道玄坂洋楽英語倶楽部

[翻訳者として、ヒトコト] カテゴリの記事

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  英語力維持？

  最近事あるごとに尋ねられるのが、「帰国して5年も経っているのに、よく英語力が衰えませんねえ。維持のために何か特別なことでもしていらっしゃるんですか？」という質問ですが。。。そうそう、思えば帰国して早5年です。まあそうした質問をされる方々がそうおっしゃるならば、というかんじではありますが。。。これと云って特別なことはしてないですが、家庭での妻との会話は全て英語・娘とは日本語、娘と妻はロシア語で会話する、という、非常に込み入った言語関係が常に存在するので、英語もさることながら、最近ロシア語もなんとなく話せるようになってきて、５年という月日の長さを実感しておりますが。。。まあ英語については、業務で毎日使ってますんで、それが一番大きいでしょうか、ね。それ以外については、維持というわけではありませんが、最近ではYouTubeその他のオンラインムービーで海外番組やニュースも見ることが出来ますし、以前よりは断然英語力維持に有利な環境が整っていますよね。今でも朝起きると、ボストンのテレビ局のオンデマンド・ムービーを見ることから1日が始まります。そして仕事中はNPR Radioなどのラジオ番組を聞いていますが。。。維持のため、というわけではなく、好きだから、という方が大きいです。まあ妻の鶴の一声で現在の横須賀に越してきたとはいえ、近所にアジア太平洋最大の海軍基地がある、というのも、大いにプラスではあります。ベース関係の知り合い、というのも、大きなプラスではあります。毎年夏になると少し時間が出来るので、何をするわけでもなく、普段からたまった鬱憤晴らしで、日本暮らしのジレンマ談義に花が咲いたものでしたが。。。まあ基地と云っても一大コミュニティなわけで、様々な人々が従事していますし、全員が全員と気が合う、というわけではありませんので、そうした気の合う友達は、国境を越えて大切ですよね。。。しかしそうやってせっかく知り合っても、キティホークと一緒に大挙して帰ってしまった方々が多数居られたりですので、残念です。しかし、日本人の奥さんを見つけて結婚された方や、そのまま日本に永住している教会の牧師さんなどは、未だに良くして頂いています。何を隠そう、自宅の向かいにも、そうした日本人の奥さんと米国人の旦那さんがおられます。実はその方、うちの親父と同じ年齢。お子さんも2人居られ、息子さんは最近結婚されたばかり。娘さんは今春高校卒業して、看護婦を目指して勉強中。家族ともども良くしていただいています。横須賀に越してきてからというもの、右も左も分からない私と妻を、温かく見守っていてくれたわけですが。。。そして、その旦那さんも、体調を崩され、療養のため、20年余りの滞在を経て、ついに帰国される、という話。非常に残念です。昨日、花火大会の前に、挨拶に行きました。娘さんが可愛くて仕方がない、「メロメロお父さん」ですね。。。是非復調したら、また日本に戻ってきて欲しいですが、どうやら日本の病院よりも本国の病院で治療したい、ということですので、もう帰って来ないかも、とのことでした。非常に残念。。。

  Aug 2, 2009

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  ツリー

  を飾る暇なかったですねー、今年は。。。まあ、妻と2人の娘はウクライナですので、飾っても誰も見る人いなさそうだし。それじゃご近所が迷惑なだけですし。。。今年は何年かぶりで独りのクリスマスになりそうですが、せめてネットにクリスマスツリーを飾ります。先日出張で行った、名古屋駅ビル高島屋のツリーです：     新幹線から降りて、名鉄乗り換えの途中で撮りました。ケータイなので、また画像が。。。。しかし、高島屋のフードコート、妙な回転寿司屋があった。。。。むっちゃウマかったけど、コンベヤの上がガラガラで、すしが回ってない。。。寿司嘉文という鮨屋。へたに寿司をガンガン回してると、鮮度も落ちるし、注文が来てから新鮮なのを回してくれるっていいうのは、すごくグッドアイデア！！！なんですが、同行してたドイツ人の方々は、いろんなネタがわんさか回っている回転寿司を想像していたらしく、あまりウケが良くなかったなぁ。。。しかし、店を出ると、そこには大行列。味は確かです。この日は朝7時待ち合わせで、まず小田原それから名古屋、そして大阪2か所と、5時までに4か所を監査と不動産査定で回った。はっきり言って、普段机に糊づけされてるおじさんには、きつい。しかし通訳で出張っていうと、かなり強行軍が多いです。これなんかイイ方。ひどい時は前日の夜に電話かかって来て、朝一番のヒコーキで朝9時に福岡で待ち合わせて、いろんなところを回りながら一日で東京まで戻ってくる、なんてのもあります。。。しかし、オイシイとこもあります。基本的にお客さんと一緒に行動するんで、どこへ行ってもホテルは一流、食事は高級レストラン、駅からは送迎付き。ホテルは、下手すると「会員制ホテル」なんて場合もあります。いやー日本人は律儀にもてなしますよー。こんな調子で一緒になって一泊十何万の部屋に泊まって、5000円のランチセットなんて食べてたら、感覚が狂いますし、思わず、「いや、僕はその2000円ので。。。」なんて言ってしまいますが、向こうはあくまで「経費だから食っとけ」と。。。まあ、多くても月に2，3件なんで、そんなに心配ないですけど、ね。通訳で名古屋ブルーノートに行くと、リハ後に買出しで、かなり走って「天むす」まで行きたいところ。ト中には、僕の大好きブランド、NAUTICAがある。。。が、日本じゃ高くて買う気がしない。。。。忘れもしない、去年の名古屋通訳の時は大変だった。車で行って、名古屋港の駐車場で車中一泊した。この時は、終わってから名古屋の結婚した先輩に会おうと思っていたので、車で行ったが、やっぱ遠いですね。それで車中で一泊して、仕事してからまた走る、というのは、いくらドライブ好きでもちょっと。。。やっぱり新幹線にしとけばよかったかな、とか思ってしまったのでした。そんでもって、今回は大阪からその「新幹線」だったのですが。。。。帰途に就こうと思ったら、新幹線が満席、というハプニングがあった。この日はケツが決まってなかったからチケット取らなかったが、いざ終わってみたら、自由席も指定席もぜーんぶ満席。新幹線は山手線の次ぐらいに本数多いと思ってたのに、「こんなのあり得るのか」という感じ。ばちが当たるかと思ったが、次の日の仕事もあったので、グリーン車で帰って来ました。しかし決断まで2時間を要しました。。。。貧乏症です。。。。。んが、これが結構良かった！！非常に快適！！！ヒコーキでビジネス・クラス以上には一生涯絶対に乗れんとは思うが、新幹線のグリーン席は庶民の手の届く範囲内。価格に対して格段に良くなります。内装も変わったようで、落ち着いてました。調子に乗って普段飲み慣れないチューハイを何本か飲んだら、ストンと寝てしまいましたとさ。もっと嬉しいのは、行く先々で数えきれない数の人々と出会い、世界中に友達が出来る、ということ！！先日は、イタリアのお得意さんが来日。これまたしこたま御馳走になった。渋谷の35段屋。以前働いてたオフィスのすぐ近くだった。そして、これまた偶然だが、以前一緒に仕事をしたイタリア人の女の子が再来日と連絡くれた。ト書くと、おそらく妙なイマジネーションがムラムラと。。。。言っとくが、おそらくボーイフレンドと一緒です。。。この子、ぺネロぺ・クルーズそっくりさんと業界では呼び声高い（ホントか）。。。今回は写真撮ってうPしましょう。     

  Dec 23, 2008

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• 使える用語集まとめ

  というわけで、法令用語集について詳しく書きましたが、こうしたデータの存在は各分野の翻訳作業において非常に便利に使えるし、そこから発展して当該分野の理解をより一層深める機会を与えてくれます。今回はその他、主要分野として、IT系、医療系も併せて、すぐに使えて便利な対訳データをご紹介します。IT系Microsoft Terminology http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=25018024-2DFD-4229-9763-05F78FEAF2FF&displaylang=enIBMの対訳データベースも便利ですが、MSの用語集はデータになっているのですぐにグロッサリとして利用可能です。データは英語・日本語のみではないので、ちょっと編集も必要ですが、データですので簡単に編集することが可能です。語彙数：　約1万4000医学系北里大学　医療用語集http://bme.ahs.kitasato-u.ac.jp:8080/docs/take/html/yg/index.htmhtmlを開こうとすると、結構時間がかかります。英日・日英両方ありますので、編集も簡単で、そのままグロッサリとして利用可能です。医学・薬学などに便利。語彙数：　約4万5000法律系法令用語日英標準対訳辞書http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/hourei/data1.htmlデータ版・PDF版共に非常に充実していますが、個人的にはPDF版から、より詳細な解説が出るよう、見出し語を調節して利用しています。法令翻訳のためのデータですが、契約書などにも利用可能です。語彙数：　約4000 このほかにも利用価値の高い用語集はたくさんあります。しかし、ウェブ版だったりして、そこから資料集を作成するには時間と労力を要します。何しろ、数万件のデータを、グロッサリとして利用可能となるよう整理するわけですから、どのような形でデータが整理されているかをよく観察して、それに合わせたデータベースやスプレッドシートを構築する必要があります。たとえば、法令用語日英標準対訳辞書には、以下この・・・において同じhereinafter the same shall apply in this...という見出し語と、それに対応する指定訳があります。が、グロッサリやタームベースにこうしたエントリーがあっても、原文と完全に一致しない限りは役に立ちません。つまり、「…」という記号が含まれている限り、この見出し語を登録しても実際の文書で「…」が用いられていない限り(用いられることはありません。。。)、これに該当することはなく、したがって無意味になってしまうのです。なので、少し工夫する必要があるわけです。この場合、私はにおいて同じを見出し語として登録し、その訳語部分に以下この・・・/hereinafter the same shall apply in this...として登録します。そして翻訳中にグロッサリの指摘が表示されたら、原文に「以下この…」があるかを確認し、適宜訳語を充当してゆきます。しかし、この登録作業を4000回繰り返し、さらに版が更新されるたびに毎年4000回行うわけにはいきませんので、データとして整理してしまうわけです。このへんが出来ちゃうとこがデータ版の強みですよね。データベースなんて言いましたが、ワードやエクセルを駆使するだけでも結構作業が合理化されます。つまり、まず「…」が含まれる見出し語を検索し、その手前の日本語を、英文の手前に挿入出来るようにします。これは、タブ区切りデータに変換することを念頭において、それを「全置換」などを利用して行うわけです。上記では、ワード上で「...」の前に何らかの文字があるものを検索し、「...」を「...^t」として全置換し、タブで二つに区切ってしまい、エクセルに貼り付けて行ごと順番を入れ替えます。これをノートパッド経由として表の書式を除去してワードに戻し、「^t^$」として検索をかけ、これを「/^$」に全置換することで、英文から始まる語の直前にあるタブを除去し、代わりにスラッシュを挿入します。などです。そして、こうして出来上がったデータを最後に一つずつ吟味します。というのも、「...」の前の語が、その後ろの語よりも登録に適している場合があるからです。その場合は、前後を入れ替えなければなりませんが、これは手動です。ってことは、つまるところ、全自動というわけではなくって、最後は人間の判断によるんですけど、ね。

