初ゴール・試合の流れを引き寄せた貴重な一点。
今節の清水戦、これはぜひ現地で見たい試合でした。立ち上がり、執拗にロングボールを前線に送ってしっかりペースを掴んだ清水の勢いを、ものの10分で取り戻したガンバ。どうやってそうなったのかが、テレビじゃあ全然わかんないのでね^^;恐らくは、ロングボールを放り込めないような対策を守備陣が講じたのでしょうが、それがどんなものだったのか、とにかく見たかった。清水の後ろがボールを持った段階では、テレビでは前線は映らないから、そこで何が起きているかはわかんないからね。つくづく、残念でした、行くつもりがあっただけにね^^;さて、勢いに乗って攻め込んできたヤングエスパルスのイケイケな流れを食い止め、(ガンバにはただ守っていても勝てないから仕掛けようと思ったという健太、勇敢だ)徐々にペースを握ったガンバではありましたが、どうも今年の万博は相手チームのGKに神が降りやすいらしく^^;昨日も西部選手に結構止められた前半。そんな中、智が決めた今期初ゴールが、しっかりと流れをこちらに引き寄せたかな?などと私は思っております(^^)本人も言っていたけれど、ここまでセットプレーで得点取れてなかったし、ヤットという素晴らしいキッカーがいるのにそれは余りに勿体なく情けない。キッカーが良いから相手もかなり集中してくるとは言え、です。でも、あのゴールシーンは素晴らしく、そして美しかった。コーナーから見て智の前方でバレーが数人を引きつけ、そして、智の後方では、その場でささっと打ち合わせをしたそうですが、ルーカスとソウタがしっかりと相手DFを押さえ込み、綺麗にフリーになった智がドンぴしゃでヘッド。もう、決まるべくして決まったゴールでした。瞬間的な作戦がまんまとハマったこれは、智も言っていたけれど3人のゴールのようなもの。そういうところも、今のガンバの良いところですね☆決まった後の、眩しいほどに素晴らしかった智の笑顔も、自分一人で決めたゴールじゃない、という充実感によるものだったんじゃないかと思います。もちろん、タイミング的にも最高でしたけれどね☆きついスケジュールが続く中、何よりも勝つことが一番、選手を支えてくれると思います。そして、厳しい時、攻撃の選手だけじゃなくて守備陣も得点する、こういう流れはチームの強さに厚みとバリエーションをもたらしてくれる。こんな春先のたかだか3連勝になんて浮かれることなく、この先の遙か彼方を見据えて一つ一つの試合で結果を出すことの大切さを淡々と口にする智を見て、この人がここまで来るのにどれだけかかっただろう、なんて思いながら、ちょっとじぃーんとしてしまいました。少なくとも、ガンバに来て1,2年目の頃の彼を知っている人なら、そう思う人は少なくないんじゃないかな。もちろん、今とは全然環境は違うけれどね。智がガンバに来た頃のことを思えば、似たような境遇のヒロキや福元のことを彼がとても気に懸けているのが良くわかります。(特にヒロキはジェフだし、かなり自身のことも思い出してる節があるのでは?)ジェフでの彼の存在感は、ガンバに来た時には残念ながら微塵もなかった。彼の力が、決して足りなかったわけではなかったんです。ただ、ガンバにはツネがいた。いなくなるはずだったツネがいなくならなかった段階で、智もある程度は覚悟をしていたとは思いますが、決して心穏やかではなかったはず。それが違うチームに来て違う役割を担う、ということ。ヒロキや福元にはそれを教えてくれる智がいる。幸せなことです☆だからこそ、智のように回り道をしなくても済む分、彼らにはしっかりと強い気持ちで早々にチームの力になって貰わなくちゃ困ります(^^)いずれ劣らぬカテゴリー代表のキャプテンなんだしね^^;行く行くは、智のような揺るがない存在感を持つようになって欲しいものです。その能力を高く評価してくれる指揮官に巡り会って、智の地位は今や盤石。けれど、そこに到るまでの苦労苦悩を、彼は決して忘れないと思う。試合に出られない頃何が彼を支えていたのかは私にはわからないけれど、決して投げることなく自分に出来ることを続けてきた結果の、今だと思う。何年分かのそんなこんなが無性に思い出されて仕方の無かった、智の今期初ゴールでした☆ホント、智はねー、変わったよ。今の彼は前よりもずっとずっとステキです。男子たるもの、こんな風に年はとりたいものだね(^^)遠く離れたメルボルンでの活躍も期待してます(^^)本当はキャプテンというタイプじゃないと言いながらも、持ち前のその自他に対する厳しさで、びしっとしっかりとチームを引っ張る智。これからも、しっかりチームを支えてね☆生涯、ついていきます(^^)