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カテゴリ:幕末関連書物
大江戸残酷物語
江戸時代。 西洋文化に影響を受けず、日本独自の文化を育てたその時代。 しかし一歩踏み込めば陰惨で血なまぐさい、そして日本ならではの残酷さを見せ付ける。 きれいごとだけではない「江戸時代」を知りたくて手にとって見た。 いやぁ、すさまじい。 今の常識と当時の常識が全然合致しないのはなんとなく気付いていたけれどさ。 罪人の刑の執行は戒めを兼ねた見世物だし、「御様目録」なんていう図解入りの試し切りの本まである。 刀を持つヒトにとって試し斬りはなくてはならないものだし、それは公に行われていたことだし、実際どんなものなのかな~。なんて軽く思ったけど、駄目かも さらに死罪人はヒドイ。死罪人が刑の執行前になくなったりすると塩漬けにして、処刑の日に改めて刑を執行するのだ!エグ~ィ! おまけに人体の一部は「薬」として用いられていたとか…。 え~ん「石田散薬」には入ってないでしょうね~! 幕末書物としていろいろなところで参考資料として使われている「藤岡屋日記」にも日常茶飯事にそんな話が出てくるという。 まさに「もう一つの江戸の顔」って本でした。うぐ。 そんな日常を送ってた江戸の人々。 逆さづりにして足に五寸釘刺して蝋燭立てて火をつけるなんて、可愛いもんだったのかも。 ぎゃおぅ。 氏家幹人 洋泉社 ¥720 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月10日 22時03分05秒
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