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神護寺伝源頼朝像の真実を探る

神護寺伝源頼朝像の真実を探る

神護寺画像写真

伝源頼朝像 改め 足利直義像
足利直義の肖像は他に1点も残されていません。兄である尊氏の肖像が中世の武人としては異例なほど多く残されていることを考えると不思議です。もしかすると長く頼朝像とされていた事が幸いして唯一残された直義像となったのかも知れません。
伝平重盛像 改め 足利尊氏像
この像は残念ながら欠損があり、そのために表情がうかがいにくくありますが、それても辛うじて等持院や安国寺の木像と共通する垂れ目で団子鼻、厚い唇の面貌であることはわかります。また、上畳や足先をすべて欠損しています。これを伝藤原光能像を参考に想像復元した画像が「対の肖像画」のページにありますので宜しければご覧下さい。
対の肖像画

伝藤原光能像 改め 足利義詮像
この像は明暦2(1656)年の「神護寺霊宝目録」では桜町中納言(藤原成範)御影と書かれています。神護寺では明治に入ってもこの像を藤原成範像としていたようです。

神護寺 足利義持像(室町幕府4代将軍)      
応永21(1414)年の賛をもつ寿像
この像は「神護寺霊宝目録」では鹿苑院(足利義満)御影と書かれています。
ちなみに等持院の木像についても、義満像と義持像は入れ替わっているのでは?との説があるとか。注視していきたいと思います。

等持院室町将軍木像についての新事実?



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