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日記 [全240件]
今日は結婚のパーティーで神戸に行ってきた。 結婚するっていうのはいいことだなあ。 最近YouTubeを見てばかりいてちっとも本を読んでいない。 ずっと前に読み始めた『魔の山』が、やっと400ページまで進んだ。 なんか、だんだん『魔の山』のハンス君が他人に思えなくなってきた。 ハンス君がなんかはずかしいことをしでかすと、僕は自分が以前しでかした恥ずかしいことを思い出して、本を読みながら顔を赤くしたりしている。 講談社の懸賞に当たって、島尾敏雄の『贋学生』が送られてきた。 天金の特装版。やったぜ! 中国の「麦田守望者」というバンドのCDを買った。 DVDつきで、中国から送ってもらって、2000円ちょっと。安い。 「麦田守望者」は、"The Catcher in the Rye"の中国語訳らしい。 YouTubeで田中さんというおもしろい人を見つけた。 そろそろ楽天ブログは、そろそろやめにしようかと、そろそろ思う。
芸能山城組のコンサートには行かなかった。考えてみたらまだ今月の家賃を払っていなかった。東京に行っているどころではない。家賃は今日払いに行こう。 ひと月ほど前にやっとADSLにかえた。僕がインターネットを初めてからそろそろ十年くらいになるんだけど、ひと月前までずっとダイヤル・アップ接続でネットにつないでいたのだ。 動画も観られるようになったので、調子に乗ってyoutubeをたくさん観ている。youtubeでいろんな音楽を聴いている。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカバーとかを探しているうちにDearBananaさんをみつけた。DearBananaさんが歌う歌は、シンプルなコード・チェンジの曲ばかりなのにとても良い。 レコード会社にデモ・テープを送ろうとか思っていろいろと録音をしていたのだけれども、やめてしまった。youtubeでいろんな音楽を聴いているうちに、「こんなにすごいやつらがいるのだったら、俺はとてもかなわないな」と思うようになった。
かもがわカフェで開かれた詩の朗読会に行ってきた。 そこで出会った人たちがしゃべっている話を聞くのがすごくおもしろかった。僕が知らないおもしろいことを知っている人が世の中にはいっぱいいるんだなと、ずいぶん刺激になった。 河瀬直美の映画とか、『ショアー』というアウシュビッツの映画とか、『追悼のざわめき』という映画とか、僕の知らない映画の話が出て、僕はぜんぜん映画のことを知らないのだなと、なんだか焦るような気持ちになって、せっかくDVDが観られるようになったのだから、これから俺はもっと映画を観なくちゃいけないというか、観たいと思う。というか、僕はもっと映画館に行くべきだな。 あとは耳の聞こえないベートーベンの話とかも出て、なんか、やっぱり音楽は僕が考えているよりもずっと奥の深いものなのだなと、ちょっと自分の無知さがおっかなくなってきた。 昨日僕はネットでこの曲をみつけて、なんてきれいな曲だろう!っつって何回も聴いたんだけど、こんな単純な音楽を聴いている場合ではないのではないか、俺は。 鈴木君代さんという音楽をやっている人とも知り合いになれた。今後、鈴木さんのライブにノーバディーズがちょこっと出演させてもらうなんていうこともあるかもしれない。 この1週間のあいだに、クラシック・ギター(中古2500円)と、鍵盤ハーモニカ(4980円)と、カリンバ(1260円)を買った。中古のギターは安かったわりにとても良い音がする。
昨日あたりから芸能山城組が気になってしかたがなくて、いろいろインターネットで調べてみたら、もうすぐ芸能山城組のコンサートがあるのだということを発見した。 これは行くべきなのじゃないか、俺は。しかし東京まで行くのはお金がかかるし、しんどいなあ。でも、そんなことを言っている場合じゃないのではないか。これはやはり聴けるうちに生で聴いとくべき音楽なのじゃないかしら。 とかなんとか言っているあいだに、僕はアマゾンに『芸能山城組入門』というCDを注文してしまった。早く届かないかな。楽しみだなあ。 芸能山城組の親分が書いたというこの本も気になる。明日図書館で探してみよう。 ギターとベースとキーボードで音楽を録音するのにだんだん飽きてきて、それで木琴だとかおもちゃのピアノだとかが欲しくなって、リサイクルショップを見て回ったりしているんだけど、なかなか売っていないもんだなあ。
