クルーズ船 救命ボート
クルーズ船に乗ると、出航する前に避難訓練することが義務付けられている(2012年国際海事法改定)。ジュエル号の7階デッキの両側にプロムナードでは、ウォーキング、ゲーム、休息・喫煙ができる。このプロムナードの上を見上げると、ボートのスクリューを見かける。 1周610mのプロムナードを歩くと、テンダーボート、救命カプセルなどの避難・救命設備を確認できる。テンダーボートは、寄港地する街によって接岸が出来ない場合、連絡ボートになる。2タイプあるのは、連絡用と救命用で使い分けているのか・・。一般的にテンダーボートの定員は120名。 ジュエル号の乗船規模は、乗客2,376名+乗組員1,069名で計3,445名とされる。一方、救命機材として、救命ボート(テンダーボート)20隻、救命イカダ6個、脱出シュート2箇所を見かけた。ほかに設置されているかも知れないが、乗組員の大半は、テンダーボートに乗れないように思える・・。 海難事故例として、映画「タイタニック」や2014年の「セウォール号沈没」が頭をよぎる。ジュエル号9.3万トンの1/14規模のセウォール号。不運な要因が重なり、約300名の命を奪った「セウォール号事件」。それから5年の歳月が過ぎた・・。写真-1 ジュエル号の救命機材配備状況。写真-2 7階デッキ・プロムナードと救命ボート。写真-3 テンダーボート底と固定状況。写真-4 救命イカダ。収納カプセルと膨張した救命イカダ。写真-5 脱出シュートと図解パネル。