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拝大五郎

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Jul 26, 2009
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カテゴリ:バイク
今日のツイてる
1.有酸素運動45分
2.メルマガが早く執筆できた
3.久々に天気が良かったね
4.『ワルキューレ』鑑賞
5.裏成田に行ったが警官が友好的な対応をしてくれた

裏成田と言っても、裏原宿のような意味合いではありません。お若い方はご存知ないかもしれないのですが、成田空港のある地域は、土地収用にあたって地元農民と紛争があったのです。

成田空港の場所には、御料牧場という国の土地があったから候補地になったのですけど、この御料牧場は空港の敷地の4割しかなかったんですね。にも関わらず、政府は地元から合意を得るどころか事前説明すら怠り、代替地すら用意せずに札束で頬をはるような交渉をしたため、地元住民の猛反発を招いたのです。1966年のことでした。

そして1971年、反対派の土地に対して、千葉県による第二次行政代執行が行われた際に、警察部隊と空港反対派との衝突で、警察官3名が亡くなりました。

ちなみにこの時に逮捕された人たちには誰一人として実刑判決はくだってません。裁判所が警察のメンツを立てただけのえん罪事件とも言われています。

しかし、執行猶予とは言え、えん罪(と本人が主張している)で前科がつけられた地主さんや、滑走路が伸びる(B滑走路にこの東峰地区がありため大型機が離着陸できる長さが確保できない。そのため国は買収をあきらめて北側に滑走路を伸ばすことを決定した。しかし円卓会議では、成田問題は話し合いで解決するとした合意に反すると住民側は主張している)ことで騒音被害が増える人たちを中心に、いまだに闘争は続いているのです。

今回は、そんな暗い歴史がある、成田空港の中にあるんだけど、空港の敷地ではない土地を訪ねてみました。
ドイツのテレビ局が今年放送した番組です。

最初に訪ねたのは南側の誘導路の真ん中に一軒の家が建っている場所です。木の根地区です。誘導路の下を潜るトンネルをぬけると警備員が詰める小屋とその前をぬける急な坂道があり、その先に一軒家が建っています。警備員に撮影の許可を得ようとしましたが、NGとのことでした。ですのでGoogle Arthで探してみました。
木の根ペンション

続いて向かったのは現在も闘争が続いている東峰地区です。

機動隊
この地区を通る道には今も機動隊が常駐しています。

空港内の飛び地
この写真を見れば、ここが空港内の飛び地である事がわかると思います。

東峰地区の民家
このように民家も塀の中に押し込められ、さらに道路側から目隠しのように塀が立てられています。

そしてこの先の三叉路を曲がった先に、B滑走路の端っこに食い込むように、闘争を戦い続けた人々の象徴である神社、「東峰神社」があります。

東峰神社への参道
神社に行くためだけの道ですので、ギリギリまでフェンスが迫っています。

東峰神社への参道
ぐるっと道がカーブしている先に神社が見えて来ます。

東峰神社
完全に行き止まり、神社の周りはぐるっと白い壁で囲まれています。

通報した警備員
所々、穴あきフェンスがあり、空港側がみえますが、そこは巡回路になっていて警備員が巡回しているようです。写真を撮っていたら、警察の方がこられて職務質問されました。どうやら、この警備員が通報したようです。しかし、ここは先ほども書いたように、殉職した警察官がいた土地。そして闘争に悩み自ら命を絶った地元反対派の青年がいた土地でもあります。さらにこの神社を巡って、空港側と住民との一触即発の対立があったのが、ついこの前の2002年です。この土地の特殊性を考えれば、職務で巡回されている警察官に職務質問されても仕方ないでしょう。実際、時々撮影に来られる方もいるようで、こちらが好意的に接すると先方もいろいろと教えてくれました。

東峰神社
このフェンスのすぐ向う約10mの所に滑走路の終端があります。警察官の方の話によると今日は風向きがわるく、離陸につかわれているようです。着陸時にはなるべく長く走れるように手前に降りるので、神社のすぐ上を飛行機が飛ぶそうですが、離陸時には一気に上昇するので、神社の上を飛んでいる写真は撮れないようです(リンク先は“Fly Out NRT Airport”様)

東峰神社
1時間粘って、やっと撮れたのがこの写真。逆光だし、機会を改めてくるしかないですね。

最後まで読んでくださったあなたに、全ての良き事が雪崩のごとく起きます。





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Last updated  Jul 26, 2009 11:28:03 AM
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