  Oct 25, 2008

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• 翻訳独り言

  今日は何か書きたい気分です。渋滞中にいろんなことが頭の中でぐるぐる回っていたせいでしょうか。。。「法令の翻訳なんかもやることがある」と書きましたが、日本法令の英訳には、内閣府発表の大部なガイドラインがあります。これです。どうも毎年春に更新されているようです。これはこれで利用価値が非常に高く、法令だけでなく、契約書などを翻訳する場合も重宝します。しかも錚錚たる欧米法・日本法の専門家の方々が、よってたかって作成されただけあって、かなり貴重ですねー。その基本スタンスとされるところには、次のようにあります；英米法に関する一定の知識はあるが，日本法及び日本語に関する知識はない者（例えば，法律実務家や企業関係者等）を翻訳の主な利用者として想定し，そのような利用者が法令の原文の趣旨を理解できるよう，正確でわかりやすい翻訳を目指す。ということは、英米法がわかれば分かる翻訳を心がける必要がある、ということですよね。それでは、実際にアメリカの法令はどのような文書が分かりやすいとされているのでしょうか？実は、アメリカ法にも、文書作成方法にガイドラインが存在します。法令のドラフティングにおけるガイドラインについて、アラバマ州の例と、マサチューセッツ州の例をあげておきます。その他、アメリカ国立公文書舘には、これに関連する文書が多数ありますので、参考になります。それによると、やはり「分かりやすく書く」ことが目標とされています。しかし、両者には相反するガイドラインが設定されていることがありますので、最終的にはそうした部分を調整する必要がありますね。たとえば「～の規定により（る）」は、訳語集を参照すると、pursuant to the provision of～とするものとする定訳が多数あります。が、これはアラバマ・マサチューセッツ両州では、「（冗長なので）避ける」よう、指示されています。マ州では、in accordance with the provisions of は、冗長であるため、underとする、とあります。pursuant toはin accordance with と同じです。つまり、in accordance with (or pursuant to) the provisions of Article Xは、under Article Xとする、ということです。ア州では、under the provisions を、単にunderとするよう、指導されています。また、アメリカ国立公文書舘の法令ドラフティング・ガイドでは、pursuant (to) が避けるべき語の一覧に入っています。ということは、ですよ。。。これらをまとめると、 pursuant to the provisions ofは、まずpursuant toを避けるべきなのでin accordance with the provisions ofにし、さらにこれは冗長だから、ひとことunderとすることが好ましい、ということになりますよね？実際にア州・マ州の法令を見ると、厳密にはこうしたガイドラインに従ってはいないようです。というか、避けるべき表現が頻繁に見つかる場合もあります。しかし、こうしたガイドラインは、つまるところ何かというと、法律の専門家以外の人々に理解しやすいよう、法令用語（いわゆるlegalese）を避けることを旨とするものです。もっといえば、英米法の知識がない、あるいは少ない人々にも分かりやすいことを旨とするものです。この辺が契約書なんかと異なる、法令独自の性質だと思います。そういうことなら、先ほどの内閣府ガイドラインが謳っている、「英米法に関する一定の知識はある」というのが、いったいどこまでを指すのか、ということが問題になりますよね。「法律実務家」はともかくとして、おそらく「企業関係者等」は除外されるのではないでしょうか。。。ともあれ、おいらが考えるには、こうしたガイドラインは、日米両者とも「分かりやすい」ことを目的としているのに、違う結果が出ている、というのは、何とかしなければならないんじゃないか、ってことですが、どうでしょうか。。。まあ、そこいら辺が腕の見せ所なんじゃないか、とも考えてますけど、ね。 

  Oct 24, 2008

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• 2008翻訳関係概括

  翻訳ネタいやー、長かった書籍翻訳の案件がやっと終盤にさしかかって、ようやく少し時間ができるようになりました。今年の夏はかなりラフでしたねー。書籍自体は300ページ程度で、それほど長くはありませんが、私の中では経験の薄い理科系の内容が必要以上に時間を費やしてしまい、やってもやっても進まないし、終わりの見えない、いわば「ボスキャラ」的存在でしたねー。今後、スプリンガージャパンに出版申請の予定だそうだが、そうなったらうれしいかも！翻訳者として名前が出るらしいし！！値段的には全売上に占める割合は8分の1程度なので、これで今年は仕事おさめ、というわけにはいかないが、少なくとも来年2月ぐらいまでは飯のタネには困らないか。。。。その他にもこの夏は、嬉しい進展がありましたね。。音楽関連の映画の字幕翻訳のお手伝いをさせていただけたのです！！近日発売予定！！！http://columbia.jp/prod-info/COBY-91533/これまでゲーム字幕等翻訳はありましたが、映画は初！でした。結構感動！！このエージェントさんの御紹介で、今年もゲームショウの通訳に行きましたが、御話を伺うと、どうもエンターテイメント業界で現在一番メジャーなのは、ゲーム、ということになるらしい。現に、今年のゲームショウは東京映画祭とかぶっていたが、両方に派遣されているこのエージェントさんの話だと、やはり両者の盛り上がりには、かなり差があるらしい。。。ゲームはゲームで、大変面白いんですが、ね。しかし、何といっても、映画の字幕というと大変なあこがれがあったし、ひとまずそこまでたどり着いた、ってことですよね。内容も、ギブソンの歴史、ということで、ギターマニアの私としては、かなり面白かった！ゲームは開発も何度か通訳したことありますが、やはり多少難しい感じもします。その延長といえるかどうかわかりませんが、mihokoさんほどではないけど、IT系もここ数年多いですねー。どっちかっていうとハードが多いかな。こんなのとかサイト殆ど全部、パッケージのキャッチコピーまでやりましたが、自分はiPod持ってません。はずかしながら。ちょっと硬いとこでは、今年も日本法令が何件かあったが、これはこれで相変わらず興味は尽きないところ。現在、内閣府で「日本法令英訳プロジェクト」なるものが実施されており、基本的にコーパス用語集が毎年更新されているらしく、法令英訳は黎明期さながら。今後も多いのでは。。。政府系では今まで郵政民営化、財政投融資、国土交通省、オリンピック招致委員会、今となっては大変偉くなってしまわれた元外相AT氏を半年くらい、御国が変わってイギリス元偉い人TB氏スポットなど手がけましたが、やっぱりロマンがあるのは海上保安庁でしょう！！まあ、こんな感じで硬い系も従来通り充実してるんですが、今年一番の収穫は、ついに翻訳が音楽と繋がりつつある、ということでしょうか。さあ、今年もあと2か月ちょっと。これから眠れない年末が控えていると思うと少し閉口しますが、がんばろー！！

