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カテゴリ:観劇・LIVE
中日劇場で行われている「雪之丞変化2006」
だいすき右近クンは今回宇宙人。 はぁ?宇宙人ですかい? ビックリすることなかれ。 師匠猿之助の発案だって言うからそっちでビックリだし。 現代人に近い闇太郎(右近)と自殺しようとして生死の境をさまよう青年(段治郎)の前世のつながりとして物語は時代をさかのぼる…。 転生を繰り返す地球人の雪之丞(段チャン)に宇宙人の闇太郎(右近クン)がいう。 あなたたちは物語を持っている。 自分の為に行き、何のしがらみも悩みもないシアワセなはずの自分達がどうしてもかかわってしまうのは、自分達には持てない「物語」を持っているからだ。と 転生を繰り返すのは遣り残したことをどうしても遂げたいからではないのか。と そんな貴方への恩返しは命の危機を救うことではないらしい、一体どうしたら貴方へ恩返しが出来るのか。と 確かに、命を助けてもらっても嬉しくないときが人間にはある。 そしてそれよりも大事なものも確かにある。と思う。 それが何かは私にもまだ分からないけれど。 物語は時に人の意思を踏みにじり思いもかけない結末へと連れて行く。 それでも。 どうにもならない流れにたとえ押し流されようと、自分の意思で、力で、作り上げていくのならそれも物語なのだと。 段チャンの女形、きれいだったわ~。 惚れ惚れしちゃうくらい。舞台栄えというのか、段チャンがいるだけでOK!って気になるほどきれいだし華があるし。 でも共演者と並ぶとね…。デカイ…。 デカイよ、段チャン… 段チャンに懸想してちらちら助けてくれるアネサンに春猿丈。 いっつもキレイで可憐な役が印象的だけど、今回はちゃきちゃきの姉さんで、粋だった! それで恥ずかしがったり照れたりするんだから、くぅう~~、もぉ!ってなもんだ。←どんなだ? 胸倉つかんで「アンタちょっといい加減にしなよ!」って言いたくなるほどのばりばりっ悪役だった猿弥クン、転生したらすんげーイイヒトで、あ~うまくもっていったなぁ。の感。 段チャンが命をかけて守りたかった笑也クンがこんどは段チャンを助ける役で。 様々に張られた伏線が最後にキレイに種明かしされるサマはいつも見ていてキモチのいいものだけど今回特にそう感じたのは輪廻転生を通して物語の骨が一本入っていたせいか? 見終わった感激より、それから数日間にわたる余韻のほうが心地よかったり色々考えたりして「雪之丞」を堪能する私なのだ。 しかし、右近クンせっかくの(?)宇宙人役で衣装もメイクも現代っぽいのにそのべらんめぇ口調じゃ、なんだかなぁ。 いや、いいのよ、似合ってるわよ?なんだか会社の○藤サンに似てるなぁなんて思ってないわよ? でもせっかく(?)の宇宙人で奥さんは宇宙語喋ってるんだからもう少し宇宙人っぽくぶっちゃけちゃっても良かったんじゃ…。 なんだか途中で会社の○藤さんが江戸言葉で話し出したみたい…。なんて思ってないわよ? 宙吊りももっとド派手~な衣装で飛んじゃうとか…。今回かなり地味よ? そういや、宇宙人魔法使う時の手つきもどう見ても忍者だったしね いやいや、歌舞伎だからね。なんといってもさ。 だけど主役は段チャン。っていわれちゃうよ?←いや、その通りだし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月25日 21時21分51秒
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