最初に一言だけ、言って良いですか。
ソウタ、ようやくオフサイド・トラップを覚えたらしい...^^;
兆候は確かに、鹿戦からありました。が、鹿戦ん時はそれよりも
不安定さのほうが目についちゃってたんで(^^;)
余裕のないクリアや、マルキにずるずる引きずられて取れなかった
オフサイドの方ばかりが印象に残ってたのでね。
でも、今回のディフェンス陣はパーフェクトと言っても良い出来だったと思うし、
それはひとえに、ソウタの底上げのお陰だろう、と(^_^)v
実際、これがガンバのディフェンスですからね。
攻めの姿勢が前面に押し出された、言うなればドSディフェンス^^;
だって、気づくと智とシジ、二人してセンターライン越えてるんだもん。
広大なガンバ陣内には、遠く離れたペナルティエリア内にぽつんと
取り残されたフジのみ^^;
そうやってぎゅぎゅぎゅぅぅぅっとDFラインが押し上げるからゾーンが
コンパクトになって、敵陣内ですかさずボールを奪っては速攻を繰り返すという、
いわゆるガンバの攻撃パターンが実現されてきたわけですからね。
メンバー変わったので取り戻すのに時間はかかるだろうと思ったけれど、
ここにきて急激に収斂されたように見えるのは、
ソウタのとっても素直な姿勢(学ぶのが早い?)と、改めて大きさを示した
松代くんの存在によるところが大きいでしょう。
実際、昨日も智・ソウタ・松代くんでかなり声を掛け合っているなぁ、
という風に見えました。
黙っていても出来るようになるのも良いけれど、松代くんの言葉を借りるなら
”たった90分”なんだから、がんがん声掛け合って絶えずお互いの注意を
喚起し合ってしっかり集中を切らさないで終えるための努力をするっていうのも、
とても素晴らしいことだと思います。
人間は慣れるとどうしても手順を無意識に省いてしまったりするものだからね。
それを戒めよう、という彼の姿勢は素晴らしいと思います。
また、ガンバが強くなっていく過程で敵の攻撃陣前に無防備に晒され続けるという
経験を余儀なくされた松代くんの言葉としては、心底重みが違うかと^^;
試合が終わった後、場内を回っていく時に智と松代くんがずっと話しているのを見て、
胸がきゅうっと切なくなってしまいました。
こうやって、これからもやっていくんだよね。でも、この人達がいれば大丈夫なんだ、
そんな風に安心できた。
ガンバは、攻撃が売り。攻撃サッカーが身上。どんどん点を取ってお祭りみたいな
サッカーをやって、見ている人を楽しませる。
でもね、その一方で、やっぱりだからって負けなければ点を取られても良いって
わけじゃあない。
守備に携わる人間ならば、5点取ろうが10点取ろうが無失点で終わりたいと思うもの。
でもね、思うんですよ。点を取ろうと怒涛のように押し寄せる攻撃陣を押し返し、
跳ね返すだけでは十分ではなくて、絶対にゴールを割らせるまいぞ、と彼らが
張り詰めさせるコンセントレーションとはいかばかりのものなのか、と。
考えただけで、気が遠くなりそうです。
名だたる攻撃手たちがゴールを奪おうと押し寄せてくる波を押し留める為に、
彼らはどれほどの力で立ち向かうのか。
私にとっては、攻める人達よりも彼らのほうが、まさに戦っているように
思えるのですよ(^^)
まぁ、だからこそ無類のDF好きなのですけれどね^^;
で、智は究極。彼以上はないの、私にとっては。
(まぁ、ネスタやマルディーニ辺りは、こっそり別のポケットに隠して入れてありますが^^;)
久々にベンチ入りしてこの凄まじきゲームをピッチ・レベルで見た木村くん。
何を感じたかな?
福元やヒロキ(最近のヒロキはほぼウルトラマンだけど)も、今はたくさん
見ておいて欲しい。
この先、絶対に彼らの力が必要になるときがくるからね。準備はきっちりしておいて
貰わないと。
メンバーが多少変わってもガンバのこの美しい守備を実現できるように、なって
欲しいから...ね☆
厳しい日程だけれど、次節もナイス・ゲームを。
期待してます(^^)