  Oct 24, 2008

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• 続　実践　資料探しの旅

  all fingers and thumbs 「ぶきっちょ」手の指全てが親指だったら、ちょっと困りますね。。。そんな様子です。が、私の経験では、all thumbsの方がより一般的に用いられていたような気がしますので、その両方を検索します。検索は"all fingers and thumbs" site:imsdb.comと、"all thumbs" site:imsdb.comでおこないます。すると、2件ありました。 BUD                Turn her over!They flip his wife's body over.  He straddles her, pushing down with bothhands in the middle of her back.  Seawater gushes from her slack lips.  Hedoes it again until the flow stops, then flips her onto her back.                                BUD                Come on, hurry!  Gimme the de-fib...One Night and Catfish are fumbling with the emergency cart equipment.  They'veall been trained in CPR and use of the gear but that was years ago, and is afriend they're working on.  They're all thumbs.  Catfish drops the electrodes,picks them up quickly, hands them to Bud...                                CATFISH                Here, here, here... no, you got to have bare                skin, or it won't...THE ABYSS　より。残念ながら、これはナレーション部分ですね。。。まあ、使えないことはないでしょう。それでは、次行ってみましょうか。。。apple of my eye 「目に入れても痛くない」目に入れても痛くない、は、英語でも同じような表現になりますね。ただ大事なものを「目に入れる」のではなく、最初から目に入っているあたり、ちょっと日本語とは違います。appleは瞳です。ねんのため。検索バーは、myをアスタリスクにしたほうがいいかもしれませんね。"apple of * eye" site:imsdb.comこれで検索します。1件ありました。BACK TO SCENE     Maroon gets up and crosses to a bar table set up by the     window.  He pours a drink from a crystal decanter as Roger     starts sobbing again.                               ROGER RABBIT               But Jessy... she's the light of my               life, the apple of my eye, the cream in               my coffee...     Valiant eyes the booze longingly as he mutters to himself.                               VALIANT               Well, you better start thinkin' about               drinkin' it black.                               MAROON               Frankly, I'm shocked.  Marvin Acme's               been my friend and neighbor for thirty               years.WHO SHOT ROGER RABBIT？　より。とまあ、こんな感じです。お分かり頂けますでしょうか。。。

  Oct 3, 2008

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• 実践　資料探しの旅

  面白いイディオムありませんか？との御質問頂いたので、回答がてら、私の仕事内容についてご紹介いたしました。それでは実際に、ちょっとやってみましたので、ご参照ください！！まず、ご紹介したイディオム検索サイトhttp://www.learn-english-today.com/idioms/idioms_proverbs.htmlから、面白そうなのを探します。。。私は特に学祭などで準備をしているわけではないので、とりあえず「A」から探してみましょう。ace up your sleeve  「とっておきの切り札」なんか分かる気もしますね。トランプで、エースを袖の下に隠し持っている様子から、この意味になります。これをGoogleで検索しますが、まず気になるのがyourです。これは他の語に置き換わる可能性があるので、アスタリスクにします。つまり、検索バーには、"ace up * sleeve" site:imsdb.comと入力して検索します。すると、2件ありました。CRAWFORD                             You haven't got anything to gain.                                           WILLY                             Oh - right. That's my weak spot.                                    (Beat)                             Ever think about what yours might be?                             Your flaw?                                          CRAWFORD                             Of course I have.                                    (Leans in)                             The truth about me is, Willy...I'm                             really not very nice.               Willy nods.    Concealing the ace up his sleeve.                                          WILLY                             You sure do know a lot, though. Got                             everybody all figured out, everything                             set up, like one of your contraptions.                             Then you just sit back and watch it                             all fall right where you want it to.                             Must be kind of...boring. At that                             point.「Fracture」よりしかし、これはト書き部分ですね。もう一個はどうでしょう。。。 DAVIS                         Made a few phone calls sir, turns out                          Senator Kinsey's moving from appropriations                          to intelligence oversight.                                                     HAMMOND                         Which would put him in a position of                          direct power over the NID.                                                     DAVIS                         He's manipulated this whole situation                          to gain control of the Stargate.                                                     HAMMOND                         I may have my own ace up my sleeve.                                                        Chekov is talking to the Chinese Ambassador.                                                    CHEKOV                         I understand your feelings Mr Ambassador,                          believe me. For two years now we have                          been junior partners in the Stargate                          program, following the lead of the Americans. 「Stargate-SG1-Disclosure」より。今度はト書きではありませんが、たしかこれ、テレビだったと思います。映画ではありません。それでは次のお題に進みましょう。（次回日記に続く）

  Oct 3, 2008

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• イディオム探しの旅訂正

  昨日の訂正です！あとは、こうして調べたイディオムを、たとえばある歌詞のサイトや、imdbに絞って検索をかけるだけで、どのようなコンテクスト（文脈）で用いられるかが分かります。これで今年の文化祭はばっちりですね！！と申し上げましたが、imdbはimsdbの誤りです!!　あしからず。。。映画の台本なんかは、結構ネット上で公開されています。imsdb はポピュラーですが、「movie script」で検索すると、このほかにもいろんなサイトがあります。より具体的には、idiom検索サイトで、「これ、面白いかも！」というのを、まず探しておきます。「面白い」というのが主体的である以上、「ここにこんな面白い表現が使われている」と人に言われても、自分は面白くないことがありますので、まず自分が「面白い」と感じるidiomを特定するのが良いのではないでしょうか？それでは、今仮にwear the pantsが面白い、と思ったとします。これをgoogleで検索するのですが、その際に検索をimsdb.com内に限定しますので、"wear the pants" site:imsdb.comと検索ボックスに打ち込んで検索をクリックします。１件ありました。She walks about the kitchen with her arms folded. Too upset tobe still.CARL SR.They work hard, live clean, don'tspend nothin'. Even kind to theIndjuns. People is people, comesdown to it.Etta turns sharply. Glares at the big man. He just blinksblandly, puffs his pipe. She can see this ship has sailed.ETTAYou wear the pants, doncha? Goahead, sell our land to a Jap andsee what comes of it.INT. COURTROOM - DAYHooks pacing, slow and calm. This part needs to be clear.HOOKSBut back in '34, Japanese-borncould not own land. So...?（SNOW FALLING ON CEDARSより）あとは、wearを三人称単数のsを付けて検索します。つまり、"wears the pants" site:imsdb.comと検索ボックスに打ち込んで検索をクリックします。すると、やっぱり１件ありました。EDNow listen, you folks can't stay here!Gale, Evelle, and Hi look up at Ed, dumbstruck. After a beat:EVELLE...Ma'am?EDYou just can't stay! I appreciate your bein' friends of Hi and all, but this is a decent family now...She looks at Hi.ED...I mean we got a toddler here!Gale leans in close to Hi, a look of sincere concern on his face, and says under his breath:GALESay, who wears the pants round here H.I.?HINow honey -（RAISING ARIZONAより）とまあ、こんな感じです。しかし、自分が面白い、と思ったイディオムが、実際に映画で使用されていない可能性もありますので、初めに候補を１０個ぐらい絞っておくといいですね。あと、動詞や名詞の変化形も検索してみると、当たる可能性が高くなります。つまり、上記の例のように、wear the pantswears the pantswore the pantsworn the pantswear the trouserswears the trouserswore the trousersworn the trousersについても、調べるとよいでしょう。もう一つ大事なこと！！忘れちゃいけないgoogle ツールバー。探し当てたスクリプトがなが～い場合、その単語を探すのすら大変ですが、googleツールバーのハイライト機能や検索語句へ移動する機能を使えば、すぐにその箇所まで移動できます。あとは頑張って探すしかありません。僕は学祭と言えば、毎日3つ4つバンドの演奏で、普段以上に忙しかった懐かしーい思い出があります。。。学祭、うまくいくといいですね！！

