"アベノミクス"の真価として、これからの具体的政策が問われる
日銀は22日の金融政策決定会合で、2%の物価目標の導入に踏み切った。ところが市場は織り込み済みであった。安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」の柱である大胆な金融政策が本格的に動き出したが、脱デフレの実現には、規制緩和や構造改革などの成長戦略を着実に進められるかが鍵となる。
日本国内に変なウイルスが蔓延している。グローバル化と社員をコストとして考える米国経営者たちの考え方である。それは人間として普通に考えると、ブラックアイデアであることが分かる。米国系ハゲタカファンドが日本の株式や国債や会社や不動産や技術を虎視耽々と狙いを定めていることを日本国は政策立案でも法規制でも承知しておかなければならない。
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安倍政権は、平成24年度補正予算と新年度予算で、アベノミクスで掲げる3本の矢のひとつである「機動的な財政出動」に積極的な姿勢を提示。日銀が2%の物価目標導入を決めたことで、2本目の矢「大胆な金融政策」が放たれた。
安倍政権は、日銀による「大胆な金融政策」をアベノミクスの「本丸」と位置づける節がある。日本経済が長期間、デフレから脱却できないのは、消極的な金融政策が原因で、日銀を改革すれば道が開けると考えたからだ。
デフレで停滞した経済を回復させるために、適正なインフレへの回帰を図る「リフレ政策」を目指す有識者は、これまでも政権中枢に物価目標の導入を働きかけてきた。
しかし、デフレからのインフレ誘導には「インフレが制御できなくなる恐れ」(日銀幹部)がつきまとうため、慎重になる政治家が多かった。
昨年の衆院選前から安倍首相に物価目標の導入を進言していたある知識人は「データを示し、丁寧に説明したら安倍首相は真剣に耳を傾けていた。大物政治家で物価目標を理解した初めての人」と評価する。
これまでのところ、金融市場は円安株高に反応しているが、今後も安倍政権への"追い風"が続くかどうかは未知数だ。市場は、3本目の矢である「成長戦略」の実行力を注目する。エネルギーや医療など成長が期待される分野での規制緩和は不可欠だが、小泉改革でも抵抗勢力はしたたかで打たれ強かった。日銀のように正面突破だけでは崩しきれない。アベノミクスの真価が問われるのはこれからだ。(小島清利)
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被災地復興のため民間の工場誘致、地元商業優先のモールなどを企画運営させること。被災者救済、街のインフラと施設復興を急ぐこと。被災者にとって家と仕事がなければ生活の再建は無理。憂慮すべきは統治機構と戦後似非保守主義。保守とか革新とかという時代は終焉した。小生は右でも左でもない。米中のようなナショナリズムでもない。よくよく考えた政策で日本国民の暮らしの安心・安全を願っています。誤解を恐れずに箴言しますが、元祖は秦の始皇帝がとった戦略の『富国強兵』による多角的平和の独自の外交こそが、地域と家族と出生率の向上こそ『日本主義』政治なのです。
■永田町語録■
(15日)
▽立場が変わる
脇雅史自民党参院国対委員長 参院は全く同じメンバーで与野党が代わる。それぞれの立場が変わることを踏まえた上で、誠意を持って対応することがより重要になる。(記者会見で)
▽消化不良
渡辺喜美みんなの党代表 公共事業の大盤振る舞いの結果、消化不良になる可能性がある。天下り法人に資金が滞留し、無駄遣いの温床が拡張しないようチェックしないといけない。(緊急経済対策に関し党役員会で)
(16日)
▽もう1年ぐらい
石破茂自民党幹事長 1カ月どころか、もう1年ぐらい過ぎたような実感がしている。それだけやらなければならないことも多い。(政権復帰について経団連幹部との会合で)
▽しっかり精査
大島敦民主党政調会長代理 私たちが政権にいたときは、抑制的に厳しく、費用対効果を見ながら予算を組んだ。内容はしっかり精査することになる。(平成24年度補正予算案について記者団に)
(23日)
▽お金というのは置物じゃない使わないと価値がない
麻生太郎副総理兼財務相 「お金と云うのは置き物じゃない税制大綱会議で消費税地ならしによって参議院選を意識したばら撒きにしてはいけないよくよく考えないと解決しない」。(税制改正について持論を展開)
▽ロケットスタートが暴走に変わらないようチェックしていく
海江田万里・民主党代表 「安倍政権はロケットスタートということで、かなり忙しく色んなところを飛んで回っている。会議体もたくさんつくった。ただ、ロケットスタートは良いが、向かっていく方向がどういうことなのか、いま一つ分からない。ロケットスタートが暴走に変わらないよう、私どもはチェックをしていきたい」 (党本部での記者会見で)
▽私は私のやり方を変えるつもりはない
「まあ、私のやり方は私のやり方なので、それについて、色んな方がご意見あるのは自由だが、私は私のやり方を変えるつもりはない」(党本部での記者会見で)
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