横っちょから入っちゃいましたが、そこにはがんばったご褒美よろしくおいしいお土産やサン発見!! 「てんぷらまんじゅう」というこのおやつはお饅頭をてんぷらにしたもの(そのまんまじゃん!!) 揚げたてでカリカリで、あんこは甘すぎずあっさりしていて、でもしっかりした口当たりで本当においしかった!! 余談ですがあまりのおいしさにどうしてもお土産に持って帰りたくて、同行者と二人、翌日再び訪れて買って帰りましたよ~! 本当においしいけどあんまり売ってなくて普通のおみやげ屋サンにはありません。 ~会津武家屋敷~ ここは会津藩家老西郷頼母の屋敷を再現したものです。 西郷頼母は代々家老を勤めた名家で、籠城のときには「足手まといになる」との理由から一族の婦女子21名が自刃しました。(>_<) また息子の四郎は「姿三四郎」のモデルにもなった人物。 その屋敷は38部屋、畳み数にして328枚にも及びます。すげー(@_@;) 他には資料館や歴史観なども併設されていて何時間いても飽きないです。 ちなみに去年の大河ドラマ「新選組!」のロケにも使われたそうです。 会津藩士で幕臣・佐々木家へ養子に入った佐々木只三郎のお墓もあります。 京都見廻組として新選組とともに京都での日々を過ごした佐々木只三郎は、鳥羽伏見で負傷、戦死。また、坂本龍馬暗殺実行犯とも言われています。 その佐々木さんのお墓はちょっとはじっこで、ひっそりしていました。 資料館には佐々木只三郎、秋月悌次郎、広沢安任、大庭恭平など会津藩にかかわりのある人達のものが多数展示されていたり、戊辰戦争時の錦絵、火縄銃など素敵なものばかり…。 図録がないのが残念でした。 今回時間の関係で長時間はいられなかったのですが、ちょっと見ただけでもわくわくしました。 しかし! 日頃歩くのには慣れていましたが、やっぱり山道はキツイ。 宿に着いたときにはさすがにもうくたくた(+o+) 夜は東山温泉でのんびりと山歩きの疲れを取ったのでした~。 鶴ヶ城はライトアップされていて山に囲まれた城下町にぽっかりと浮かび、そこだけが違う空間のようです。 そして、そんな城下を一望できる素敵な御部屋で幕末に思いを馳せながら、眠りに就いたのでしたぁ~。 あしたはいよいよ、お城です(^^♪ またまたつづく♪ もどりはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月17日 22時15分07秒
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