わっしょいハウスの『アウトドア2』を僕は4回観に行ったのだけれども、何回観てもおもしろくて、たぶん今年観た演劇の中で一番おもしろかったんじゃないかと思う。 『アウトドア2』は、浅井くんと犬飼くんがずっとアウトドアをしようという話をしているだけの演劇というかパフォーマンスで、とくに何もおこらないし、カタルシスとかも全然ないのだけれども、なぜかぐいぐいと観客を引き込む力が充満している作品で、こんなにすごい演劇というかパフォーマンスを、僕はほかに思い出せない。 とにかくすごかった。 いろいろとすごい場面が目白押しなのだけれども、僕が一番感動したのが、犬飼くんが「そういえば俺琵琶湖に行ったことあった」とかいって、小さい頃に彦根城に行った思い出話を始める場面で、この場面ががとにかくすごくて、僕はほとんど毎回鳥肌を立てながらこの場面に見入っていた。なんでこの場面が鳥肌がたつほどすごいのかということが僕にはよく分からなくて、それが分かりたくてたぶん僕は4回この作品を観たんじゃないかしらと思う。 それで、4回観ていろいろ考えてみたんだけど、たぶん僕はあの場面で犬飼くんが生きてきた時間の厚さに触れて、それに感動したのじゃないかしらと、今は考えている。 『アウトドア2』には、二人がそれぞれ自分の思い出を話すという場面がいっぱいあって、その、自分の思い出を話している人をずっと見続けているうちに、ふと、観客は、そこにいる俳優が、ただ今ここにいるだけじゃなくて、彼らが二十何年か通り抜けてきた時間を持ちながら今ここにいるのだ、ということに、はっと気づく。そのはっと気づくのが、犬飼くんが彦根城に行ったことを思い出す場面だったのじゃないかと思う。 あの場面で、犬飼くんがじっと何かを思い出そうとするような眼をするのだけれども、そういう眼でじっと空中を眺めている人をみることで、その人がたどってきた時間がぐわっと立ち上がって、そうすると、犬飼くんが生きてきた時間の厚さが、ぐいぐいとこちらに押し寄せてくるようで、そのぶ厚い時間の存在に圧倒される。過去の時間というものは、二十年生きた人には二十年分ぎっしりと一秒もはぶかずにびっしりと二十年の時間があったわけで、そのぎっしりと分厚い時間を人は引きずりながら今を生きているのだという事実が、あの瞬間にどどーんと僕に飛びかかって来て、それに僕は感動していたのじゃないかと思う。 いや、でも、それはこじつけかもしれない。良く考えてみるとやっぱりなぜあの場面がすごいのかということを、僕はきちんと言葉にすることができない。できないけれども、やっぱり何か時間に関係しているのだろうとは思う。 『アウトドア2』は時間を見せる演劇なのだと思う。 『アウトドア2』を観ている観客は、今ここで演技をしている二人の俳優を観ているんだけども、じつは「今ここ」という点の時間じゃなくて、二人が二十何年か引きずって来た時間の厚さを観ているのじゃないかしら。『アウトドア2』は、時間という目に見えないものを見せてくれる作品だったのじゃないかと僕は思っていて、そんなものすごい作品をつくっている人は、京都で演劇をつくっている人のうちには、わっしょいハウスしかいないのじゃないかと思う。演劇をつくる人のうちで、物語とか、人の内面とかを観客にみせようと考えている人は京都にいっぱいいるけれども、時間を見せる演劇をつくっているのはたぶんわっしょいハウスだけだ。 彦根城のところがすごいと書いたけれども、彦根城のところ以外でも、『アウトドア2』には、過去の時間が立ち上がって来る瞬間がいっぱいあって、そういう瞬間がぼこぼこと数珠繋ぎに押し寄せてくる。 浅井くんがときどき、過去の自分を再現するところがある。釣りざおを折ってしまったときの再現とか、熱が出て温泉に行けなかったときの再現とか。そういう場面がまたすごくて、ほとんどそこに過去の時間が出現したみたいな錯覚を起こす寸前くらいな気持ちに僕はなって、今の時間と過去の時間が二重に見えるようで、ぐらぐらと時間が揺すぶられるようで、そんなふうにぐらぐらと時間を揺すぶるみたいな感覚を起こさせる演劇を僕はやっぱり他に観たことがなくて、ただただ「すげえ」とうなるしかない。 まだまだ『アウトドア2』のおもしろいところはいっぱいあるんだけど、僕はやっぱりそれを全部言葉にはできないし、あんまりほめすぎるとわっしょいハウスの二人もやりにくくなっちゃうかもしれないので、『アウトドア2』のおもしろさを語るのは、このへんでやめる。このへんでやめて風呂に入って寝ることにする。 |一覧| |