奥能登 白米の千枚田
日本海に向かってなだれ落ちるような棚田がある。奥能登の白米千枚田(しろよねせんまいだ)である。海に面した斜面に1,004枚におよぶ棚田だ。訪れた日、棚田の稲刈りは終わっていた。 白米千枚田は、輪島市から国道249号線を東へ10kmのところ。年間2万円の「オーナー制度」を利用して、維持管理に充当しているようだ。約1.8ヘクタールの棚田からは、2.6石ほどの収穫があるという。昔の成人2.6人が1年間食べる量・・。 この千枚田に小泉元総理が2006年訪れて、「絶景だよ、絶景」と讃えた。その7年後に、小泉進次郎氏も訪れて、「まさしく、絶景」と讃えたという。親子二代で観光宣伝した。2001年に「国の名勝」指定、2011年に世界農業遺産に登録された。 収穫の終えた棚田を使用して10月中旬から、畦がアートになる。2万1千個のソーラーLEDが設置され、毎晩イルミネーションを楽しめるという。奥能登に幻想的な「あぜのきらめき」が出現する。千枚田ポケットパークで、四季のポストカードを購入する。写真-1 世界農業遺産の白米千枚田。写真-2 稲の取り入れが終わった棚田の風景。写真-3 海岸近くまで棚田がある。「潮風米」・・。写真-4 棚田と青い日本海。写真-5 左奥にポケットパークと展望台が見える。写真-6 四季の白米千枚田ポストカードより。