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カテゴリ:病気と予防
糖尿病と痛み − 糖尿病性神経障害に伴う疼痛 ~その痛み、糖尿病のせいかも?自分は遺伝性になります。兄も肥満じゃないのに、この病です。ご自身やご家族の症状について、心配や疑問を持たれた場合には、ご自分で判断されずにお医者さんにご相談ください。 糖尿病性神経障害に伴う疼痛とは?糖尿病によって足や手など身体の末端の神経がダメージを受けることで起こる「痛み」のことを「糖尿病性神経障害に伴う疼痛」といいます。 糖尿病性神経障害はどうして起こるの?糖尿病により血糖値の高い状態が続くと、全身の血管はダメージを受け、静かに合併症が進行していきます。その合併症のなかでもっともよく起こるのが、「痛み」をはじめとした感覚異常を引き起こす神経障害です*1。 *1 厚生労働省:平成14年度糖尿病実態調査報告 足の痛みと手の痛み糖尿病性神経障害に伴う疼痛は、足の先や足の裏の「痛み」や「しびれ」などの不快感からはじまります*1。手の指の症状は、初期には無症状のことが多く、進行すると感覚異常があらわれます*1。これらの痛みや感覚異常は、特に足に強く感じられることが多く、日常生活に支障を来すほどの強い痛みになることもあります*2。 *1 安田 斎:Diabetes Frontier, 2009, 20(1), 34 何もしないと、症状はどんどん進行します糖尿病による神経障害は自然に治ることはありません。 * 日本糖尿病学会編:科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン 2010, pp. 103-114 主治医または糖尿病専門医に相談してみましょう糖尿病になってから10年程経った患者さんの半数近くは神経障害を伴うといわれています*。初期の段階で症状に気づき、適切な治療を受けることは、進行を抑えるためのもっとも大切な一歩です。「血糖コントロールがうまくいっていないことを先生に怒られるのでは」などと心配せずに、一度病院で診てもらいましょう。 *日本糖尿病対策推進会議の調査(2006~2007年)より 関連サイト - 知っておきたい 糖尿病と痛み「糖尿病性神経障害に伴う疼痛」の症状、治療に関する詳細情報を掲載しております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.30 09:17:08
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