  Sep 29, 2008

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  資料調べ指南

  さて、それでは先日申し上げましたとおり、翻訳者として私の作業内容の一部をご紹介することとします。私は翻訳者として、かなり広範囲の内容を取り扱っている方だと思います。それこそスラング満載の映画やゲームの字幕の翻訳、通訳から、官公庁の白書、国連会議における大臣の発言内容まで、様々ですが、語彙も言い回しも全く異なるため、その場で求められる語彙・言い回しを使い分ける技術が要求されます。こうしたバーサタイルなスタイルというのは、よくよく考えてみると、音楽や演劇などという、実演芸術すなわちパフォーミング・アーツ出身であるということに起因するものかもしれません。つまり、ある役者がいたとして、その役者は泥棒の役も、裁判官の役も出来なければ、対応できる幅が限られてしまうのと一緒で、ギタリストとして、クラシックもジャズも、ロックもこなすことが出来なければ、ギタリストとしての幅が限られてしまうわけです。そうした姿勢が翻訳にも出てしまうのでしょうか、僕は何でもチャレンジしたい方で、その結果が現在の仕事の幅になっていると思います。さて、役者がある配役に望む時に、ルックスや仕草など、その役のディテールにこだわる、というのはごく自然に必要とされることで、そのためには事前の調査研究が必要です。翻訳でも同じで、ある程度決まった言い回しや語彙を調べておく、また仕事を進めながら調べる、というのは、作業の半分ぐらいを占める、大切な要素です。昔は皆さん書籍版の辞書を、何冊も時間をかけて調べ、また図書館などに足繁く通われて初めて、必要なリソースにたどり着くことが可能だったわけですが、インターネットやPCの普及で、そうした物理的な労力を格段に節減して、そうして節減した時間を、むしろ仕上がりのクオリティを追求するための時間に割くことができるようになっています。そこで、私の例として、普段の業務でどのように資料収集をしているかを、一部ご紹介します。何かの参考になれば幸甚です。はい。予備調査基本的に、案件に着手する前に何らかの関連資料がある場合は、それを翻訳メモリ（改めて御紹介出来ればと思いますが。。。）にデータとして取り込んでおきます。たとえば、キリスト教案件があったら、聖書の３万節あまりを、まずメモリとして保存したり、あるいは官公庁から語彙集が発表されている場合、それをダウンロードして語彙集（タームベース）として保存します。その他、なじみのない書式であれば、類似する書式等を英語版・日本語版の両方存在するものを探して、研究します。が、これは御質問とはあまり関係してきませんので、これぐらいにしておきます。すぐ話がそれてしまうんですよねぇ。。。実務中の調査そうしてある程度準備が整った時点で実際の文書を翻訳するのですが、どこをどう調べても分からないことから、より常識的ではあるが知らなかったことまで、ある単語や表現の調査には難易度があります。私の場合、回答が得られるソースにより、大まかに以下の３種類に分けて調査の深度を識別しています。１）辞書を引くと分かるもの２）ネットリソースで調べて分かるもの３）友人やネイティブスピーカーに尋ねて分かるものおそらく翻訳者の皆様もそれぞれ工夫されていることと思いますが、私も上記３段階それぞれについて工夫していることがありますので、それをいくつかご紹介します。辞書を引く辞書は、市販の電子辞書や、ソフト版の辞書など、様々なものが出回っておりますが、僕のお勧めは、何冊もの辞書が一回のマウスオーバーで引けてしまう、ソフトウェア版の辞書です。有名なところではBabylonというソフトと、私の利用しているRoboWordというものがあります。これは、調べたいと思う単語の上にカーソルを合わせるだけで、その見出し語、そしてそれを含む見出し語を検索し、一覧表示してくれます。たとえば、wear the pantsを調べたい場合、それにマウスを合わせるだけです。こんな感じになります。まあ、これについてはこれ以上説明は必要ありませんね。こうやって今や１０冊を超えてしまった辞書を一回で引いて、その中から適訳を探し求めます。昔は非常に高額でしたが、ソフトだけなら今ではセールなどで７０００円もあれば買えることすらあります。私の投資額は十数万円程度と、紙の辞書を購入することを考えると、格安です。これは非常に大切なことですが、わかっている言葉でも、うまくあてはまるような訳語がすぐに出ない場合も、やはり辞書を引き、そこから適切な訳語を選択します。重要なのは、できる限り多く辞書を引くことです。その意味で、１０冊からの辞書を１秒以下で引けてしまうこのソフトは、品質の要と言ってもよいでしょう。１０冊の辞書を合わせると、見出し語だけで５００万語をかるく上回り、通常の英和大辞典の通常の見出し語の１０倍以上の語彙と定義を数秒で利用することができることになります。実際に、私の資料調べは、殆どがこの段階で終わってしまいます。ネットリソースで調べる辞書で調べてもピンと来ない場合、ネットにその答えを求めます。これについては、検索エンジンの基本的な利用法が分かってさえいれば、かなり効果的な資料調べが可能です。まず筆頭は、やっぱりというかなんというか、Google。完全一致検索（該当語句をdouble quoteで囲う）や、サイト別検索（site:XXXXX.comなどとして検索する）、アスタリスクの利用方法（たとえば、「wear * pants」として、wear his pants, wear her pants, wear old pantsなどをすべて検索する）方法などを効果的に利用します。これらは、英訳した文書の表現の確実性を調べる際にも利用します。自分で確信が持てない表現が実際に使われているか、また使われているサイトが英語圏（ドメインネームから推定する）か、あるいはそうではないか、政府系か、チャットなどのより砕けた表現かなどを特定することができます。意外なところでは、画像検索が便利ということ。たとえば、辞書で「還元」を引いて、生物学上の還元、科学上の還元など、さまざまな還元の訳語がいっぺんに出てきてしまうような場合、それらの訳語を丁寧に入力して検索し、検索結果となる関連イメージから適切なものを選択することができる、ゴルフのscore hutがどんな形のものなのかを画像で調べて日本語の適切な訳語を特定する、などの方法があります。やはり頻繁に利用するのがWikipedia。これは、英語で見出し語を検索し、そのページの日本語版があればしめたもの。その逆もしかり。Googleツールバー用のアドオンも出ているので、作業を合理化することができます。その他、資料調べに利用できるサイトはブックマークに保存していますが、御質問内容ですと、以下のサイトなんかが便利かもしれません。http://www.usingenglish.com/reference/idioms/http://www.learn-english-today.com/idioms/idioms_proverbs.htmlまた、コンテンポラリーな造語などについては、以下も参考になります。http://www.urbandictionary.com/あとは、こうして調べたイディオムを、たとえばある歌詞のサイトや、imdbに絞って検索をかけるだけで、どのようなコンテクスト（文脈）で用いられるかが分かります。これで今年の文化祭はばっちりですね！！もう一つ、重要なことは、日本語力。翻訳者として求められるのは、英語力よりも日本語力であることの方が多いですが、たとえば、地名などがわからない場合、ゆうちょの郵便番号検索が便利です。カタカナで読みが表示されます。http://www.post.japanpost.jp/zipcode/index.htmlあとは、Acronymなど（IMF, SME, SOBなど、イニシャルレターで略されている内容）のAbbreviation略語も、翻訳作業上、その意味を知っているにこしたことはありません。http://www.acronymfinder.com/友人やネイティブスピーカーに尋ねるそれでも分からなければ、時間が許せば友人に質問をメールします。時間がなければ、翻訳者の掲示板などに掲示して、助けを求めます。以下などが有名です。正直に申し上げますが、私は比較的にネイティブの友人に恵まれており、質問を掲示したことがありませんが、私が他の方の質問に回答することがしばしばありますので、これも１つの方法としてご紹介します。http://www.proz.com/kudozネイティブに回答が貰いたかったら、英語で質問した方が良いでしょう。 

  Sep 28, 2008

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  I wear my pants

  ものすごーい久々になってしまひましたが、今日は花の女子大生に御質問頂きましたので、回答させていただきたいとおもひます。＞＞日本の大学生です。初めまして！すっかりおじさんになってしまったモト大学生です！＞＞今、idiomが歌詞に含まれた洋楽・映画を探しています。Avril Lavigne のDon't have to try　の"I wear the pants!"は一見「ズボン履く」みたいですが、「（女が）人を尻にひく」という意味なのですね。そのように、へぇ～～って言えるような音楽・映画のワンシーンがあれば教えていただきたいです♪ということですが、僕もギタリストとして、探してみましたが、こんなの見付けました！どうでしょう？Avril Lavigneモデル。40320円。というのは冗談ですが、正直申し上げて、これはキリがない！！ダウンロードした映画なんかを見てると、そういうidiom てんこもりで、逆にそうした知識がないと、味わいも半減してしまう部分がありますね。ただ、文化が違う、育った環境が違うということもあり、理解できなくても仕方がない部分も、残念ながらあります。したがって、常に「理解しよう」という努力が必要なわけです。もう一つ、但し書きがあります。それは、たとえばアメリカ人の集団に自分がいて、誰かが冗談を言って、みんなが笑ってるのに、自分だけが笑えず、取り残される場合などという状況があるかと思いますが、決して無理して笑ったり、そのままにしないことです。そうしたときこそ、チャンスが到来している時と考えて、自分の気持ちを素直に伝えることです。つまり、「なんでおかしいの？」としつこく尋ねることですね。すると、あら不思議、やっぱり笑えなかったりします。が、気にしないことです。所詮は冗談ですから。さて、それでは真面目にお答えしましょう。Avril Lavigneはカワイイです。正直言ってカワイイデス！！んが、僕自身はファンではありませんので、よく知らないのですが、「I wear the pants」というのは、I don't have to tryという曲で出て来ているようですね。この場合のpantsは、次のように使われます。あるバンドが今晩リハーサルするとします。が、ドラマーは奥さんがうるさくって、参加できないことになりました。You know I've got to pass the joint tonite.「今日の約束だけど、ムリだわ。」O, cum'on man, we can't hit a note without your beat.「何言ってんだよ！　俺らにドラムなしでリハしろってか？」Sorry, my pants is nagging me about me being out all the time for the last half year.「いやー、ウチのがうるさくってね。もう半年も家族そっちのけで飛び回ってるから。」このドラマーはアメリカ人ではありませんでした。当然僕も何を言ってるのか分からなかったので、シツコク聞きます。「パンツがうるさいって、どういうこと？」当然、答えは「ウチの家内だよ。」となります。しかし、これはAviの場合、つまり男の人を尻に敷くとは、違います。御存じのように、パンツとは下着だけをさすものではありません。ズボンも「Pants」ですが、それでは、パンツとは何を指すのでしょうか。それはこういうことです。＞＞＞西洋において、（東洋もそうですが。。。）家長は常に男性でした。聖書では、女性が男装することを禁止しています。というか、実は、女性という性別は、神から授かったものであり、これを否定することは、神の御旨を否定するもの、すなわち反逆精神と理解されていたのです。現在でも、女性がズボンを着用することを禁じている教会もあります。しかし、現実世界では、女性用のパンツスーツも販売されており、神への謀反如何は、むしろ着る人の精神的な問題として解釈されているようです。つまり、「神への謀反」としてズボンを着用するのか、それとも、そうした意向を持たずに着用するかで、ズボンを着用するという行為自体が問題ではない、とされることもあります。ある牧師さんが面白いことをおっしゃってました。「たとえば私がデパートの婦人服売り場で、小柄な私にぴったりの、女性もののパンツスーツを購入し、それを着用して町を歩いたら、それは神への謀反でしょうか？」ともあれ、かくしてズボンは、当時の家長であった、男性を象徴するものであったのです。つまり、ズボンをはく者というのは、世帯を支配する長を象徴するものだったのです。従って、このドラマーが「ウチの」をpantsといった場合、奥さんが世帯を支配しており、それには逆らうことが出来ない、つまり尻に敷かれていることを表すものです。Avrilが、Who wears the pants?　I wear the pants.と言った場合、これは自明の事実を押念して確認するもので、つまり相手に「分かったか！」と言い聞かせる言い回しです。お店で、店員の態度が気に入らなかったら、Who pays the money for your attitude? I pay for your attitude!「オマエ、俺は客だぞ！分かってるのか！！」などと言うことができるでしょう。つまり、Avrilの言い回しは、私がその世帯で（おそらくはボーイフレンドなどと一緒に住んでいるのでしょうが、）家長としての権限を認められたものである、すなわち、決定権を持っていることを言わんとするものです。訳としては、Who wears the pants?　I wear the pants.「あんた、誰が一番偉いと思ってんのよ。」みたいな感じになります。これはキリスト教的な概念なので、英語圏のみに限られた表現ではありません。先般申し上げましたが、私がこの表現に遭遇したときの例で、このドラマーは南アフリカの方でした。そんなん言われてすぐに分かるはずもありません。逆に分からなくっても気にすることはありません。ただ、実際に欧米社会で生きた会話の中でこうした表現に出くわさない限り、そのニュアンスを理解することは困難ですねー。ただし、分からなかったら、すぐに聞くことです。しかし、ネットリソースの発展した現在において、ある程度のことは調べればわかる場合もあります。翻訳者としての私の仕事は、その半分が資料調べと言っても過言ではありません。それでは次回、できるだけ近日中に、その方法の常識的なところをさらってみたいとおもいます! 

