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カテゴリ:ビジネス
金曜日はまたまたET研に参加。
今日は「グーグル研究会」 まあ、詳しい話や技術的な話はプロのみなさんにお任せしまして…。 よっしー的なグーグル論: ■進化するデータベース グーグルが目指すものは「世の中の全ての情報を我が手に!」こと。とにかく、全ての情報、知識を整理し、データ化すること。 それはまるで、ルネッサンス期におきた活版印刷革命、って…。これって実は数年前にwin95が出たくらいの頃から言われていたけど、実際に愚直にやって実現したのがグーグルなんだろうなあ…と思うのです。 ■検索? 「検索」って地味に思える人って多くないですか? それよりはコンテンツを流すこととか、通信を抑えておくこととか。 でも、「検索」の本質は ・人生の全てを把握できること であり ・世の中が何を求めているか を知ることになるのだと思います。 ■情報を把握すること 人が何を求めているか? ということを知る、というのはビジネスにおける究極の夢、であるわけです。マーケティングの基本は「お客様に聞け」。R&Dでは、「ニーズ」だの「シーズ」だのが叫ばれます。 グーグル様に頼めば、今、世の中が…、いや、”あなたが”求めているものがわかる、といえます。 ■そのデータベースと全てのアプリ、コンテンツ、ビジネスをつなげる あとは、あらゆるデバイス(PC,ケータイ、テレビ?、そしてipod?)を通じて、人は常につながることが可能であり、グーグル様に言わせると「追える」ようになる、それはまさに「マイノリティーリポート」な世界の完成です。 つまり、市場を分析するだけでなく、リーチすることができるのです。 それは「広告」ではなく「お勧めの、必要な情報」なわけです。人は広告であれば、うさんくささを感じます。でも、「自分に必要なお勧め情報」であれば受け入れる(パーミット)してもらえる。 ■その先にあるものは? 今、グーグルは「情報」を集めているわけですが、情報が集まり、そこにランキングが現れるとなるとグーグルの検索結果にはある種の「意味」を持たせることになります。 そう、単なる「情報」ではなく、”メタ”な情報が付加されることになり、もはや究極的には「情報」ではありません。 情報ではなく、ナンなのかは渡辺さんとビール飲みながら話したのですが…。 人の戦争の歴史は 武器 核 経済 情報 という順番を経ています。僕はグーグルの話を聞きながら、文化人類学的な、そして社会学的な観点からグーグルの戦略をおぼろげに考えるのでありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.12.12 01:29:15
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