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カテゴリ:観劇・LIVE
恋人・花束・ロバ・時計・ピエロ・天使・喇叭…。
この秋3件目の美術展は「シャガール」 今年はシャガールの生誕120年目に当たるそうだ。 没年は1985年。つい最近の人なのだ。 今回は写真家イジスがシャガールの製作風景を撮ったものを織り交ぜていろんな角度からシャガールが堪能できるってしくみ。 イジスの写真がいい。 申し訳ないがこの「イジス」氏、全然知らなかったのだけどシャガールに対する愛情と言うか信頼というかが写真に溢れてるというか、なんかとてもヤサシイのだ。 シャガールも信頼しているんだろうなぁ。 作品を見ているだけじゃわからないシャガール。 現場で絵筆をとっているのにキッチリネクタイして背広。 アトリエだろうが天井絵の制作でハシゴの上に居ようがキチンとした格好。 絵筆とクレヨンと指で描く世界。 愛する夫人に見守られ書きあがった大作にサインをするシャガール。 シャガールの使う色は普通の色。 それがカンバスに載ると「シャガール色」となる。 シャガールの赤、シャガールの青、シャガールのオレンジ、シャガールの黄色…。 気持ちがそのままカタチになる 一見シンプルな構図な寂しい絵に見えるのに、良く見ると愛に溢れ語りかけてくるものがたくさんいる。 じっとみているといろんなことを語りだす。 訴えるでもなく、つぶやくでもなく。 ただそこに「ある」感じ。 そういうのを見ているとその世界をちょっと覗けたようで、世界を分けてもらったようでうれしくなるんだなぁ。 近くでみる作品たちは筆遣いまでが語りかけてくるようで、えのぐの一粒までが「あるべきところ」にあるようです。 かなり大掛かりな展示で一生懸命見たのでかなり消耗しました。 でもお天気も良くさりげなく黄葉も見ごろで気持ちの良い一日でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月09日 00時48分35秒
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