  Sep 25, 2008

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• 直訳と意訳　II

   と、言うわけで文字数制限に引っ掛かってしまった、前回の続きです。  さて、前日の日記では、and でつながれて文法的に同じ資格をもつはずの「同格」の語、句、節が、実は時間的な流れや、顕在性、重要度などを表すことがある、ということを説明しました。（うわー何かえらそー）これは、文法的に同じ資格を持つものが列挙されているからと言って、それらの順番を自由に変えることが出来ないことを示しています。たとえば、アメリカで街の中心部へと向かう電車の終着駅付近には、「park and ride」という大きな駐車場が設けてある場合が見受けられます。park (駐車場) and ride (電車に乗ること)において、park とrideは同格かもしれません。が、これをride and parkとすると、電車に乗ってから駐車するという順番になってしまいます。これはおかしいですね。駐車してから電車に乗って都心に向かうわけですから、park →rideの順番を変えることはできません。英語では、これに加え、こうした同格の語、句、節を用いる場合、もうひとつ重要な事項があります。それは、「修飾語を伴うものや、複数単語の名詞など、長いものをうしろのほうに持ってくる」というやつです。たとえば、先ほどの色の例で、青の代わりに水色を入れるとします。すると、英語的にはlight blue, red, and yellowとはならず、「修飾語を伴うものや、複数単語の名詞など、長いものをうしろのほうに持ってくる」という指針に従って、red, yellow, and light blueとする、というわけです。これは、light blue, red, and yellowといった場合、lightがblueだけではなく、ひょっとするとredとyellowにもひっかかってくるかもしれない、ということなのですが、原則として、たとえばMLAなどの書式では、修飾語は一つの名詞にかかるようにしなければならない、すなわちredとyellowもlight であれば、light blue, light red, and light yellowとしなければならないことになっています。アメリカ憲法等には、「人種、皮膚の色、宗教、性別、国籍」によって差別してはならない旨の規定が頻出します。こうした差別の基準となる事項は、なぜこの順番で並んでいるのか、という疑問も、英語に直すと、race, color, religion, sex, and/or national originとなり、「修飾語を伴うものや、複数単語の名詞など、長いものをうしろのほうに持ってくる」指針にしたがっていることがわかります。ここで、今度は日本の刑法を英語にした場合を考えてみます。あるソースによると、日英対訳版として、次のような一節がウェブに出ています。「死刑、懲役、禁錮、罰金、拘留及び科料」death penalty, imprisonment with work, imprisonment without work, fine, misdemeanor detention and petty fineこれは、「修飾語を伴うものや、複数単語の名詞など、長いものをうしろのほうに持ってくる」指針に反していますが、これは好ましくない表現といえるでしょうか？すぐにわかると思いますが、これは、これらの刑は重いものから順番に並んでますよねー？したがって、指針があるからといって、おいそれと順番を変えない方が良い、という判断からこうなっている、と考えられます。また、英語でも、この指針が適用されない場合があります。たとえば、パンとバターbread and butterという組み合わせは、英語でいう「成句」です。ここで注意が必要なのは、英語でいう成句の概念と、日本語の成句の概念には、ちと違う意味がある、ということです。日本語で言う成句とは、ある意味を表わすのに、それを直接そう表現するよりも、間接に装飾的に言った方がその内容を端的に表わすと見られる、慣用的な表現。例、突然の出現を天から降ったか地から涌(ワ)いたかと言うなど。ことわざやそれに類するものを意味する漢語的表現。例、人間万事塞翁(サイオウ)が馬二兎(ニト)を追う者は一兎をも得ずなど。となっています。ふむふむ。しかるに、英語で言う成句idiomとは、およそan expression whose meaning is not predictable from the usual meanings of its constituent elements, as kick the bucket or hang one's head, or from the general grammatical rules of a language, as the table round for the round table, and that is not a constituent of a larger expression of like characteristics. a language, dialect, or style of speaking peculiar to a given people. など、日本語の「成句」と比較すると、かなり広義の意味であり、たとえば、ある学術論文でのみ使用されている語の組み合わせもまたidiomとみなしてよいことになります。話はそれましたが、フランスパンとバターという場合、これは「修飾語を伴うものや、複数単語の名詞など、長いものをうしろのほうに持ってくる」指針で、butter and French breadとしなければならないでしょうか？まあ、指針としてはそうかもしれませんが、実際はFrench bread and butterの方が一般的です。これは、慣用的に用いられる組み合わせ以外にも、英語でいうidiomについて同様に見受けることができます。とまあ、and ひとつ取っても、かーなーりー注意が必要です。また、そもそもどこまでが直訳で、どこからが意訳なのかの線引きも難しい。。。一般に、「逐語訳」の例として挙げられているものとして、1954・55年版の口語訳聖書がありますが、前述の逐語訳の定義からすると、意訳と思われる部分もあります。たしかに、日本語の言い回しとしては、ちと不自然な表現が出てきますが、それをもってこれらの聖書を「逐語訳」とするのはどうかと。。。まあ、黙示録Revelationsなんか、英語でもちんぷんかんぷんで、意味がとらえにくいし。そもそも、教会でも黙示録を聖書に含めるかどうかでかなりもめたらしく、その時の理由が「神がワケの分かんないものを書くわけがない」ということだったらしいので、原語でも分かんなかったんだろーなー、と思います。さらに、先ほどのidiomの定義にあるように、通常ある特定の語義から推測できない表現をidiomというのであれば、それこそ通常の英和辞典なんかに出ているidiomの語義を使用した時点で「意訳」になります。だって、そもそもの語義と違う意味合いになる語群がidiomの定義なら、元の意味合いとは違うから、わかりやすく言いかえてある＝意訳してある、ってことですからねえ。ふぅ、やっぱムズカシイ。。。ホントあたま痛いなー。

