チベット・青蔵鉄道の旅6
チベット・青蔵鉄道の旅6日目の今日は、午前が、タントゥク寺(1400年前、吐蕃王国のソンツェン・ガンポ王が建立した)、ユムブ・ラカン(紀元前一世紀、チベット初代の王ニャティツェンポが建てたとされる)、午後がサムイエ寺です。タントゥク寺は、バター臭かった。チベットのお寺は、どこも灯明の油にバター(主にヤクのバター)を使っているので、バタ臭いのですが、タントゥク寺のある部屋は、+酒で発酵した臭いで、一番バター臭かったです。バタ臭いというと、西洋かぶれの代名詞みたいですが、本当にバタ臭いのはチベットだよ、とこの旅行を通して、思ったのでした。それから、ユムブ・ラカンへ向かう途中、ガイドさんがバスを停めて交渉成立、チベット族の民家訪問へ。訪ねたお宅は、2階建てで、家具調度もなかなか立派な物で、裕福そうな感じでした。ちなみに、左下の写真は、お菓子で出来ています。お正月に作って一年中飾っておくのだそうです。テレビ、冷蔵庫、電子レンジ完備でした。ユムブ・ラカンは、小高い丘の上にあり、見晴らしが良かったです。上りがキツイ方は、馬やヤクやらくだなどに、乗って上れるサービスもありました。怪我したくなかったので乗らなかったけれど(^^;、体験で乗ってみても良かったかな~。昼食はいったん、ツェダンの街に戻って(食事を取ろうと思ったら、街へ戻るしかないみたい、この辺りは)、それから、午後のサムイエ寺へ向かいました。サムイエ寺への道は、途中から舗装のない砂丘の間の道を長く長く走る道でした。私は、その日は、バスの一番前の席にいたので、道の段差などもドライバーと一緒に見ながら気持ちの準備が出来たので、比較的楽だったのですが、後の皆さんは、いきなりバウンドしたり、と大変だったそうです。サムイエ寺は、上から見ると、曼荼羅の模様になるように配置されている建築的に貴重な建物群なのだそうですが、残念ながら、上から見る機会はなく、その平面上を往き来したので、その様子は見ることは出来ませんでした。帰り道も、上の写真のごとく、(順に)砂丘を乗り越え、タルチョ(お経を書いた旗)のはためく峠を通り、溢れる水を乗り越え、羊の群れに行く手を遮られ、という道中でした。