  Apr 14, 2008

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• 直訳と意訳

  いやー、もう忙しすぎてダメですね。。。半年以上日記を書けませんでしたが、ついに更新です！！例によって長ーいですが、おひまでしたらどーぞ！ さて、先日、仕事で御一緒させていただいた通訳者の方に、「私は意訳が得意です。toniさんはどうですか？」という質問をされました。うーん、大変難しい質問ですね。正直なところ、答えは無いかもしれない。。。というのも、現場では両方とも必要なんですねーこれが。ちなみに直訳とか、逐語訳とか、意訳とか、わけわかんないかもしれないので、ちょっと定義を書いてみます。。。直訳、逐語訳は、諸説ありますが、英語で言う　metaphrase　のことです。meta　（～と一緒に）phrase　（フレーズ）すなわち「フレーズ通りに」というわけです。これに対して意訳は　paraphrase　のことです。すなわち、para　（変換する）phrase　（フレーズを）すなわち「フレーズを変換する」というわけです。これは、ある表現を、より分かりやすい表現に言いかえることを意味します。ちょっとまてよ。。。ってことは、「意訳」は「直訳、逐語訳」を前提としている、ってことか？いや、実にそのとーり。つまり、直訳、逐語訳がわかりやすければ、意訳の必要はないわけです。はは。これは、まさに僕のモットーそのもので、基本的に直訳。必要に応じて意訳というのを原則にしています。そんじゃあ、「直訳じゃないか！！」とか、「意訳するなよ！！」なんて喧々諤々の人たちは、なーんでそんなに怒ってるのかなぁ？というと、これはおそらく、直訳が不自然だからand/or意訳で元の意味が変わっているからです。つまり、文句を言われる場合、直訳または意訳が適切な箇所で使用されていない、あるいはそれらの技術が稚拙であることに起因します。直訳でも、十分に辞書を引いて適切な訳語を当てはめてゆくことにより、かなり自然な文章に仕上げることが可能なのに、その労を怠ったことについて苦情が来るわけです。これは、修行するよりほかに直しようがありません。うー！！まあ、もとが違う言語なので、訳すと不自然さが出る場合も往々にしてありますが、これは丹念に辞書を引きながら、より自然な表現にしなければなりません。しっかぁし、そりゃあ、誰もが自然な言い回しの文章を読みたいのは山々ですが、あてずっぽうでこれをやっちゃうと、大変なことになる場合もあります。たとえば、法律の条文。これを見た英語ネイティブの方は、おそらく不自然に感じる部分も多々あると思われます。しかし、これは所轄官庁から微細にわたり指導が行われているためで、それに従うと、直訳ロックの真骨頂「王様」も真っ青の、ものすごい「直訳」の英文が出来上がります。うへー！こうした翻訳は、所期の解釈以外の解釈が許されない場合に求められることが多いので、法律等の文書はこのスタイルでなければならないわけです。「王様」も、法律の文章も、ちょっと言い回しが不自然だけれど、決して「わかりにくい」わけではありませんよね。したがってその不自然さがドッヒャーという笑いになるとしても、不快感になったとしても、意味が通っていれば、「意訳」の必要はない、ということになります。なぜなら、意味が通じているからです。逆に、意味が通じなかったら、「意訳」が必要です。これを、「不自然だから変えちゃおーっと！」といったノリでやたらめったらいじり倒すと、実に深刻な問題が生じてしまう場合があります。身近なところで　and　という単語なんか、要注意ですね。通常、英語でandでつながれるものは、語、句、節です。（覚えておられますでしょーか。。。）これらが同じ資格を持つものとして列挙される場合、「同格」と言われます。たとえば、「会社に行く時、何線使って来るの？」：Which train do you take to commute?「山手線と、京浜東北線と、地下鉄だよ。」：I take Yamanote line, Keihin-tohoku Line and the subway.こういった場合、山手線、京浜東北線、地下鉄はそれぞれ同格であり、文中で同じ役割を担うものとして扱われます。したがって、この場合は、会社から順番に「地下鉄、山手線、京浜東北線」でも、自宅から順番に「京浜東北線、山手線、地下鉄」でも、あるいは思いつくままの順番でもオッケーなわけです。さて、会社の同僚Toniクンが、会社の帰りにこの人の家に遊びに行くとします。「どうやって行ったらいい？」：How can I get to your place?「地下鉄乗って、山手線のって、それから京浜東北線に乗るんだよ。」：You take the subway, Yamanote Line, and Keihin-tohoku Line.この場合、and　でつながれている地下鉄、山手線、京浜東北線は、この順番でなければなりませんよね。目的地にたどり着くには、この順番で電車に乗らなければならないからです。すなわち、語順が「時間的な流れ」を表しています。つまり、文法上は同じ役割をするものとして列挙されている場合でも、出てくる語順により、時間的な概念が関連してくる場合があるのです。ま、もっともこの場合には、You take the subway, Yamanote Line, and then Keihin-tohoku Line.などとして、そこに時間的な流れがあることを強調する場合も多いけど。同様に、andで連結されている同格の語、句、節の順番が、時間的な概念だけではなく、重要度、顕在性などが関連する場合もあります。こうした場合の例として「～など」という表現があります。日本語では、まず顕在する例をあげ、それだけではないことを示すものとしてこの表現が使われますが、この場合、顕在性が語順により表現されていることになります。しかるに、同じ「～など」を表現する方法として、英語にはいくつかの言い回しがあります。これも場合により使い分けるのですが、たとえば、ある自動車の売り口上で、シートの色にバリエーションがあることを伝える文章として「シートの布地の色は、青、赤、黄色等からお選び頂けます。」というのを英語で言ってみるとします。A) The upholstery is available in blue, red, yellow, etc.B) The upholstery is available in various colors including blue, red, and yellow.C) The upholstery is available in blue, red, yellow, and some other colors.上記Aでは、「等」が、etc.で表現されています。日本語の語順をそのまま生かすことのできる表現です。etcは「等」の訳語として一般的ですが、上記Aを一般の文章中で用いるのは、あまりよくない、と言われています。これは、「文末のetcを避ける」という指針があるからです。しかし、上記のように、AはB、Cと比較して短いため、広告など、スペースに限りがある場合であって、語法等がそれほど問題ではない場合に使用されます。ちなみに、etcは、ラテン語のet cetera (and the rest)すなわち、青、赤、黄色、その他の色が同格として扱われているわけですが、その他の色を青、赤、黄色などに先んじて列挙することはできません。もし、「その他の色もある」ことを強調したい場合は、上記Bを用います。色のバリエーションが豊富であることが強調されます。この場合、都合「等」が例示された色よりも前に来るわけです。including は、such as でもオッケーです。上記Cは、前述のetc. を文末に持ってこないようにする、という指針を守るための解決策となります。

  Apr 14, 2008

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• 朝5時

  いやー、やっと風邪が治りそうです。9月・10月と連続して風邪を引いてしまった。。。最近ひ弱すぎかもしれないなあ、とひしひし感じます。まあ、忙しいのも事実だけれど。一月平均6万語ぐらい訳すのが普通なのに、今月はもう6万語を越えている。このまま忙しい月末に入ると、いったいどうなることやら。。。。通訳の仕事で〇〇省の屋上に出たのがまずかったのかなぁ。。。あの日はオーストラリア〇〇庁総裁の表敬訪問だったから、アクセントの違いもあって聴きづらかったなぁ。。。でもジョークは全部外さずに訳して、一同笑いの渦だったから、まあいいか。。。でも、2個、単語が出なかった。。。出なかったこと自体が問題ではない。。。お約束のDescriptive Methodが使えなかったことが問題なのです。一つは「鉄鉱石」もう一つは「白鷺」Descriptive Methodとは、例えば英語にない概念を表す日本語をあらわすときなどの常套手段で、英語でDescriptive Methodなんて言うとかっこいいけど、早い話が、その言葉の表す内容を、別の言葉で「説明」するわけですが。。。例えば上の例で言えば、「鉄鉱石」が出てこなかったら、「鉄の原材料の石」とか、「白鷺」だったら、「白い小型フラミンゴのような鳥」とか。。。この日は、この2つ以外はDescriptive Methodが使えたけど、この2つに限っては、日本語で「『鉄鉱石』って、英語で何て言うんだっけ？」と質問されて、そのまま素直に電子辞書に手が伸びてしまったのがダメでした。。。反省。

  Oct 22, 2006

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• 例えば。。。

  昨日の日記の続きですーー例えば：ホテルのウェブサイト翻訳。食堂のランチビュッフェが自慢らしく、　　「当ホテル自慢のランチビュッフェはいかがですか？」とページ中央に大きなフォントで入っている。これを翻訳する場合、まず何をかんがえますか？文法？辞書？「え～と、『～はいかがですか？』でしょ、．．．『Would you care for ～』かなぁ。。」　　実際、リニューアルのホームページなんかに、かなりの割合で、上記のような例を発見できます。＞＞＞これを、僕が「翻訳してください」と頼まれたなら、恐れることなく「いや、目的を考えますね。」と答えることになると思います。「ランチビュッフェを試して欲しい。このページを見る人全員に出来たら試してもらいたい。」＞＞＞Try our best lunch buffet!これを大文字で入れてもらえれば、まず間違いなくクライアントの目的は達することが出来ると思われます。こうした問題は、よく言うように「状況、コンテクスト」の問題であるとも言い換えることが出来るかも知れません。しかし、僕は一歩進んで、「目的の問題である」と定義したいところです。その文章が、「何を」目的としているか？」ということを明確にする。これが、「英語による有効なステートメント」の鍵を握ると思います。まことしやかにささやかれているのは、いわゆる日本語で言う「随筆」なるものがアメリカには存在しない、ということ。これについては、ほぼ正しいと思われる部分も多いですし、かなり有効な発言であると思われます。「いや～ホントに良く観察しているなあ」と感心させられると共に、そこまで分かってるなら、これを翻訳に使わない手は無いのではないか、というわけです。ところが、「翻訳」という文章の性格上、原文への忠実性を求められることは言うまでもありません。なので、日本語の随筆を英語にする場合などは、大変困ってしまいます。自分で翻訳している内容を見て、「果たしてこれが欧米諸国の人々に伝わる文章となるのであろうか。」と思うこともしばしばです。それは、一つの文章を英語の論理にするためには、それぞれの文の配置をはじめ、文章そのものの大改造が必要となってしまうからです。そうなれば、当然翻訳ではなくなってしまいます。しかし、これが、一文一文の、文という構成単位内であれば、そこそこ効果的である場合があります。この場合では、「～はいかがですかぁ」という物腰のたおやかさの影に隠れたひそかな自信をうかがわせるのではなくて、はっきり「自信があります。～を試してください。」と、「目的に一直線」な論理を使用するわけです。まあ、日本人なら、フォントが大きい辺りで、すでにその「お勧め度」は推して知るべし、見たいな部分があるとは思われますが。。。英語で「Would you care for～」なんて大きいフォントで書いてあっても、「なにこれ？」となるのがセキのヤマです。要は、英語のAlways on the goでexciting、かつresult-orientedな論理と「味わい」「含み」「過程が大事」な論理を、うまいこと置き換えるということなのではないかと思いますが。。。注：分かりにくい場合には、以下を参考にしてください；例えば、上記「～うまいこと置き換えるということなのではないかと思います。」に対して、日本人の僕としては：「そうですよね、やっぱりむずかしいですよね。。。」なんて答えてしまいますが、アメリカ人的には、まず間違いなく:「そうか！よっしゃ、そういうことならイッチョがんばったろう！」というリアクションのほうがが受ける、ということなのですが。。。やっぱ分かりにくいかなぁ。。。

  May 21, 2006

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• いるんですよねー、わからずやさん。

  またまたものすごぉ～く久しぶりになってしまいましたが、皆様お元気でしょうか？いやぁー、景気が戻って来ているのでしょうか。死ぬほど忙しい毎日を送っております。僕のようなマイクロプレナーは、景気の荒波に揺られる小さな小舟（頭痛がイタイ）のようなもの。上がっても下がっても、大変なことには変わらないですねぇ。。。帰国して2年を過ぎて、ようやく日本の習慣に慣れつつある（頭痛がイタイ？）今日この頃、電話での応対に困ることも少なくなりました。「日本と外国で、そんなに違うことがあるんかいな？」それがあるんですよ！！まず、注文からして違う。米：「よぉ、元気でやってるかぃ！実はさぁ、何日までに一ワード〇〇セントで仕事があるんだけど、受けてもらえるかなぁ。」「オッケー、ヒマだから大丈夫だよ。チェックはいつものMBに送ってね。」で、終わり。これが、日：「どおも、いつもおせわになっておりますぅ、〇〇トランスレーションの〇〇ですがぁ、実はですねえ、先ほどメールで新規案件を送付させていただいたのですが云々（中略）おいくらぐらいでお願いできるかなぁと思いまして。。。」こんなときですね、リアクションに困るのって。　X「そうですねぇ、１ワードXX円ぐらいで。。。」　　　→「ええっ！そんなに高いんですか！！失礼しますガチャ！！」　〇「あのぉ、失礼でなければ、ご予算おいくらぐらいでお考えか伺えましたら、ご要望に沿う形でお役に立てると思うのですが。。。」　　　→「今回はカクカクシカジカデこのお値段で御願いしたいのですが、将来的にはカクカクシカジカといった感じですが、特に今回は急ぎの案件でカクカクシカジカ。。。というわけで、XX円で御願い申し上げられませんでしょうか？」詳述丁寧。最近そう思えるようになってきましたねぇ。僕自身の前フリも徐々にその長さを取り戻してきています。まあ、色んな違いがあって、初めは戸惑うことばかりだったけれども、事も無げに日々をこなせるようになった今日この頃、懐かしく思い出すのは、アメリカでの「あり得ない」翻訳ディールの数々です。仕事の合間に、独りで思い出し笑いをしてしまいますね。いつものように携帯電話に依頼の電話が掛かって来て、出先でメールをあけると、証明書１ページの翻訳依頼。かる～い気持ちで「いいよ」と返事をして早速取り掛かります。それが、今までで一番大変な案件になるとはつゆも知らずに。。。案件の内容は、指圧の「錬士」という資格の証明書。「おー、こんなのあったよね！『押せば命の泉沸く』とか言ってね！」　もうかれこれ６年、日本に帰っていなかった僕は、故郷を懐かしみながら、作業に当たり、直ぐに仕上げて提出。小遣いゲット！！などと思っておりましたが。。。２日後にクレームの電話が掛かってきます。何でも、先方が「誤訳だらけで、全く役に立たない！」と、電話で怒鳴り散らしている、との事。「そんなはずは無いだろう。。。」そう思った私は、事情を聞くことに。何でも先方の言うことには、「博士号の証明書を、別のものに翻訳している。」というクレームらしい。僕の答えは、当然、「表題に『錬士』と大きく書いてあるし、『博士』とはどこにも見当たらない。」そしたら、またもや激怒の苦情電話が掛かってきた、と翻訳会社から連絡があり、「そんなに言うなら、顧客と直接話をします。」といって、直接本人と話をすることに。電話をすると、英語がカタコト。日本人かな、と思って、日本語が話せるか聞いたら、「中国語なら話せる」―中国人かぁ。いろいろと話をしても一向に埒が明かず、偶然にもそのクライアントが近所（サマビル―ボストンから車で２０分ぐらい）に住んでいたこともあって、会って話をすることになってしまいました。「こんなちっちゃな事で、そこまですること無いよ。」と会社が止めるのを圧して、会いに行きました。家に着くと、「オー、良く来た良く来た！！」といって、電話口での怒涛の苦情が嘘のようにもてなされます。「熱烈歓迎！」と、顔に書いてありました。大広間では、クライアントの男性と、中年女性が２名。話によると、指圧の『錬士』という資格を持つのは、その２名の女性のうちの一人。聞けば、その翻訳資料を、ハーバード大学の医学部に提出して、彼女をハーバードの先生にしたい、と言うことらしい。それで、もうトクトクと「錬士」がいかに凄い資格かを語り始めます。世界に何人しかいないだの、その称号を得るには１０年以上かかるだの。。。でも、要するに、彼は「錬士」を「博士」と訳して欲しいらしく、一歩も譲りません。しまいには、その女性に、カタコトの日本語で、「あなた、ほんとに日本語しゃべれるの？」ぐらいのこといわれて、かなり頭に来ましたけれど。。。つまり、ことの真相は、「翻訳のアヤを利用して、「錬士」を「博士」と訳させて、ハーバードの医学部講師になろう」という、大変アホな計画だった、というわけです。「残念ながら、この証明書には『博士』とは書いていないけれども、『錬士』が博士号に相当するものであれば、ハーバード大学は直ぐにそれを理解するであろうし、万一理解されない場合であっても、日本の指圧学校に問い合わせれば、『錬士』が『博士』に相当する、という証明書がいただけるはずですから、何も問題ありませんよ。」僕も負けてはいません。そのあと、大変豪華な夕食をご馳走になりながらも、「落とし」に掛かられましたが、「うーん」とかいって、なんとかはぐらかしつつ、ことを穏便にまとめようとしましたが。。。「奥さんの証明書は、『博士号』ではないが、きっと認められるだろう」なんて言ったら、「うちのかみさんじゃないよ。」という。きけば、もう１人の女性の方がクライアントの奥さんで、指圧マスターは、この男性の「もと奥さん」とのこと。なかなか複雑な関係で、理解に苦しませてくれます。結局、翻訳内容は変更せず、おいしい晩御飯をご馳走になって帰ってきましたが、翻訳料はいただけませんでした。日本だと、どんなに翻訳がまずくても、「８０パーセント出しますから。」とか言って、料金を減額でいただける場合がありますが、アメリカでは、それは決してなかったですねぇ。まぁ、そんなこんなで、「清く正しいクロスカルチュラル・コミュニケーション」に燃えていたわけですよ。それに比べて、大変に丸くなってしまった今の自分に気付きはするものの、やっぱり根底に流れるものは変わっていない、と信じていたい今日この頃です。

  May 18, 2006

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• あけましておめでとう御座います！

  あけましておめでとう御座います！！今年も宜しく御願い申し上げます！！というわけで、今年も始まってしまいましたぁ！がんがん行きましょー！！と、いっても...最近翻訳・通訳が突然忙しくなってしまって...正月は実家に帰ったものの、正月返上で仕事でした。とほほ。友人のGoeffは「日本に行くんだけど、キーボードのローディーが居なくって困ってるんだ。たすけてー！！」なんてメールしてきたけど、結局何もしてやれなかったし...ゴメン。前回はJim Hallとのデュオで来日したGoeff。「今回は誰とくるのかなー」とおもったら、ナント、David Sanborn！！僕と同世代（というか、同じ歳）のGoeffですが、ジャズ系ミュージシャンとしてサクセス・ロードを行く別世界の人です。まあ、言い訳はともかく...今までは技術・法務・経営（ＩＲ等）系主体だった私の翻訳・通訳ライフに異変が起きています。東京ゲームショウの時に最大シェアを誇る某企業の海外メディアに対する通訳を依頼された（全米ネットで放送されたそうです。おーこわ...）ことをきっかけに、ゲームという、今までにない翻訳分野に足を踏み入れることになりました。これが面白い。ゲームのアニメーション部分の台詞なんかを翻訳するんですが、かなりクリエイティブです。私がまだ中高生だった頃、洋画の邦訳などを見るにつけ、「翻訳っていうのはこういう仕事なのかなー」なんて、思い描いていた内容にかなり近いです。これまで日→英の翻訳主体でしたが、殆どのゲームが英→日の依頼、というのも新しい。ヨーロッパからは「英語にしてください！」って言うのも来ますけど...今じゃ大学教授センセーの家のオヤジは、もともと物書き（といってもマスコミだけど）だったので、小さい頃から酒の肴に「漢字の書き取り」（！！）を毎晩欠かさずにやらされて来ました。が、今となっては、こんな半ば「ヘンタイ」的な親子関係を有難く思い出す今日この頃です。私は名文家でも何でも有りませんが、「日本語は難しい」「伝えるという事は難しい」ということを一応知っている、というか...それだけでも少しは心構えが違います。（このブログでは間違いだらけの大恥をさらけ出してますけど...まあ、普段ぴりぴりしてる分リラックスしてるってワケなのでご勘弁を。）難しいのは女性の台詞。もともと女心はぜ～んぜんわかんないクチだし、ホント、これを機会に大変勉強させてもらってますよ。そんなこんなで、気分はプチ戸田奈津子先生な毎日を過ごしています。皆様、今年もご指導・ご鞭撻の程を宜しく御願い致します！！

  Jan 6, 2006

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• 日米コンピュータ騒動

  これは、どっちかって言うと「日本語のお勉強日記」がテーマかもしれないけれど...逆を返せば「英語が分かれば分かるお勉強日記」なので、ま、いっか。アメリカから帰ってきて困った事の一つは、パソコンの規格の細かい違いです。といっても、自分のＰＣを持ったのは、ごく最近のはなしなのですが…まず、日本語のＯＳ。これが使えない。まずツールバーに何が書いてあるのか分からないんです。「編集」ったって、今までそんな物ツールバーで見たことありませんでしたし、ダイアログのメッセージもチンプンカンプン。「下をインストールしています」「お気に入り」って、何のこっちゃ？って感じでした。あとは、キーボードのキーの配列。これが違うと、全然タイピングのスピードが変わってしまいます。それほど配列には違いがないはずなのに、何ていうか、違いがあることを知っている、という「不安感」が、大きく結果に反映されてしまう、というか。特に括弧の位置とか、日本では８と９のシフト、アメリカでは９と０のシフトと、微妙にずれててものすごく不自由を感じます。あとはリターンキーの配置が違ってやたらとタイプミスが出てしまったり。測ってみたら、アメリカのキーボードだと７０ｗｐｍから９０ｗｐｍだったものが、日本のキーボードではなんと３０ｗｐｍから４０ｗｐｍ！！何てこった！そういえば、アメリカにいた頃、イギリスの会社の翻訳のトライアルをやらされた事がありましたが、これがIT関連のもので、それまでも、それから数年の間も、文面以外に全く日本語の入っていないコンピュータしか使用したことがない僕には、ホントさっぱりわかんなくて、大変な酷評を受けたことを思い出します。おまけにzipファイルの扱い方までテストされて…今もzipなんかやらされてるんですかねえ、これだけemailの容量が増えてdoc ファイルなんか米粒みたいなもんなのに…これも、僕は基本的にMacユーザだったから出来なかったなぁ…しかし、青二才の分際で言わしてもらうのもなんですが、やっぱ「おかしい」と感じる訳語がコンピュータの中にごろごろしてる！！これじゃ分かりにくいよ！！もちょっと何とかなると思うんだけれどなぁー...問題は、「直訳か意訳か」とか、そういう高尚なところにあるんじゃなくって、違う言語の仕様で書かれたものを、そのまま「翻訳」しようとしていることなんじゃないか、と思います。必要なのは、別の言語で書かれた「案内」であって、「案内」が「分かりにくい」というのは問題だから、きっと皆「原文に忠実に」なんて一切考えずに「分かりやすく書こう」とするはずだから。つまりは、エンドユーザの利便が目的であるべきであるところで、なぜか言語のテクニカリティが問題になってしまっている、と言うことじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。

  Jul 29, 2005

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• 大統領の通訳

  昨日はウチの妻が初来日中のウクライナのユシチェンコ大統領の通訳をしに行きました。　六日前、オファーの電話がかかってきてからと言うもの、ほんっと大変でした。ウチのは結婚→子育てですっかり自信を無くしていました。それに加えて普段家庭の会話は英語。これはアメリカ時代からそうで、日本語で話すと照れちゃうのでいまだに英語で、日本語はめったに使わないせいもあって自信をなくしてるんですね。まずそれを説得するのから始まって、身の回りの世話から子守まで…　いやあ、俺が出来れば俺が通訳やるのに…ウクライナ語という日本では希少な言語を操り、日本語もいけてしまうウチのは俺よりも仕事があります。くー。しかし、「出来る人がいない」と言うことは「大統領が困る」…これはやらなければダメでしょう…因みにウチのは、母国語であるウクライナ語・ロシア語の他に日本語・英語修士、フランス語教師と５ヶ国語を操る。悔しい…俺が片言で喋るスペイン語を入れても３カ国、高校のときに履修して今はもうすっかり忘れているフランス語を入れても４ヶ国語で、まだ負けてる…何が悔しいって、喧嘩したとき俺の分からない言葉でなにやら悪口を言われるのがサイコーに腹がたちます。どんな汚い罵声を俺に浴びせているのか…それはともかく、徹夜で迎えた当日は、ベースユニットとして家で待機して、妻が会場からＥメールで送ってくる大統領や来賓の方々の演説の内容の下書きの日本語訳または英語訳を完璧な日本語にして、万が一のために振り仮名を振って１０分以内に送り返す、と言う離れ業をやらされて、もうくたくたでした。おまけにウチのは「どうしよう」なんて泣きそうな声で電話してくるし…「いつもおれと喧嘩してるイキオイでいけよ！！」てなもんでした。それでも「ウクライナの同朋のためにがんばれ！！」という僕の説得に応じて、子育てに忙殺される中で大役に立ち向かっていった妻は立派でした。おつかれさまー！！*********************************************************************ほんっと、遅れてしまって申し訳ございませんでしたっ！！と、いうわけで、本日は再び余計なお世話ですが、他の方のブログを拝見していて発見した「直してー」という日記を私なりに直してみようと思いまーす！！ご本人には予告をしたのにしごとが忙しくなってしまって遅れてしまって申し訳ないのですが…いや、全然いけてるんですがねぇ。文法的、単語的には直すところは殆どありません。しかし「こんなんだったらもっとよくなる」と言う箇所がいくつかありますので、それを中心にやってみたいと思います！！ひとまず原文は：Please correct if you find some mistakes.The main charactor is Hugh Grant who is my favorite actor.It looks like quite an old movie.I thought this movie was a philosophical movie about what is true love, what is marriage.This movie made me think about true love and marriage, so I think this movie is a little bit boring. And the story has no unexpected story line and no over action. They are not bad. And the story has no unexpectied story line and no over action ,which isn't a bad thing.Sometimes I need to think about them.というわけで、文中で変えたほうがいいかなぁ、と思われる表現は、story line->plot　　語群を使うのではなく、そのものを表す単語がすでに存在する場合はそれを用いたほうが良いらしいので。no... and no...-> neither... nor...　　喋り言葉の表現をちょっとだけ文学的に。themはstory line and over action だと勘違いされてしまいます。代名詞は使わないとしつこすぎてダメな文章になってしまうし、使うときは要注意です。それでは、一文ずつ行ってみましょー＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞The main charactor is Hugh Grant who is my favorite actor.これはぜんぜん間違ってはいないし、このままでもおかしくはないですが、基本的に関係代名詞は「代名詞の役割を持った接続詞」なので、関係代名詞である必要性の有るとき、つまり接続詞が必要な場合に用いると言うのが基本ですね。すると文章がわかりやすくなります。この場合、The main charactor is my favorite actor, Hugh Grant.と、名詞の同格を使用すると、文章がすっきりします。ニュースや新聞なんかでは、このパターンをよく見かけますよね。It looks like quite an old movie.これは問題ないですが、時制に注意です。It looked like quite an old movie.I thought this movie was a philosophical movie about what is true love, what is marriage.これは、人によっては「間違い」と言う人もいますが、従属節前半を見てみるとthis movie was a philosophical movie about what is true love, what is marriage.となっていますが、これはとりもなおさずthis was a philosophical movieと同じ意味合いですよね。そうだとしたら、movie was a movie　と同じ単語がbe動詞の前後にあると言うのは、レトリックな表現手段として用いる他はあまりよくないといわれます。これと似ているのに、再帰同族目的語と言うのがありますが、こちらはよくみかけます。たとえばI dreamt a strenge dream last night. （昨日変な夢を見た）とか。これはI dreamt a dream. という、同じ語源を持つ動詞と、その目的語の名詞が出てくるというもので、結構目にします。また従属節全体では、about に続く二つの名詞節をand でつなぐ必要があるでしょう。つまり、this philosophical movie was about what is true love and what is marriage.とすると、きりっとしますよね。つまり、I thought this philosophical movie was about what is true love and what is marriage.ということになりますが、どうでしょうか？This movie made me think about true love and marriage, so I think this movie is a little bit boring.これも後半の時制を除けばばっちりですが、結論を一番初めに持ってきたほうがあちらさんは喜ぶようなので、また、前文で詳述していることを二度繰り返す必要が見当たらないので、I think this movie was a little bit boring to make me think about such subjects.というのはどうでしょう。また、前文もI thought this (philosophical) movieで始まっていますので、I thought this philosophical movie was about what is true love and what is marriage, and was a little bit boring to make me think about such subjects.という一文にするとしつこくなりません。また、これ以前のフラグメンタルな文章を一緒にすると、I thought this presumably old philosophical movie starred by my favorite actor, Hugh Grant was about what is true love and what is marriage, and was a little bit boring to make me think about such subjects.となります。And the story has no unexpected story line and no over action. They are not bad.か、And the story has no unexpectied story line and no over action ,which isn't a bad thing.で、最後の一文はSometimes I need to think about them.こちらは文章全体の意味を考えて、二つの文章にしたほうが賢明です。which = story has no unexpected story line and no over actionだけとなってしまうので、この表現ではI think this movie is a little bit boring to make me think about such subjects.は'bad thing' のままで、その後に来るSometimes I need to think about them.と矛盾してしまいます。つまりこんな感じになります。Moreover, the story has neither unexpected plot nor over action.However, I do not think those qualities of the movie are not bad things because sometimes I need to think about the subjects.Moreover, the story has neither unexpected plot nor over action.は、サブジェクトが一緒である前文と一緒にすることが出来ます。つまり、始めの一文がI thought this presumably old philosophical movie starred by my favorite actor, Hugh Grant was about what is true love and what is marriage, and was a little bit boring to make me think about such subjects, in addition to the fact that the story has neither unexpected plot nor over action.となります。それ以外はそのままです。それでは全体を通して見てみましょう。 I thought this presumably old philosophical movie starred by my favorite actor, Hugh Grant was about 'what is true love' and 'what is marriage,' and was a little bit boring to make me think about such subjects in addition to the fact that the story has neither unexpected plot nor over action. However, I do not think those qualities of the movie are not bad things because sometimes I need to think about the subjects.という二つの文章になります。まあ、こうなると原型をとどめていないので、「翻訳」というよりも「リライト」ですね。ただ、ネイティブにプルーフリーディングを依頼すると、このぐらいやってくる奴も結構います。ともあれ、差し出がましかったかもしれませんが、makikoga1さんの何かの参考になれば幸いです。

  Jul 21, 2005

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